Weekly AWS アップデート情報 - 2023/05/30~Amazon Aurora PostgreSQLで読み取り可用性が向上～

データベース

•  Aurora MySQL で新しく強化されたbinlog(バイナリログ)をサポート
  Amazon Aurora MySQL-Compatible Editionで新しい強化バイナリログ（binlog）がサポートされました。このバイナリログは、ネイティブのMySQL binlogを有効にすることによって引き起こされるコンピューティングパフォーマンスオーバーヘッドを最大50％から最大13％に減らすとともに、データベースの復旧時間を最大99％短縮します。

• Amazon RDS for PostgreSQLが Rustをサポート
  Amazon RDS for PostgreSQLは、新しい手続き型言語としてRustをサポートするようになりました。メモリの安全性を実現しながら、計算量の多いデータ処理に対応した高性能なユーザ定義関数を構築できるようになりました。

• Amazon Aurora PostgreSQL でリードレプリカの可用性が向上
  Amazon Aurora PostgreSQLでライターノードの再起動中にもリーダーノードが読み取りリクエストを処理できるようになりました。これにより、クラスタ内の読み取り可用性が向上します。

• Amazon RDS Database Preview EnvironmenrでPostgreSQL 16 Beta 1が利用可能に
  Amazon RDS Database Preview EnvironmentでPostgreSQL 16のベータ版を利用できるようになりました。PostgreSQL 16のアップデートには、論理レプリケーションの機能拡張や、クエリタイプのパラレリズムのサポート強化などが含まれています。

分析

•  Amazon Athenaのデータソースコネクタの新バージョンがリリース
  Amazon Athenaのデータソースコネクタが更新され、Amazon S3に存在しないデータをクエリする際のパフォーマンスが改善され、コストを削減できるようになりました。

機械学習

• Amazon SageMaker JumpStart でドメイン適応による基盤モデルの微調整をサポート
  Amazon SageMaker JumpStartでドメイン固有のデータセット上の大規模言語モデルをファインチューニングする機能をサポートするようになりました。GPT-J 6BやGPT-J 6B FP16といった基盤モデルを、用途にあわせて微調整することができます。

その他

•  Amazon Connect Contact Lens がテーマ検出をサポート
  Amazon Connect Contact Lensに顧客問い合わせのテーマを機械学習によってグループ化する機能が追加されました。これにより、コンタクトセンターのオペレーション改善や音声自動応答の最適化に活用することができます。

• AWS Elemental MediaPackageが Low-Latency HLSをサポート
  AWS Elemental MediaPackageが、Low-Latency HTTP Live Streaming (LL-HLS)フォーマットでのメディアストリームのパッケージングをサポートするようになり、メディアライブまたはEemental Live v2.25.0と組みあわせて使用できるようになりました。

• AWS Amplify でSwift および Android 用の Authenticator UI ライブラリが追加
  AWS Amplifyで、SwiftとAndroid向けのAuthenticator UIコンポーネントが追加されました。このUIコンポーネントは、ユーザエクスペリエンスをSwiftとAndroidプラットフォームにあわせてカスタマイズできるように、ネイティブのSwiftUIとAndroid Jetpack Composeコンポーネントを使用して構築されています。

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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