年末年始は、実家で過ごすのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?久しぶりに帰れば、上げ膳据え膳でノンビリ。帰省すると“親のありがたみ“をしみじみ感じますよね。と同時に、久しぶりに会うと親の変化に気づく時でもあります。「お母さん、こんなに背中が丸かったかな?」「父さん、前より耳が遠くなったみたい」と、親の老いを実感して急に心配になるものの、何から手をつければいいのでしょうか?
65歳以上人口の6人に1人が1人暮らし
現在、全世帯の約半分が65歳以上の世帯で、65歳以上の1人暮らしは男女ともに増加傾向にあります。「住み慣れた自宅で暮らし続けたい」という意思から、高齢者にとっては、家での何気ない生活が、かけがえのないものだと考えられているようです。今後、2025年には国民の3人に1人が65歳以上になるといわれており、日本の高齢化社会はますます加速しています。
※ 出典:令和元年版高齢社会白書(内閣府)
親の老化。気になる5つの心配
高齢者人口の増加とともに、今後は家族の介護・看護を行う人も増えることが見込まれています。特に1人暮らしとなった高齢の親と離れて暮らしている場合、介護が必要な状態でなくても、心配ごとは事欠きません。
高齢の親に対する代表的な心配ごと
① 体調・健康状態・もの忘れ
② 食生活
③ 買い物
④ 家事
⑤ お金の管理
要介護に至らなくても、離れて暮らす親の日常生活は気になるところ。しかしながら高齢の親を持つ子世代は働き盛りが多く、特に実家が遠い場合は「何から手をつけてよいかわからない」「仕事を続けられないかもしれない」と悩む人も少なくありません。
「できるだけの事はしてあげたい」という気持ちはあっても、仕事や家事との両立など、時間や距離の問題など、すぐに解決できない事があって不安ですよね。
親の見守りは、IoTで解決!
モバイルに特化した調査研究機関であるMMD(モバイルマーケティングデータ)研究所とマカフィー株式会社の調査(2018年12月)によると、スマートフォンは、外出先からエアコンのオン・オフや施錠、家の内外の遠隔監視など、不在となっている家の心配を取り除いたり時間を増やしたりする、❝コトの役割❞ が求められていることが明らかになりました。
高齢者の親を持つ世代は、家庭の心配を取り除く ❝コト❞ や、時間を増やす ❝コト❞ への関心が高く、高齢者の「居場所・安否確認」「健康状態・病状の確認」「モニタリング」をIoTによって実現するサービスを、離れて住む親に対して取り入れたいと考えているという結果が出ています。
親のプライバシーを保ちながら、安心して見守る
安否確認や緊急通報など、親も家族も安心できるさまざまな「高齢者見守りサービス」が開発され、特に日常型の健康維持、生活支援のためのITサービスが注目される中、親と子の双方にとって、どんなサービスが使いやすいのでしょうか?
ソフトバンクが提供する「みまもりサービス」は、スマートフォンや家電の使用状況を専用のアプリで表示し、1人暮らしの高齢者などの安否を、離れて暮らす家族が見守ることができるサービスです。「みまもりサービス」はアプリの設定が完了すれば、面倒な手続きや複雑な操作をすることなく、スマートフォン※から簡単に見守ることが可能です。
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- ※iOS版アプリは2020年1月以降リリース予定です。
「みまもりサービス」のポイント
1. アプリで誰でも簡単に使える
いつも使用しているスマートフォンに専用のアプリをインストールするだけで、面倒な手続きや複雑な操作をすることなく簡単に利用ができます。「みまもりサービス」はキャリアフリー。月額980円(税抜き)※でどなたでもお申し込みができます。
「見守られる側」の高齢者がスマートフォンを起動したり充電したりしているかどうかを、離れて暮らしている「見守る側」の家族がアプリを通して遠隔で確認することができ、一定時間スマートフォンの利用がない場合は、自動で「見守られる側」に安否確認の電話をおかけします。また、万が一の時には、「見守る側」にアプリやメールで通知します。
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- ※ワイモバイルユーザーの方は、月額480円(税抜き)でご利用いただけます。一部機能限定の、シンプルプランもあります。
2. 「みまもり電池®」で安否を確認
いつも使用している家電の電池を専用のIoT乾電池「みまもり電池®」に変えるだけで、 家電の利用状況から日常生活のサイクルをスマートフォンで確認することができます。テレビのリモコンやセンサーライト、電動歯ブラシなど、日常的に使う家電の使用有無が確認できるため、いつもと生活サイクルが違うといった異変を早期に察知できます。
3. 専用の機器が不要
人感センサーなどの専用機器やカメラなどの購入や設置工事の必要がなく、カメラなどによる映像配信ではないため、プライバシーにも配慮できます。
コネクテッドバッテリーとは?
コネクテッドバッテリーは、電池とワイヤレス通信をパッケージ化した乾電池型のIoT製品です。電動歯ブラシなど乾電池を使う家電に装着すれば、スマートフォンのアプリでコントロールが可能になります。
「MaBeee みまもり電池® みまもりサービス専用」は、ソフトバンクの「みまもりサービス」向けに開発されました。
離れて暮らす親子にとって、帰省は貴重なコミュニケーションの機会になります。この年末年始は家族・親族との団らんの中で、親の健康状態を確認しながら、少しでも不安が解消できるよう家族みんなで話し合ってみてはいかがでしょうか?
(掲載日:2019年12月24日)
文:ソフトバンクニュース編集部