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女性管理職比率20%へ。有識者を交えた「女性活躍推進委員会」で今後目指すべき会社像を協議

女性管理職比率20%へ。有識者を交えた「女性活躍委員会」で今後目指すべき会社像を協議

皆さんの周りにはどんなリーダーがいますか? 「能力のある多様な人材がもっと活躍すれば、さらに事業が成長する原動力になる」と考えるソフトバンク株式会社は、ダイバーシティの推進を重要な経営課題として位置付けています。

その取り組みの一環として、女性活躍推進を加速させるための取り組みを強化。女性活躍推進委員会の第一回目を8月に開催し、約100人がオンラインで集結。アドバイザーとして迎えた外部の有識者も交えて活発に情報共有や意見交換を行いました。

女性活躍推進には、女性だけではなく会社全体の意識や環境の改革が必要

 

ソフトバンクは、女性管理職比率を2035年度までに20%とする具体的数値目標を掲げています。この達成に向け、役員や外部の有識者などで構成する女性活躍推進委員会を発足しており、このたびアドバイザーに就任した3人のうち、株式会社チェンジウェーブ 代表取締役社長の佐々木裕子さんと、6月より当社社外取締役を務める越直美さんを招いて第一回目を開催しました。

佐々木さんからは、女性活躍推進に代表されるダイバーシティ経営の潮流と最新動向を紹介。女性活躍推進を阻む問題の裏に潜む性別無意識バイアス(先入観)については、誰もが持っていると理解した上でコントロールすることが重要であることなどが共有されました。越さんからは、世界と比較した日本のジェンダーギャップの現状や、自身の大津市長時代の成功例や失敗事例を紹介。

両者からはともに、女性活躍推進には、女性だけではなく会社全体の意識や環境の改革が必要である旨が語られました。

「女性活躍推進とは、事業の価値創造モデル変革であり、組織全体の働き方や育成・登用モデルの変革でもあり、これからのサステナビリティ経営に向けては根幹の経営変革そのものである」(佐々木さん)

「女性活躍推進に取り組むには、女性だけでなく上司も含めた働き方改革が必要であり、誰もが働きやすい職場を目指していくべき」(越さん)

既に各部門にてヒアリングなどを始めている参加者は、講話を通して考えを深め、さらに踏み込んだ、部門独自の特性による課題感や気付きなどを共有しました。

女性活躍推進は根幹の経営変革。経営は必ずこれにコミットすべく、社内の声や課題にきちんと向き合い取り組んでいく

委員長でもあるソフトバンク株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一は、「2035年までに女性管理職比率を20%以上にするという目標を打ち出して、株主総会や決算発表会で話してきた。通信業界は男性比率が極めて高い業界で、当社の女性管理職比率は7.1%。他の業界と比べてもまだまだ大変低いというのが現状。しかし、男性が多いからと言い訳しているようでは成長しない。一度決めた目標比率にはとことんこだわりたい」と、今回の取り組みに対する社としての本気度を改めて提示。

女性活躍推進は経営根幹の変革。経営は必ずこれにコミットすべく、社内の声や課題にきちんと向き合い取り組んでいく

そしてこれまでに聞いている女性社員たちが抱えている悩みや課題について、「声や課題にきちんと向き合って取り組んでいきたい。女性社員が今まで以上に活躍したいと思える環境や働く基盤を作るのは、中長期的に見ても今後のわが社の成長にとって非常に重要なこと。今日は、女性活躍推進は根幹の経営変革だという言葉が胸に残りました。経営は必ずこれにコミットすべく、今後も全社を挙げて働き方改革を続けていく」と宣言しました。

(掲載日:2021年8月31日)
文:ソフトバンクニュース編集部