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紅葉散歩&My温泉でまったり!秋こそ行きたい黒部峡谷トロッコの旅♪

これからが見頃を迎える、紅葉の季節。
「今年はどこへ行こうかな?」と計画を立てている方も多いのでは?

今回オススメしたいのは、紅葉の名所として知られる「黒部峡谷」。
黒部ダムの下流に広がる谷あいの総称で、峡谷沿いをのんびり走るトロッコ電車にガタゴトと揺られながら巡る紅葉狩りだけでなく、駅から少し足をのばすと、自分たちで掘る“My温泉”がお待ちかね☆
見頃が短く美しい絶景を見に行くなら今がチャンス! 秋の黒部峡谷を100%楽しむ方法、教えます♪

トロッコ旅の始まりは「宇奈月駅」から。紅葉&鉄橋&列車が撮れるフォトスポットも!

黒部峡谷トロッコ電車の起点は、温泉地としても知られる富山・宇奈月。トロッコに乗り込む前に、ちょっとだけ周辺を歩いてみましょう。「宇奈月駅」から徒歩3分ほどの「やまびこ展望台」は、真っ赤な陸橋の「新山彦橋」を見渡すことができるフォトジェニックなスポット。列車が通過するタイミングに合わせれば、“紅葉の峡谷にかかる赤い橋&かわいいトロッコ”という奇跡のような一枚が撮れるかも! インスタ受けすること必至なので、トロッコが通るまでぜひ粘ってみて♪ 展望台を含め、約1キロの遊歩道が整備されているので、足慣らしにもぴったりの散策コースですよ。

「宇奈月エリア」の見どころをチェック

途中下車なら「鐘釣駅」がオススメ。対岸の百貫山を眺めた後は、河原の温泉へ♪

鐘釣橋の紅葉

宇奈月駅を出発すると、トロッコ電車はすぐに自然いっぱいの大峡谷へ吸い込まれていきます。車窓に広がる紅葉に彩られた大パノラマを眺めていると、あっという間に小一時間が経過。途中駅の「鐘釣駅」でいったん下車してみましょう。駅を出るとすぐに見える「河原露天風呂」の案内表示板に従って、のんびり散策を。そう、ここ鐘釣の名物は黒部川の河原に湧き出る天然温泉なんです! 3分ほどで見えてくる「黒部万年雪展望台」にもぜひ立ち寄ってみて。夏でも溶けずに残る、万年雪が見られる人気観光スポットです。秋には紅葉と白い雪のコラボレーションが楽しめますよ♪

さらに10分ほど歩くと「鐘釣温泉旅館」に到着。こちらの旅館で、スコップを貸りて先に進むと、5分ほどで崖の下に河原が見えてくるはず。急な階段を下りれば、そこが目的地の野天温泉! 旅館のスタッフ作の露天風呂もありますが、せっかくなので自分で河原を掘って、“MY温泉”を作ってみませんか? この河原は辺り一帯、どこを掘っても温泉が湧き出るという夢のような場所。意外と人目がある場所なので、さすがに入浴は無理という方は、足をつけるだけでも温泉気分が味わえます。

  • 大雨などによって雪が消失する年もあり

「鐘釣エリア」の見どころをチェック!

終着地「欅平駅」で名所めぐり☆ スリルあふれる“人喰岩”は見逃せない!

「鐘釣駅」から再びトロッコ電車に乗り込んで、目指すのは終着駅の「欅平駅」。鐘釣駅で途中下車しなければ、宇奈月駅~欅平駅間は約1時間20分の列車旅です。欅平駅周辺は見どころがたっぷりあるので、長めに時間を取ってゆっくりと散策を楽しみましょう。

まずは駅から徒歩20分ほどの「猿飛峡」に向かいます。黒部峡谷全体の中でも特に川幅が狭くなっている場所で、最も狭いところでは対岸までわずか3~4mほど。昔、猿が飛び越えて渡ったことからその名がついた観光名所で、特別名勝・特別天然記念物に指定されています。景色を楽しんだら再び駅方面へ。

猿飛峡

次に立ち寄りたいのは「河原展望台」。長~い階段を下った先にあるこちらは、河原から見上げる「奥鐘橋」と紅葉に染まった「奥鐘山」のマッチングが見事なフォトスポット。きつい帰りの上り階段を覚悟すれば(笑)、その苦労も吹き飛ぶくらいの絶景が待っていますよ! 無料で利用できる足湯にも癒されてくださいね☆

奥鐘橋

展望台から見上げた奥鐘橋を渡って5分ほど行くと、待ちかまえているのが「人喰岩」。岩壁をえぐるように削ってつくられた歩道の名称で、たしかに大きく口を開けた岩が、下を通る人を飲み込んでしまいそうに見えるかも! 今にも大岩が崩れ落ちそうな、スリルあふれるスポットです。さらに時間と体力がある方は、ぜひ秘湯・祖母谷(ばばだに)温泉まで足を運んでみて。こちらにも鐘釣温泉と同様に、河原を掘って温泉を作れる場所がありますよ~。

人喰岩

祖母谷温泉でひと風呂浴びて疲れを取り、帰りは一路「宇奈月駅」へ。真っ青な秋晴れの空と、赤や黄色の紅葉、エメラルドグリーンに輝く黒部川…。一年の中でもっとも鮮やかな色彩のコントラストが楽しめるこの季節、カメラを持って黒部峡谷を訪れてみませんか?

「欅平エリア」の見どころをチェック!

秘境へは観光も工事もトロッコで

「宇奈月駅」で資材を積み込み

2017年に「黒薙駅」から出平にかけて、ソフトバンク・ワイモバイルのエリア拡充を行いました。
景観に考慮しつつ、少しでも広く電波を届けられる設置場所求め、関係各所協力の下、調査を繰り返し建設場所を選定。しかし、いざ建設!っとなっても秘境の工事は資材搬入が大変! 道路がないんです…。日中、壮大な自然を見せてくれるトロッコ電車は、もともとは黒部川電源開発のための資材運搬用鉄道。その路線をお借りし、運行時間終了後に真っ暗な中、工事用のトロッコで最寄り駅まで基地局資材を運搬・搬入する必要がありました。

夜、現地に運搬/搬入は人力! おっ重い…

控えめに、でも、効率よく

現地には建設用地がほとんどないため、今回は既設の建物の一部に基地局を設置。
観光地の基地局は背景に馴染む景観保護色で塗られることが多いのですが、今回は建物と同じ色でその存在感を消しています。
そして実は2社のアンテナが付いています。降雪期は調査や工事が行えないため、限られた工事期間の中で効率よくエリア化を進めるべく事業者間で協力し同時期に工事をしているんですよ。

黒部峡谷トロッコ電車沿線で、一般の観光客が乗降可能なのは「宇奈月駅」「黒薙駅」「鐘釣駅」「欅平駅」の4駅。 その全ての駅で、快適なソフトバンク・ワイモバイルの回線がご利用いただけます! この秋、黒部峡谷を訪れる際は、より充実した旅をお楽しみくださいね♪

(掲載日:2017年11月1日、更新:2018年9月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部