在宅勤務やテレワークが定着するようになって、どこでもつながるパソコンさえあれば、社外で仕事するのも当たり前の風景になってきましたね。
モバイルネットワークを通していつでも5G・4Gで高速通信できるACPC(Always Connected PC)がスタンダードになる中、世界初※、折りたためる「デュアルスクリーンボード」を搭載したパソコン「ThinkPad X1 Fold(シンクパッド・エックスワン・フォールド)」(レノボ製)が登場。
「え? 画面を折りたためるパソコンって何? どうやって使えばいいの?」
ということで、どんなパソコンなのか早速使ってみました。
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世界で年間100万台以上出荷の大手パソコン機器メーカーにおいて世界初のフォルダブルパソコン。(2019年5月、レノボ調べ)
画面を折りたためるパソコンって聞いたけど、本当?
「ThinkPad X1 Fold」最大の特長といえば、画面が折りたためるモバイルパソコンということ。でも、本当に折りたたんでいいのでしょうか?
ポキッといかないかな? ドキドキするなー。
ゆっくり、ゆっくり・・・。
えーっ! どうして折りたためるの?
不思議ですね。画面の表面が折れたり、割れたりしていません。
これは、日本の「寄木細工」などからヒントを得て、歯車がかみ合うような柔軟な折りたたみ構造を、約4年かけて開発したそうです。
有機ELディスプレーそのものを折り曲げているため、開いた状態では完全に1枚のディスプレーとして利用できます。枠やヒンジがないので、映像が真ん中で途切れないんですね。
小さく持ち歩いて、大きく使う。自由に形状を最適化しながら、いろいろな使い方ができる
閉じると、ビジネス手帳のような雰囲気。13型モバイルノートよりも小さいA5判だから、これぐらいのサイズ感だと、カバンの出し入れもカンタン。キーボードと専用のタッチペンがついています。
画面を縦長方向にして、半折りにすると、上下に画面がつながった2画面ノートパソコンに(左側)。キーボードはワイヤレス充電。スクリーンに乗せると画面が切り替わるミニクラムシェルモード(右側)で使えます。
画面を縦長方向にして、半折りにすると、上下に画面がつながった2画面ノートパソコンに(上側)。キーボードはワイヤレス充電。スクリーンに乗せると画面が切り替わるミニクラムシェルモード(下側)で使えます。
完全に伸ばした大画面(13.3インチで、4対3という正方形に近い縦横比)は、折りたたみスクリーンでありながら、頑丈な画面。専用ペンでの操作、イラスト描きが可能です。画面の面積が広いから、雑誌やカタログを読むのにも良さそうですね。
使い方は自由自在。どこでもつながるパソコン
「ThinkPad X1 Fold」の使い方はさまざま。ソフトバンクのSIMが入っているので、モバイルネットワークを通していつでも5G・4Gで高速通信できるACPC(Always Connected PC)なので、Wi-Fiがなくてもどこでもつなげます。
使用場所に応じて画面の大きさを使い分け、車内や店内など、設置面積が限られる場所では、9.6インチのミニクラムシェルモード(右)で使うのが便利みたいです。
使用場所に応じて画面の大きさを使い分け、車内や店内など、設置面積が限られる場所では、9.6インチのミニクラムシェルモード(下)で使うのが便利みたいです。
屋内でも屋外でも見やすいスクリーン。電子書籍を読むときは、ブックモード(左)で。
屋内でも屋外でも見やすいスクリーン。電子書籍を読むときは、ブックモード(上)で。
形がユニークなだけじゃない、5Gに対応する「ThinkPad X1 Fold」で、また、新しいワークスタイルが見つかりそうですね。
「ThinkPad X1 Fold」
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(掲載日:2020年3月4日)
文:ソフトバンクニュース編集部