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Gemini アプリに時間指定アクションという機能が追加されました。以下のようなアクションを定期的に実行してくれます。
本記事では、時間指定アクションの作成方法を紹介します。ぜひ参考にして、時間指定アクションを使ってみてください。
※ 記載内容は執筆時点での情報です。今後の情報更新や状況の変化により、内容が変更となる可能性がありますことをご了承ください。
作成方法は簡単です。普段入力しているプロンプトに実行したい日時を追加するだけです。
プロンプトの最初に日時を入力すると時間指定アクションとして認識してくれやすい印象を受けたので、意識して入力してみてください。
例えば、「毎日朝9時に最新のITニュースをまとめて」と入力すると Gemini が時間指定アクションと判断してくれます。赤枠のカードが表示されれば問題なく作成できています。
時間指定アクションの作成はこれだけで完了です。コードを書く必要などありません。
設定した日時になると自動でプロンプトを投げ、回答を出力してくれます。
任意のURLをプロンプトに加えることで、情報取得の範囲を限定することも可能です。
「毎日15時10分にリンク先のGoogle Workspace Update Blogから最新の情報を取得して、日本語でまとめた内容をGoogle Chatでお知らせして https://workspaceupdates.googleblog.com/」
Chat での通知は利用できないことを伝えつつ、可能な範囲でアクションを作成してくれました。Chatでの通知など制限がいくつかあるのでそこについては次のセクションで説明します。
設定した日時になると指定したソースから情報を取得してくれます。
Workspace アプリを有効にしている場合、Gmail や GoogleカレンダーといったWorkspaceアプリと連携したアクションも作成可能です。
「毎日9:15にその日の Google Calendar の予定と Google ToDo リスト について教えて」
アプリから情報を取得して回答してくれました。
時間指定アクションで得た回答を踏まえて「@Google Calendar 明日の10時に資料レビューというタイトルの予定を作成して」とチャット内で続けて手動でアクションを行うことも可能です。
作成したアプリは設定とヘルプ > 時間指定アクションにて確認ができます。
ここでは、アクションの一時停止 / 再開 の設定が可能です。
時間指定アクションにはいくつかの制限があります。主な制限は以下の通りです。
1.アクションの作成、修正はプロンプトを通じてのみ可能
設定ページからの作成・修正はできません。
修正については、アクションを作成したチャット内で修正案を含むプロンプトを入力することでアクションの内容を更新することができます。
2.アクションの削除不可
現在、アクションの削除機能は提供されていません。
アクションを実行したくない場合は、設定とヘルプ > 時間指定アクション にアクセスし、「一時停止」ボタンで対応してください。
3.通知は Gemini アプリ内のみ
時間指定アクションが実行されると、Geminiアプリ内で通知を受け取ることができます。ただし、ウェブの場合はGemini アプリ内での通知となっており、アプリ画面下部に「時間指定アクションの準備ができました」というメッセージが表示され、該当チャットの横には「・」が表示されます。メールやプッシュ通知は提供されていません。
モバイルアプリの場合は、デバイスに通知が届きます。
4.1プロンプトにつき1日1回以上のスケジュール設定不可
「1時間ごとに」など1日のうちに同じアクションを複数回実行するような日時設定はできません。1日1回実行するアクションを複数作成することは可能です。
5.詳細な指定不可(フィルタ)
「前日に更新された情報」などクエリ内で日付を動的に指定してフィルタすることはできません。「最新情報」といった言葉に置き換えることで、想定している回答に近づけることができます。
また、「ドキュメントへ出力して」や「Chat のXXXという名前のスペースでお知らせして」といった特定の指定をしたアクションはできません。
6.共有不可
Gemini アプリの機能全般に言えることですが、作成したアクションや結果をユーザーに共有することはできません。同じような結果を得たい場合は入力したプロンプトを共有するといった工夫が必要です。
制限は多いものの、活用次第で業務効率化が期待できる機能だと感じました。
例えば、時間トリガーでウェブから情報を取得するGASを利用している場合は、本機能で代替できる可能性があります。
まずは「こんなことができるといいな」というアイデアをプロンプトで試し、身近な業務の効率化に繋がるものを見つけてみましょう。そこで得られたノウハウがチームや組織全体に広がることで、AI活用による大きな効果が期待できます。本記事がその一助となれば幸いです。
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