4月24日、ソフトバンクの就活生向け会社説明会「ソフトバンク新卒LIVE2018」が開催され、孫 正義 ソフトバンクグループ代表が、参加した約5,000名の学生に対して、事業に懸ける情熱やソフトバンクグループの将来などについて熱く語りました。
シンギュラリティの到来
イベントが始まると、スクリーンに映し出されたソフトバンクグループのロゴ。
このロゴは、幕末に日本の未来を切り拓き、孫代表が最も刺激を受けた人物の一人である坂本 龍馬率いる海援隊の隊旗に由来しています。坂本 龍馬が成し遂げたことに重ね合わせ、孫代表は「切り拓く」という言葉が重要であると強調しました。
「人間の脳の神経細胞の数は300億個。2018年には、コンピューターチップの中にあるトランジスタの数がそれを越え、さらに30年後にはその数は100万倍になる。コンピューターのIQ(知能指数)が10,000まで達する“超知性”が誕生し、Singularity(シンギュラリティ)の時代が確実に訪れる。
このような時代の中、ソフトバンクグループは世界中の人々から必要とされる会社にならなくてはいけない。私たちが新しい時代を切り拓かなくてはいけない」とソフトバンクグループが情報革命に挑む理由について語りました。
私たちが切り拓く世界とは?
ソフトバンクグループがこれから切り拓く世界とはどのような世界なのか?
その答えとして孫代表は、「IoT 1兆個の世界」がキーワードだとし、AI時代におけるデータの重要性について説明しました。
「データはどこにあるのか? それはチップの中です。現在スマホ製品の90%以上にARM製のチップが入っています。これから世界中に普及していくIoT製品にもARM製のチップが入るでしょう。つまり世界中のそれらのデータは、私たちソフトバンクグループが持つことになるのです。そしてデータの蓄積によって進化するAI、つまり“超知性”の誕生で、時代が大きく変化する転換点を迎えつつあります。
その世界において、これからソフトバンクグループを10倍100倍にし、“超知性”の時代をさらに切り拓いていきます。皆さんも、もし志を共有し合えるなら、ぜひ一緒に切り拓きましょう」と会場の学生たちに呼びかけ、イベントを締めくくりました。
(掲載日:2017年4月27日)
文:ソフトバンクニュース編集部