BIツール初心者が Looker を触ってみて感じた4つのスゴいところ

2024年7月23日掲載

Weekly Google Cloud アップデート情報

私は約半年前より GCP に関連する業務をしており、普段は生成AIの検証業務や資料作成の業務をしており、BIツールにほとんど触れたことがありませんでした。

今回は、そんなBIツール初心者である私が実際に Looker を触ってみて感じたことを紹介していきます。

目次

Looker について

Looker は、Google Cloud が提供する「データプラットフォーム」です。

集計前のデータ定義の作成、データの集計、ダッシュボードやレポートといったデータの可視化までの一連のデータ分析プロセスをカバーする機能を備えています。

Looker についてさらに詳しい紹介は、ソフトバンクのテックブログ「データプラットフォーム「Looker」 の機能紹介」で紹介してありますので、ご確認ください。

それでは、私が Looker を触ってみて感じたことを4点紹介いたします!

その1:ダッシュボードの作成が直観的で簡単!

まず1つ目は、ダッシュボードの作成に専門的な知識を必要とせず、簡単!ということです。

試しに簡単なダッシュボードを作成してみましょう。
※ダッシュボード作成手順の詳細は省略します。詳細は公式サイトをご確認ください。
※使用しているデータはダミーの購入情報や店舗・顧客情報を含むサンプルデータです。

以下の画面が実際にデータを扱って表などを作成する画面になります。

今回は店舗ごとの売上の表を作成してみましょう。

以下画像のように、使用するデータ、表の種類を選択し[実行]をクリックします。


これだけで、表が作成されます!


次は[保存]をクリックするだけでダッシュボードに作成した表を追加できます。

コードを書く必要もなく、すごく簡単で感動しました!

これなら、SQL コードを書くのが苦手だったり BI ツールが初めての方でも安心してダッシュボードが作成できるのではと思います!

その2:フィルタ機能で必要な情報を簡単に見つけられる!

次に、必要な情報を簡単に見つけることができるということです。

Looker にはフィルタ機能というものがあり、このフィルタ機能を利用すれば簡単にダッシュボード内で情報を絞り込むことができます

先ほど作成したダッシュボードにフィルタ機能を追加してみました。

店舗ID:A-06で情報を絞ってみましょう。

これで情報を店舗ID:A-06の情報だけに絞ることができました!

フィルタ機能はダッシュボード内にある表、グラフの全てに反映されるので、様々な場面で活用ができそうです!

その3:コードを書くことで高度な設定が可能に!

3つ目は LookML を利用することで、ダッシュボードに様々な設定などを追加することができるということです。

LookMLとは Looker で使用されるモデリング言語です。

詳細は「データプラットフォーム「Looker」の機能紹介」をご確認ください。

LookMLの例)

上記のような例の他にも沢山の設定をすることができ、ダッシュボード作成の幅が広がります。

しかし、コードを触る必要があるので、使いこなすには若干の勉強が必要です。私は社内の先輩から1時間程度のレクチャーをもらうことである程度自分で調べて書くことができるようになりました!また、LookMLは独自の言語ですが、SQLと似ているためSQLの知識があると扱いやすいです。

その4:Vertex AI と連携して表の生成が可能!

最後に Looker では Vertex AI と連携して自然言語でグラフを作成することができるということです!

この機能を詳しく紹介している「【Looker x Gen AI】Explore Assistant で始める自然言語データ探索」という記事がありますので興味のある方は是非ご覧ください!

ここでは画像例だけ紹介します。

まとめ

今回は BI ツール初心者の私が Looker を初めて触って感じた、4つのスゴいところをまとめました。

  • その1:ダッシュボードの作成が直観的で簡単!
  • その2:フィルタ機能で必要な情報を簡単に見つけられる!
  • その3:コードを書くことで高度な設定が可能に!
  • その4:Vertex AI と連携して表の生成が可能!

私が一番強く感じていることは、「ダッシュボードを簡単に作ることが可能、LookMLでコードを数行書くだけで一つのダッシュボードをセキュアに共通利用することができる!」ということでした。

LookMLなど勉強が必要な部分もありますが、初心者でも十分なデータの可視化、分析ができると思います!

BI ツールご検討中の方、今のBI ツールに課題を感じている方、いかがでしょうか。

Google Cloud Next Tokyo'24 に最上位スポンサーとして出展します!

SoftBank は Google Cloud Next Tokyo'24 に最上位スポンサーとして出展します

8/1-8/2にパシフィコ横浜ノースにて開催される Google 主催イベント、Google Cloud Next Tokyo'24 に最上位スポンサーとして出展いたします!

「生成 AI」をテーマにソフトバンクが実践している組織全体へ生成AIカルチャーを定着化させる取組みや、生成AI時代の快適なクラウド環境を実現するために必要な、高速・安定した通信、柔軟なネットワーク構成、セキュリティ対策まで、ソフトバンクの Google ソリューションの活用事例をご紹介します。

Google Cloud Next Tokyo ’24
2024年8月1日(木)~8月2日(金) 10時~17時30分(展示ブースは11時30分から)
パシフィコ横浜ノース 臨場開催 (地図
無料(全来場者登録入場制)
※入場にはオンラインでの事前登録が必要です。

詳細・ご登録は 公式サイト からお願いします。申し込みの際は以下の招待コードを入力ください。
招待コード:FY24nx_pt031

ソフトバンクブース内では、Looker をテーマにしたミニセッションやデモをご案内しています。
ブースでお待ちしております!

Vertex AI DIYプランについて

Vertex AI Search を使って社内文書を検索する生成 AI を構築してみませんか?
ソフトバンクのエンジニアが構築をサポートします。

Vertex AI DIY プランでは、以下の3つのことをご体験いただけます。
詳細は、関連サービスにある「Vertex AI DIYプラン」をご確認ください。

SoftBank Vertex AI Search DIYプランのご紹介

関連サービス

Vertex AI Search を使って社内文書を検索する生成AIを構築してみませんか?
ソフトバンクのエンジニアが構築をサポートします。
Google の生成AIの導入を考えている方はもちろん、どのようなものか確認したいという方でもご活用いただけます。

Google サービスを支える、信頼性に富んだクラウドサービスです。お客さまのニーズにあわせて利用可能なコンピューティングサービスに始まり、データから価値を導き出す情報分析や、最先端の機械学習技術が搭載されています。

MSP(Managed Service Provider)サービスは、お客さまのパブリッククラウドの導入から運用までをトータルでご提供するマネージドサービスです。

おすすめの記事

条件に該当するページがございません