今月も皆さまからの寄付金で社会貢献活動を行っている非営利団体から、活動レポートが届きました♪ ソフトバンクが提供するサービスを通じて皆さまからいただいた寄付金は、さまざまな場所で役立てられているんです!
今月の活動レポート
被災地の子ども支援 | 子どもの自立支援 |
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「みちくさハウス」「みちくさルーム」で遊ぶことを楽しみにしている子どもたちのために | いつでも「ただいま」「おかえり」と言える場所を目指して |
チャリティホワイト:被災地の子どもたちを支援!
「みちくさハウス」「みちくさルーム」で遊ぶことを楽しみにしている子どもたちのために
特定非営利活動法人 パクト(岩手県)
「みちくさハウス」スタート!
子どものための居場所となる「みちくさハウス」。
物件探しが難航していましたが、地元の方のご紹介で築100年ほどの古民家を6月からお借りすることができ、子どもたちの夏休みが始まる7月下旬を目標にオープンできるよう準備を進めました。
チャリティホワイトの助成金を活用し、子どもたちが安全かつ衛生的に過ごせるよう、一部腐食していた和室の畳、床の補修や、旧式の汲み取り式トイレを簡易水洗に改修。また、長年放置されていた広い庭は、のべ39名のボランティアの方々の協力を得ながら、草刈りやビニールハウスの片付け、危険物の除去などを行い、子どもたちが安全に外遊びできる環境を整えました。
7月23日のプレオープン当日はあいにく終日雨でしたが、小学生5名、未就学児2名、保護者3名が来所し、開所から閉所まで遊んでいく子どもたちもいるなど、参加者の満足度は高かったようです。
7月下旬からは毎週水曜日、金曜日の午後に開所しており、お母さんと一緒にやってくる未就学の男の子が常連となっています。小学生は下校時間の関係で来所しづらい点が現状の課題ですが、放課後の短い時間でも、「みちくさハウス」で遊ぶことを楽しみにやってきます。
今後、週末開催の「みちくさルーム」と連動させ、土日に特別企画を開催するなど、さらに多くの子どもたちが施設を利用できるように運営を行っていきたいと思います。
週末開催「みちくさルーム」
「みちくさルーム」の活動では、毎回大学生が企画したアクティビティーを実施し、工作や体を動かす遊び、陸前高田市教育委員会主催の田植え体験活動への参加、地域の高齢者を講師に招いた町歩き体験など、多岐に渡る活動を展開しています。通常開催する土日の活動に加え、夏休み期間には、地域の方からお声がけいただき、みちくさルーム参加者をバスで引率して地元の子ども向けのお祭りに参加したり、長期休みの特別プログラム「楽習会」も実施しました。
子どもたちの居場所をこれからも
「みちくさハウス」や「みちくさルーム」の活動には、地元の中高生ボランティアや、以前に大学のボランティア派遣で参加した大学生が、派遣終了後も、個人ボランティアとして参加するなど、市内外の若者のボランティア活動の場となっていることを実感します。
震災から6年半が経過し、地域の小学校でも、校庭に建てられていた仮設住宅が撤去されるなど、震災後の子どもたちを取り巻く環境にも大きな変化が見られます。仮設住宅が撤去された後も、配管の整備や整地などの工事が必要なため、子どもたちが校庭を自由に使えるようになるまでには、もうしばらく時間がかかること、また地域差もあることから、「みちくさハウス」や「みちくさルーム」のような子どもの居場所作りの活動は、しばらく必要とされると思います。
引き続き、皆さまのご支援・ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
チャリティスマイル:
頼れる家族がいない子どもたちの自立を支援!
いつでも「ただいま」「おかえり」と言える場所を目指して
特定非営利活動法人 おかえり(奈良県)
里親家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちが夢や希望をもって社会へ巣立っていけるよう、そして巣立った人たちが自立し、安心して暮らすことができるよう生活・仕事・学習のサポートを中心とした相談の支援を行っています。また、彼らが気軽に相談できるよう、月2回の「おかえりサロン」やSST(ソーシャルスキルトレーニング)を実施し、つながりを作ってきました。
今回、チャリティスマイルの助成を受け、ゆっくりとした時間を過ごせるよう、敷地内に「life café」を開設し、机やソファー、エアコンなどを設置しました。施設などの出身者がお茶を飲みながらゆっくり過ごしたり、児童養護施設職員向けの交流会などを開催したりと、居場所や交流スペースとして活用できるほか、システムキッチンを導入したことで、調理などもできるようになりました。
今後、児童養護施設の子どもたちや社会へ巣立った人たちがお菓子作りを楽しんだり、社会で自立するための準備として、料理教室などの開催を計画しています。当法人スタッフと一緒に調理に取り組むことで、施設を退所した後の生活や余暇の過ごし方を身につけることを目的にしています。
また、児童養護施設などの職員が、事前の下見も兼ねて交流会に参加したり、他の用件で来所された際に見学したりと、一緒に今後の活用方法を考えるきっかけとなっています。来所された方からは、「ゆっくりできる」「居心地が良い」と好評をいただいています。
今後は、書籍を充実させるなど、気軽に立ち寄ることができ、心地良いと感じてもらえるようさらに環境を整備し、その様子をブログやSNSなどを通じて発信していく予定です。
ソフトバンクの社会貢献活動支援
ソフトバンクでは、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、サービスの利用を通じてお客さまがさまざまな募金活動に参加できる仕組みを用意しています。
チャリティスマイル/チャリティホワイト
「チャリティスマイル」「チャリティホワイト」では、お客さまから毎月10円の寄付をいただき、それと同額をソフトバンクが拠出して、1カ月当たり20円を社会貢献活動の支援に役立てます。
チャリティスマイル
全国の頼れる家族がいない子どもや虐待などで居場所を失った子どもたちの自立支援
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大規模災害発生時には、寄付金は被災地支援に充てられます。
チャリティホワイト
東日本大震災での被災地の子どもたちへの継続的な支援
寄付先活動レポート
ソフトバンクニュースでは、「チャリティスマイル」「チャリティホワイト」「自然でんき」の支援先団体より届いた活動レポートを定期的にご紹介しています。
(掲載日:2017年10月13日)
文:ソフトバンクニュース編集部