今月は「チャリティスマイル」、「チャリティホワイト」の寄付先団体より、二つの活動レポートが届きました♪
一つ目は、児童養護施設を退所した子どもたちを対象にしたソーシャル・スキル・トレーニングのレポートです。「チャリティスマイル」で集まった寄付金は、こういった活動に役立てられているんですね。
二つ目は、宮城県石巻市の子育て支援コミュニティスペース「ボンボンカフェ」をご紹介。
2013年の開始以降、毎週継続的に開催されているこの場所は、さまざまな地域から親子が集まる、とても大切な居場所になっているそうですよ♪
チャリティスマイル:
頼れる家族がいない子どもたちの自立を支援!
一人でも多くの子どもたちが前向きに生きられるように
社会福祉法人 大阪児童福祉事業協会 アフターケア事業部
児童養護施設などで生活をしていた子どもたちが、施設を退所後、社会で自立生活ができるよう、さまざまな援助を行っています。
活動の一つとして、施設を退所した子どもたちの失敗経験を基に、施設入所中の後輩が社会に出た時同じ失敗を繰り返さないよう、自立生活に必要なスキルを教える講習会(ソーシャル・スキル・トレーニング、以下「SST」)を開催しています。
講習内容は、上司や同僚との対人関係を構築するための「ビジネスマナー」や、「冠婚葬祭のマナー」、「身だしなみセミナー」、発声の方法や尊敬語を習う「話し方セミナー」、「お金のやりくりセミナー」、弁護士による「身近な法律セミナー」など、プロの講師に講習してもらいます。また、施設を退所した先輩に「社会に出た後の体験談」を話してもらう講習会も毎月開催中です。
2016年9月に開催した「身だしなみセミナー」では、化粧品会社の美容部員によるナチュラルメイクのレッスンや、紳士服会社のスタイリストによる正しいネクタイの結び方、スーツの着こなし方の講習を行いました。
参加者は「社会で自立して生活をするのは不安ですが、SSTを受講することで少しずつ不安が解消され、自信がついてきました」と笑顔で答えてくれました。
18歳で児童養護施設を退所して、親族に頼らずに生きていく中ではさまざまな困難にぶつかります。しかし、後ろ向きに生きるのではなく、一人でも多くの退所者が前向きに笑顔で生活し、どんな困難も乗り越えることができるよう、支援活動を続けていきます。
社会福祉法人 大阪児童福祉事業協会 アフターケア事業部について
チャリティホワイト:被災地の子どもたちを支援!
お産と子育てに強い町づくり
NPO法人 ベビースマイル石巻
石巻市最大規模の仮設団地である開成団地で、2013年4月から開催している子育て支援コミュニティスペース「ボンボンカフェ」。
震災後の石巻で、「お産と子育てに強いまちづくり」をスローガンに職種や立場を超えてつながる必要性を感じた有志メンバーにより構成された多職種連携チーム「ボンボン会」(BOND=絆、BORN=産まれる)から生まれた場所で、今も大事に大事に運営しています。
当初は開成団地に住む親子支援を目的に始めましたが、現在利用者は広域から集まってきており、「赤い羽根チャリティホワイトプロジェクト」助成のおかげで、毎週水曜日継続的に開催できています。皆さまありがとうございます!
震災から5年、私たちが支援する妊婦~未就学児親子は、子育てに奮闘しながら、みんな必死で生活を再建中です。
でも、ボンボンカフェの雰囲気はいつでもホッと温かく、自由で安らぎ、笑顔の絶えない場所。みんなが癒され、心のよりどころとなる居場所になっています。
NPO法人 ベビースマイル石巻
チャリティスマイル/チャリティホワイトとは
ソフトバンクでは、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、さまざまな募金活動に取り組んでいます。「チャリティスマイル」「チャリティホワイト」では、お客さまから毎月10円の寄付をいただき、それと同額をソフトバンクが拠出して、1カ月当たり20円を社会貢献活動の支援に役立てます。それぞれの支援対象は下記の通りです。
チャリティスマイル
全国の頼れる家族がいない子どもや虐待などで居場所を失った子どもたちの自活支援
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大規模災害発生時には、寄付金は被災地支援に充てられます。
チャリティホワイト
東日本大震災での被災地の子どもたちへの継続的な支援
(掲載日:2016年11月15日)
文・撮影:社会福祉法人 大阪児童福祉事業協会 アフターケア事業部
NPO法人 ベビースマイル石巻