プレスリリース 2021年

管理職の女性比率を2035年度までに20%へ

~2021年度比で約3倍となる目標の達成に向けて、
役員や外部の有識者などで構成する「女性活躍推進委員会」を発足~

2021年6月22日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、女性活躍の推進を目的に、管理職の女性比率(以下「女性管理職比率」)を2021年度(7.1%)比で、2030年度までに約2倍の15%、2035年度までに約3倍の20%とする目標を設定し、その達成に向けて役員や外部の有識者などで構成する「女性活躍推進委員会」を2021年7月1日に発足させます。なお、ソフトバンクの全社員における女性の比率は、2021年4月時点で約26.9%です。

ソフトバンクは、能力のある多様な人材の活躍がさらなる事業成長の原動力になると考え、ダイバーシティの推進を重要な経営課題として位置付けて、その取り組みの一環として女性活躍の一層の推進に取り組みます。女性活躍推進委員会では、社長を委員長とし、各組織を統括する役員が推進委員を務め、女性活躍の推進・強化に向けた方針や新たな施策に関する議論、各施策の進捗確認などを実施します。多様な視点での活発な議論を促進するため、6月22日付でソフトバンクの社外取締役に就任予定の越 直美氏や外部の有識者らが、アドバイザーとして参画します。また、女性活躍推進委員会の推進委員が指名した各組織の部門長などが、部門ごとの取り組みやその進捗、成功事例などを共有する会議を開催し、全社を横断した取り組みを推進します。

ソフトバンクは、担う職務と実力・実績に応じて社員の等級を決定する「ミッショングレード制」を導入している他、ダイバーシティの推進を目的にLGBTQ(性的少数者)や障がいのある社員、多文化への理解を促進するための各種社内セミナーなどを開催する「ダイバーシティウィーク」を設けるなど、性別や年齢、国籍、障がいの有無などにかかわらず、能力のある人材が活躍できる環境の構築に取り組んでいます。女性活躍の推進に向けた取り組みとしては、女性社員向けのキャリアに関するワークショップ、女性管理職やその候補社員が女性管理職などのロールモデルから業務やキャリアに関するアドバイスを受けられるメンタープログラム、全管理職を対象としたダイバーシティマネジメントに関するワークショップ、全社員を対象としたアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に関するeラーニングなどを実施しています。また、女性社員が安心して出産し、家庭と仕事を両立できるようにすることを目的に、法令で定められた期間を上回る育児休業の取得や短時間勤務を可能としており、育児休業取得後の女性社員の復職率は98%以上に上っています。

今後、これらの取り組みをさらに拡充するとともに、女性活躍推進委員会での議論などを踏まえた新たな施策の導入を推進します。ソフトバンクは、能力のある多様な人材が活躍できる環境を整備し、躍動感と活力に溢れる組織を構築することで、グループのさらなる事業成長を目指します。

[注]
  1. 企業が社員の多様性を柔軟に受け入れ、多様な人材がそれぞれの能力を発揮できる機会を提供することで、組織力の強化につなげる取り組み。

女性活躍の推進に向けたこれまでの主な取り組み(いずれも2018年度から開始)

  • 女性社員向けのキャリアに関するワークショップ

    自身のスキル・キャリアの棚卸しや、先輩女性社員とのキャリアに関するトークセッションを通して、今後のキャリアや必要なスキルについて考える他、管理職を目指すきっかけとしたり、その意欲・自信を高めたりすることを目的としたワークショップを、女性社員向けに開催しています。

  • 女性管理職などのロールモデルによるメンタープログラム

    管理職を務める上での悩み・不安を払拭することや、自信を高めることを目的に、女性管理職やその候補社員が女性管理職などのロールモデルから、業務やキャリアに関するアドバイスを受けられるメンタープログラムを導入しています。メンターを務める管理職は、適切なアドバイスができるよう、外部の専門家から専用のトレーニングを受けています。

  • ダイバーシティマネジメントに関する全管理職向けワークショップ

    社員の多様性を生かして組織力を強化するダイバーシティマネジメントについて学ぶワークショップを、全管理職向けに開催しています。ワークショップは、座学や、多様な個性を持つ部下とのコミュニケーションを想定したロールプレーなどで構成されています。

  • アンコンシャスバイアスに関する全社員向けeラーニング

    女性への配慮や思い込みなどが、各種プロジェクトや上位ポジションへのアサインに影響する可能性について気付きを与えることを目的に、全社員を対象にアンコンシャスバイアスに関するeラーニングを実施しています。

  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。