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Pepperで深まる被災地間の遠隔交流!南相馬市と南阿蘇村の小学生がはじめて対面したよ♪

Pepperを活用した遠隔交流授業

東日本大震災の被災地である南相馬市の小学生と、熊本地震の被災地である南阿蘇村の小学生。
熊本地震をきっかけに、お見舞いなど手紙のやりとりが始まりました。

そんな遠く離れた場所で暮らす友達同士が、お互いの文化や暮らしを学び、復興・発展につなげていこうと、今回、Pepperを活用した遠隔交流授業が実施されることに! 交流の舞台となる原町第二小学校と南阿蘇西小学校に行ってきました~♪

交流授業スタート!

交流授業スタート!

テレビ会議システムを活用し、それぞれの教室の様子がモニターに映し出されます。
先生の掛け声で、原町第二小6年生32名、南阿蘇西小6年生23名が元気よくあいさつして交流授業がスタート! 手紙などのやりとりはしていても、互いの顔を見るのは初めてなので、ワクワクした様子の子どもたち。

クラスや学校の垣根を飛び越え、1,500km離れた場所でつながっている。お父さん・お母さんが子どもの頃には、考えられない世の中になりましたよね~(しみじみ)♪

第1部 ~プログラミング学習成果の発表~

プログラミング学習成果の交換

交流授業の第1部では、プログラミング学習の成果をお互いに発表します。
両校で作成されたプログラムは、街の見どころや自然、産業、そして震災の被害から復興の状況の紹介など多岐にわたりました。

プログラミング学習成果の交換

自分たちが作ったプログラムは、相手の学校にいるPepperが披露すると同時に、今回、学習した内容や思いを子どもたちが画面越しに発表します。発表を聞く側はもちろん、相手のリアクションを見てプログラムを作った小学生も大盛り上がりです!

第2部 ~Pepperの遠隔操作によるバーチャル見学~

第2部では、双方の街の見どころである博物館(南相馬市)や道の駅(南阿蘇村)を両校の教室に設置したPepperのアプリ「Pepper View」を使ってバーチャルで見学! 近場であれば社会科見学で実際に行ってみたいところですが、修学旅行でもなかなか行けないほど遠い場所。子どもたちがタブレットを使ってPepperを操作し、Pepperの目を通して、紹介された施設や自然環境を見学しました~。

南阿蘇の子どもたちが操作するPepperは南相馬市博物館に待機!

南相馬市博物館

遠隔操作で郷土の伝統である野馬追の模型を見学したり、学芸員さんから解説も伺います!

Pepperの遠隔操作によるバーチャル見学

一方、南相馬の子どもたちが操作するPepperは、雨降る、道の駅「あそ望の郷くぎの」に・・・

道の駅「あそ望の郷くぎの」

一人たたずむ。しかも、この日は残念ながらあいにくの雨。

Pepperの遠隔操作によるバーチャル見学

普段であればパノラマに広がる阿蘇山を望むことができるのですが、天気には勝てず残念!

Pepperの遠隔操作によるバーチャル見学

Pepperも、ちょっぴりガッカリな様子。

交流授業を終えて

授業を終えた子どもたちに、感想を聞いてみると・・・

  • 離れているところの様子が伺えて良かった!
  • 場所が離れていても、復興に向けて努力していることは同じだとわかりました。
  • どんなにつらいことがあっても、乗り越えていくために努力していくことが大切だと学びました。
  • いつか実際に会って交流を深めたい!

などなど

初めての試みとなった遠隔交流授業、両校の子どもたちはとても満足した様子でした。
これからも、Pepperを活用した新しい取り組みに期待したいですね。

(掲載日:2018年3月7日)
文:ソフトバンクニュース編集部