Weekly Alibaba Cloud アップデート情報 - 2025/9/10

2025年9月10日掲載

Weekly Alibaba Cloud

みなさん、こんにちは。クラウドエンジニアの今井です。

今週もAlibaba Cloudのプロダクトアップデート情報をお届けしたいと思います。

2025/8/26から2025/9/1にAlibaba Cloudのオフィシャルサイトで公開された主なアップデート情報をご紹介します。

目次

ネットワークとCDN

  • Server Load Balancer:2025年7月リリース

    GWLB:TCP接続アイドルタイムアウトの設定をサポート
    GWLBのIPリスナーのTCP接続アイドルタイムアウトのカスタマイズがサポートされるようになりました。

    GWLB:LCU推定値をサポート
    GWLBにLCU見積もりツールが追加されました。

    ALB:利用可能なゾーンの追加
    ALBを利用可能なゾーンに韓国(ソウル) ゾーンB、マレーシア(クアラルンプール) ゾーンC、タイ(バンコク) ゾーンBが追加されました。

    NLB:利用可能なゾーンの追加
    NLBを利用可能なゾーンに中国(杭州)ゾーンB、メキシコ ゾーンA、タイ(バンコク) ゾーンB、韓国(ソウル) ゾーンB、マレーシア(クアラルンプール) ゾーンCが追加されました。

    NLB:利用可能なリージョンの追加
    NLBを利用可能なリージョンにUAE (ドバイ)が追加されました。

    NLB:TLSセキュリティポリシーに新しい暗号スイートが追加
    ECDHE-ECDSA-CHACHA20-POLY1305 および CDHE-RSA-CHACHA20-POLY1305 暗号スイートが、NLBのTLS セキュリティポリシーに追加されました。

データベース

  • Tair (Redis® OSS-Compatible):SLA更新のお知らせ

    Tair (Redis® OSS-Compatible)のサービスレベルアグリーメント(SLA)が更新されました。既存のTair (Redis® OSS-Compatible)は2025年9月30日より、更新後のSLAが適用されます。新規のTair (Redis® OSS-Compatible)は更新後のSLAが直ちに適用されます。更新内容の詳細については公式ドキュメントをご参照ください。

  • ApsaraDB RDS for MySQL:2025年8月リリース

    新しいインスタンスタイプの追加
    プレミアムローカル SSD を使用するプライマリインスタンス向けに新しいインスタンスタイプの提供が開始されました。これらのインスタンスの最大ストレージ容量は 16,000 GB まで増加しています。

セキュリティ

  • CloudMonitor:プラットフォームメンテナンスおよびアップグレードのお知らせ

    2025年9月4日から2025年9月20日にかけて、米国(バージニア州)、米国(シリコンバレー)、オーストラリア(アトランタ)リージョンでCloudMonitorのプラットフォームのメンテナンスとアップグレードが実施されます。

  • Cloud Monitor:製品アップグレードのお知らせ

    日本時間の2025年9月1日1:00より、CloudMonitorのグレースケールアップグレードが開始されました。このアップグレードによりCloudMonitor 2.0が展開されます。主なアップグレード内容は次の通りです。

    統合されたフルスタックの可観測性
    インフラストラクチャ、コンテナ クラスター、マイクロサービスのメトリック、トレース、ログ、イベントへの統合アクセスがサポートされます。

    AIを活用したインテリジェント分析
    インテリジェントな根本原因特定とCopilot 支援診断が追加されます。この機能は、異常なメトリックとログを自動的に相関させて、障害のトラブルシューティングの効率を向上させます。

ストレージ

  • Object Storage Service:2025年8月リリース

    Java SDK V2.0のリリース
    Java SDK V2は、認証、自動リクエストリトライ、エラー処理といった基盤となる操作を簡素化した最新バージョンです。提供されるインターフェースを通じて、ユーザーは複雑なプログラミングなしでAlibaba Cloud OSSサービスにアクセスできます。

  • Object Storage Service:OSSアクセスログの基盤アップグレードのお知らせ

    2025年9月4日から2025年10月1日にかけて、米国(シリコンバレー)、米国(バージニア)、シンガポールの3つのリージョンを対象にOSSアクセスログの基盤でアップグレードが実施されます。詳細については公式アナウンスをご参照ください。

  • Simple Log Service:2025年8月リリース

    ソフト削除
    ソフト削除機能が追加されました。この機能を使用すると、ユーザーはログデータを物理的にすぐに削除するのではなく、「削除済み」としてマークできます。

    消費プロセッサ
    消費プロセッサを使用すると、構造化プロセス言語(SPL)ステートメントを使用して、Simple Log Serviceデータをリアルタイムに処理できます。

AI

  • Alibaba Cloud Model Studio:特定モデルのコンテキストキャッシュ価格の値下げ

    日本時間の2025年8月26日15:00より、シンガポールおよび中国(北京)リージョンにおいて、特定のモデルへのリクエストがキャッシュにヒットした場合、ヒットした入力トークンはcached_tokenとして課金されるようになりました。単価はinput_token価格の40%から20%に変更されています。キャッシュにヒットしなかった入力トークンは、標準のinput_tokenレートで課金されます。

コンテナとミドルウェア

その他


Weekly Alibaba Cloud、今週のアップデート情報は以上です。

関連サービス

Alibaba Cloudは中国国内でのクラウド利用はもちろん、日本-中国間のネットワークの不安定さの解消、中国サイバーセキュリティ法への対策など、中国進出に際する課題を解消できるパブリッククラウドサービスです。

MSP(Managed Service Provider)サービスは、クラウド導入から運用・保守・監視・活用方法までをソフトバンクのエンジニアがトータルサポートします。お客さまの運用負荷を軽減し、クラウド利用を促進します。

おすすめの記事

条件に該当するページがございません