首都圏国立大学合同ハッカソン Day 4:中間発表

2025年9月17日掲載
2025年10月3日更新

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2025年9月10日、東京農工大学 小金井キャンパスで「首都圏国立大学合同ハッカソン Day4」が開催されました。

本ハッカソンは、ビジネスコンテストとハッカソンを融合したスタイルで進行しています。一般的な「短期集中の開発競争」とは異なり、まずDay1~Day3は事業創造に不可欠な“アイデア創出・検証”に集中。その後、各チームが主体的に開発を進め、Day4で中間発表、Day5で最終発表を行い成果を競います。

Day 1ではチーム結成とAIツールの体験を通じて、協働の基盤を築きました。Day 2では、顧客・課題・解決策という3つの要素に基づく事業アイデアを練り上げました。Day 3では仮説検証を学び、顧客の声を踏まえた検証計画を策定しました。

Day4では、最初の大きな関門となる「中間発表」に挑みます。最終発表に向けた重要な通過点として、各チームは完成度80%以上を目指し、8分間のプレゼンテーションに臨みました。発表後には企業メンターが講評を行い、さらに全員審査によって多角的な評価が行われました。

目次


中間発表:最終発表に向けた重要な通過点

今回の中間発表は、最終発表を成功させるための重要な「通過点」と位置づけられています。これまで練り上げてきたアイデアや検証結果を整理し、チームの現在地を確認するとともに、企業メンターや他チームから本気のアドバイスをもらう貴重な機会です。

最終発表と同じ8分間という持ち時間では、「誰に・何を・どう解決するのか」を明確に伝える力が試されました。壇上に立った学生たちは緊張した面持ちで言葉を選びながらも、熱意を込めて自らのアイデアを発表しました。

発表後には企業メンターが講評を行い、学生たちは真剣な眼差しで耳を傾け、ときに大きくうなずきながら改善点を受け止めていました。

全員審査:Axross Recipeコンテスト機能

この発表会では、学生、企業メンター、ソフトバンク社員が全員審査員として参加しました。学習プラットフォーム「Axross Recipe」のコンテスト機能を活用し、最終発表と同じ審査基準でリアルタイムに評価とコメントを入力できる仕組みを導入。会場全体が一体となって取り組む緊張感ある審査の時間となりました。

各チームは事前に発表スライドを投稿し、聴衆は発表を聞きながら自分の端末で資料を確認できます。その場で点数やコメントを入力できるほか、全チームに付けた評価を一覧で見直し、必要に応じて修正することも可能です。さらにシステムが自動で結果を集計し、点数やコメントは匿名で開示されるため、効率的かつ透明性の高い審査が実現しました。

全員審査を採用した背景には、より多角的な視点からの評価を得ること、そして学生自身が審査員の立場を体験することで新たな気づきや改善点を見つけられることがあります。「評価される側」であり「評価する側」にもなることで、学びの相互作用が生まれました。

※画面や文言はご利用の環境・バージョンにより異なることがあります。

審査結果:次なる飛躍への糧

今回の中間発表では、全員審査の評価により次の結果となりました。
※この結果は中間発表時の参考評価であり、最終発表における公式な審査結果には関係しません。

1位:しみぬきシンキング(花王)
2位:BOSS(ハートビーツ)
3位:わくわくスター(東京スター銀行)
4位:ノーヴィーリス(CRI・ミドルウェア)

学生たちは、企業メンターから鋭い指摘を受け、課題を浮き彫りにする貴重な機会として中間発表を経験しました。多くのチームが、ビジネスの観点や市場性の示し方に改善の余地を見いだし、技術的な工夫をどう事業価値につなげるかを改めて考えるきっかけを得ました。

また、AI導入の位置づけや既存サービスとの差別化が十分に伝わらなかったこと、限られた8分間でアイデアを的確に示す難しさも痛感しました。一部のチームでは知財や権利面への配慮が不足している点も明らかとなり、さらに他チームの発表を通じて自分たちの改善点を客観的に把握する機会も得られました。

これらの気づきは、最終発表に向けて各チームが磨き上げるべき課題であり、次なる飛躍への糧となります。

Day5へ:集大成の舞台、最終発表

最終発表(2025年9月20日、ソフトバンク竹芝本社)まで残された時間はわずか10日。中間発表で得た数多くのフィードバックをどう活かすかが勝負の分かれ目です。

「AI技術を活用して参加企業の新規事業を創造しよう」というテーマの下、どんな革新的なサービスが生まれるのか。中間発表の評価では悔しい思いをしたチームが短期間でどれほど進化を遂げるのか。最終決戦の舞台で成果が示される瞬間が、今から待ち遠しくてなりません。

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