Weekly Alibaba Cloud アップデート情報 - 2025/4/30

2025年4月30日掲載

Weekly Alibaba Cloud

みなさん、こんにちは。クラウドエンジニアの前田です。

今週もAlibaba Cloudのプロダクトアップデート情報をお届けしたいと思います。

2025年4月15日から2025年4月21日にAlibaba Cloudのオフィシャルサイトで公開された主なアップデート情報を紹介します。

目次

注目のアップデート

2025年6月30日にAlibaba Cloud DNSコンソールを更新し、新しいDNSファイアウォール機能の導入とともに、サービスに従量課金方式を適用する予定とのアナウンスがありました。

パブリックDNS内の権威DNS解決、グローバルトラフィックマネージャ、パブリックDNS内のリカーシブ解決などの機能は、従量課金方式で請求されます。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

ネットワーク分析とモニタリングのVPC検出機能は、2025年4月29日12:00(JST)よりパブリックプレビューが終了となり、ユーザによる商用利用が可能になりました。パブリックプレビューで作成されたタスクは自動的に停止されていますので、再度開始する場合は手動でログオンいただく必要があります。

コンピューティング

2025年2月及び3月のリリース内容が以下の通りアナウンスされました。詳細は各公式ドキュメントをご確認ください。

 

○ 新規追加:ALB trigger

Function Compute3.0は、イベントソースとしてALBをサポートできるようになりました。ALBインスタンスにFunction Computeタイプのサーバーグループを追加すると、ALBはリクエストをFunction Computeに転送し、関数を呼び出します。詳細については公式ドキュメントをご確認ください。

 

○ 新規追加:gRPC protocolをサポート

ドメイン名を関数にバインドした後、gRPCクライアントを介してgRPCリクエストを送信できるようになりました。詳細については公式ドキュメントをご確認ください。

 

Batch Computeの提供終了のアナウンスがされました。

Batch Computeの機能は Alibaba Cloud Elastic High Performance Computing (E-HPC) に統合されます。Batch Computeの関連するサービスは、2026年5月15日までに完全に廃止されます。

ネットワークとCDN

2025年4月30日から、新規ユーザーが作成するPrivateZoneのゾーンはデフォルトでアクセラレーションゾーンとなりました。2026年4月30日までには、通常ゾーンにあるすべての内蔵権威ゾーンがアクセラレーションゾーンに切り替えられる予定です。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

○ALBのバックエンドサーバーとしてFunction Compute3.0関数がサポートされました。

○NLBインスタンスがメキシコリージョンで利用可能になりました。

○NLBリソースプランがメキシコリージョンで利用可能になりました。

 

ApsaraDB RDS for MySQL インスタンスのローカルディスクを使用した場合の最大ストレージ容量が拡張され、最大16,000GBまで対応できるようになりました。プライマリRDSインスタンス、読み取り専用RDSインスタンスいずれもストレージ容量の拡張が適用されます。

ストレージ

Alibaba Cloud Tablestoreは特定のリージョンでアップグレードを予定しています。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

期間:2025年5月6日11:00 - 2025年5月14日8:00(JST)

地域:英国 (ロンドン)、米国 (シリコンバレー)、メキシコ、タイ (バンコク)、マレーシア (クアラルンプール)、中国 (青島)、中国 (フフホト)、中国 (ウランチャブ)、中国 (深圳)、中国 (成都)

セキュリティ

ID Verification - MPCの提供終了がアナウンスされました。新規購入は2025年4月30日で停止となり、2026年4月30日でサービス終了となります。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

2025年4月23日に、Anti-DDoSプロキシ(中国本土)およびAnti-DDoS Enhanced EIPテレコムネットワークのアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

ドメイン名とWebサイト

レジストリ費用およびコンプライアンス費用の増加に伴い、2025年5月7日よりドメイン名の価格が変更となります。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

エンタープライズサービスとクラウドコミュニケーション

2025年5月6日1:00(JST)にて従量課金制のCloud Phoneの課金方法が変更されます。該当の時間の前に作成されたインスタンスは、課金単位時間1秒が引き続き適用されます。該当の時間以降に作成されたインスタンスは課金単位時間が4時間になります。

 

米国株式市場スタンダードエディションのプロフェッショナル向け利用料金が2025年4月30日より変更されました。サブスクリプション料金は、1デバイスあたり月額$26→$27.3に改定されました。

その他

AI Doc Savings Planは、文書解析および情報抽出サービスを対象として、利用量は合算して計算されます。1年間で$3,000以上利用することを約束することで、割引を受けることができます。

 

2025年4月17日に、China Unicomの広州インターナショナルゲートウェイ設備のアップグレードが行われました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

2025年4月16日に、サービス品質とシステム安定性向上のためクアラルンプール、シンガポール、ジャカルタ、フランクフルトの一部ゾーンにてネットワーク機器のアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

2025年4月17日-18日にかけて、サービス品質とシステム安定性向上のため下記リージョンの一部ゾーンにてネットワーク機器のアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

東京

ソウル

シンガポール

フランクフルト

バージニア州

シリコンバレー

ジャカルタ

クアラルンプール

 

2025年4月22日-23日にかけて、サービス品質とシステム安定性向上のため東京、ソウルの一部ゾーンにてネットワーク機器のアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

2025年4月23日に、サービス品質とシステム安定性向上のためフランクフルト、ドバイの一部ゾーンにてネットワーク機器のアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

2025年4月24日-25日にかけて、サービス品質とシステム安定性向上のためフランクフルト、香港、シンガポールの一部ゾーンにてネットワーク機器のアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

2025年4月25日に、サービス品質とシステム安定性向上のため香港の一部ゾーンにてネットワーク機器のアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

2025年4月25日に、サービス品質とシステム安定性向上のためジャカルタの一部ゾーンにてネットワーク機器のアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。

 

2025年4月27日に、サービス品質とシステム安定性向上のため香港、シンガポールの一部ゾーンにてネットワーク機器のアップグレードが実施されました。詳細は公式アナウンスをご確認ください。


Weekly Alibaba Cloud、今週のアップデート情報は以上です。

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