Weekly Alibaba Cloud アップデート情報 - 2025/4/11

みなさん、こんにちは。クラウドエンジニアの四役です。

今週もAlibaba Cloudのプロダクトアップデート情報をお届けしたいと思います。

2025年3月27日から2025年4月2日にAlibaba Cloudのオフィシャルサイトで公開された主なアップデート情報を紹介します。

ネットワークとCDN

• Server Load Balancer(SLB)：2025年2月リリース
  
  2025年2月リリースが以下の通りアナウンスされました。詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
  
  
  • ALBインスタンスのアップグレード
    アップグレードされたALBインスタンスはIPモードを区別しなくなり、代わりに仮想IPをグローバルに自動スケーリングされるようになりました。これにより、アップグレード後に各ALBは最大100万QPSを処理できるようになります。アップグレードの詳細、およびアップグレード後の追加機能については公式ドキュメントをご参照ください。
    
    
  • Classic Load Balancer(CLB)の利用可能なリージョンの追加
    新規にメキシコリージョンでご利用いただけるようになりました。

データベース

• Tair (Redis® OSS-Compatible)：プレエビクション機能のサポート
  
  DRAMベースのインスタンスでプレエビクション機能がサポートされました。この機能はインスタンスのメモリが不足した際に、エビクションポリシーと併せてご利用いただくことで、インスタンスのパフォーマンス低下のリスクを回避できます。ご利用いただけるインスタンスのバージョンなど詳細については公式ドキュメントをご確認ください。
  
  
• ApsaraDB RDS for SQL Server ：2025年3月リリース
  
  2025年3月リリースが以下の通りアナウンスされました。詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
  
  
  • 「rds_slow_log_threshold」パラメータのサポート
    本パラメータで指定した閾値よりも長い期間実行されるクエリについてログに出力するための新規パラメータが追加されました。このパラメータにより、パフォーマンスのボトルネックの原因を迅速に特定できます。
     
• ApsaraDB for MongoDB：2025年3月リリース
  
  2025年3月リリースが以下の通りアナウンスされました。詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
  
  
  • シャードクラスターで一括の設定変更をサポート
    シャードクラスターの各ノードにおいて、設定変更をノード間で同期する機能がサポートされました。これにより、各ノード個別に設定を変更する手間を削減できます。
     
• Data Transmission Service(DTS)：2025年3月リリース
  
  2025年3月リリースが以下の通りアナウンスされました。詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
  
  
  • インドネシア リージョンでVPCデータチャネル機能をサポート
    インドネシア リージョンでVPCデータチャネル機能がサポートされました。
    
    
  • PolarDB for MySQLからMySQLへのアカウント移行のサポート
    PolarDB for MySQLからMySQLデータベースへのアカウント移行がサポートされました。
    
    
  • オブジェクトの同期の設定変更による競合戦略の変更
    オブジェクトの同期の設定変更により、双方向で同期するインスタンスの競合に対する設定変更がサポートされました。
     
• Data Transmission Service(DTS)：2025年2月リリース
  
  2025年2月リリースが以下の通りアナウンスされました。詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
  
  
  • MySQLのデータをRocketMQへ同期/移行する機能のサポート
    MySQLのデータをRocketMQインスタンスへ同期/移行する機能がサポートされました。
    
    
  • DTSインスタンスのリソースグループ変更のサポート
    ConvertInstanceResourceGroup インターフェイスを介して、DTSインスタンスのリソースグループを変更する機能がサポートされました。

ストレージ

• File Storage NAS(NAS)：ライフサイクル管理でログ監査をサポート
  
  ライフサイクル機能を有効にして、Simple Log Service(SLS)と連携することで、ライフサイクルのトラフィックをさらに詳細に分析することができるようになりました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。
  
  
• Tablestore：アップグレードのお知らせ
  
  2025年4月7日から4月18日にかけて、Tablestoreのアップグレード作業が実施される予定です。具体的なアップグレード内容および対象リージョンの詳細は公式アナウンスをご確認ください。
  
  
• オブジェクトストレージ(OSS)：2025年3月リリース
  
  2025年3月リリースが以下の通りアナウンスされました。詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
  
  
  • マレーシアリージョンでゾーン冗長がサポート
    マレーシアリージョンにおいて、標準ストレージの場合、同一リージョン内のゾーン間でデータを冗長して保存できるようになりました。

セキュリティ