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運転席がないバス!? 丸の内で自動運転を体験してきた!

世界各国の自動車メーカーやIT企業などが実用化に向けて取り組んでいる「自動運転」の技術。研究施設など限られた場所で実証実験が行われていて、まだその技術を体感できるチャンスはなかなかありませんよね。

そんな中、公道で自動運転バスの試乗会が開催されるという情報をキャッチ。自動運転を体験しに行ってきました!

そもそも自動運転ってどういうこと?

スイッチ1つで自動的に駐車してくれる自動車はすでに登場していますが、どこからが自動運転になるのでしょう? ハンドルを全く握る必要がない自動車なら自動運転? 皆さんはその定義をご存じですか?

政府が発表している「官民ITS構想・ロードマップ2017」によると、自動運転の定義は、5段階のレベルに分けられているそう。レベル5の実現に向けて段階を踏みながら、各社による実証実験などが行われているんですね。

レベル 対応主体 概要
レベル0
(運転自動化なし)
運転者 運転者が全ての運転動作を実施。
レベル1
(運転支援)
運転者 アクセル、ブレーキ、ハンドルを切る動作のどれか1つをシステムが自動で行う。(例:障害物を検知して自動でブレーキをかけてくれる「自動ブレーキ」)
レベル2
(部分運転自動化)
運転者 アクセルとハンドルを切る一連の動作をシステムが制御してくれる。(例:高速道路などで、車線を維持しながら、前の車について走ることができる)
レベル3
(条件付運転自動化)
システム
(作動継続が困難な場合は運転者)
運転動作の全てをシステムが行うが、緊急時は運転者が自分で対応する必要がある。走行条件として、地理的な制限および運転しやすい環境(交通量・天候・視界の良好さなど)が整っている必要がある。
レベル4
(高度運転自動化)
システム 運転動作の全てをシステムが行い、運転者が対応する必要がない。走行条件として、地理的な制限および運転しやすい環境(交通量・天候・視界の良好さなど)が整っている必要がある。
レベル5
(完全運転自動化)
システム どのような条件下でも自律的にシステムが自動運転を実施。

丸の内ビル街に出現した赤いバス。いよいよ自動運転を体験!

2017年12月。オフィスビルや商業施設が多く立ち並ぶ東京・丸の内仲通りに真っ赤なバスが! フランスNavya社製の「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」というバスです。中に乗り込むと、車内には座席が11席、つり革が4つあり、15人まで乗れるようになっていました。車内を見渡したところ、運転席がどこにもありません!


今回のイベントに合わせて、赤くラッピングされたバス

早速、試乗してみました~♪ 走行距離や出発・停止位置などがあらかじめマッピングされたルートを、時速5キロで走ります。今回は、オペレーターが乗車していたので、レベル3の自動運転になりますね。発進・停止はとても滑らかで音も静か。設置してあったバス停の前でも正確に止まり、安心して乗っていられましたよ!

ドライバーがいないのに、このバスが自動で走れるヒミツは、車両に搭載された複数のセンサー。周囲をセンシングして、2、3センチメートルの細かい単位で自車位置を測定しながら走行しているんだそう。マッピングした走行ルートからの誤差も数センチしかないのだとか。

また、車両の前後左右についたセンサーで360度検知できるようになっていて、障害物を検知すればブレーキがかかる仕組みに。

試乗会の日にはオープニングセレモニーが開催され、ソフトバンクや三菱地所など関係者によるテープカットが行われました。

自動運転技術を安心して利用できる社会の実現を目指して

今回の試乗会で使用された自動運転バスなど、自動運転技術を活用した事業に取り組んでいるのが、ソフトバンクグループのSBドライブ。2016年に設立され、自動運転技術を研究・開発する先進モビリティやソフトバンク、Yahoo! JAPANなどと連携し、自動運転技術を活用した特定エリア内のコミュニティーモビリティーや、隊列・自律走行による物流・旅客運送事業などの実用化に向けて取り組んでいます。

自動運転バスは、ドライバー不足や高齢化、採算が取れない路線の維持といった交通事業者の課題を解決し、高齢者などの交通弱者の新しい移動手段になるなど、地域社会に大きなメリットをもたらす可能性があるのだとか。

SBドライブは、自動運転技術を活用したスマートモビリティーサービスの事業化に向けて、北九州市や鳥取県八頭町、長野県白馬村、浜松市などと連結協定を締結したほか、国が推進する事業も受託。沖縄県で公道を使った自動運転バスの実証実験なども行っています。

そのほかにも、試乗会を開催して一般利用者や交通事業者に理解してもらう取り組みも行っていて、実用化に向けて着実に推進しているそうです。

バスをはじめ現在の公共交通機関は、あくまでも移動手段ですが、自動運転が実現した未来では、これらの乗り物が居住空間や商業施設になる可能性もあるんですって。ベッドが完備されている「ホテルカー」や洋服がディスプレイされた「アパレルショップカー」、車両によってメニューを選ぶ「レストランカー」なども当たり前になるかもしれません!

自動運転が実現する社会は間もなく。技術の進化から目が離せませんね!

堀江貴文対談「自動運転で地方を救う!モビリティの未来」堀江 貴文氏 × SBドライブ 佐治 友基(Futute Stride)

自動運転バスに乗ってみよう!レベル4の自動運転 実証実験 SBドライブ 自動運転バス試乗会(Futute Stride)

(掲載日:2018年1月25日)
文:ソフトバンクニュース編集部