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【RAN(無線アクセスネットワーク)】~1分で分かるキーワード #34

【RAN(無線アクセスネットワーク)】~1分でわかるキーワード #34

Radio Access Network(無線アクセスネットワーク)の略称で、携帯電話サービスの裏側で稼働しているシステムの一部を指す

携帯電話サービスの中間処理係である「RAN」

「RAN」は、スマホなどから受け取った通信データを整理整頓し、コアネットワークに引き渡すつなぎの役割を担っています。携帯電話がつながる仕組みには大きく以下の3つの段階があり、RANは(2)に当たります。

(1)スマートフォンやタブレットなどの「通信機器」
(2)アンテナや基地局などで構成する「無線アクセスネットワーク」
(3)中枢でさまざまな制御を行う「コアネットワーク」

【RAN(無線アクセスネットワーク)】~1分でわかるキーワード #34

伝送線・アンテナ設備・基地局・回線制御装置などを組み合わせて作り上げたものをRANと一括りにしているため、処理する物事が非常に多く、設備も膨大。サービス状況に応じた設備や設計が必要になるため、携帯電話事業者ごとに独自に構築するのが一般的です。

5G以降の時代に向けて改良が進む

RANの基本的な考え方は、携帯電話が登場した第1世代から第5世代(5G)までの移動通信システムで変わっていませんが、世代を重ねるたびに複雑なものとなります。そこで近年は仮想化などの応用により、RANの簡素化や省電力化に向けた取り組みが進められ、5G以降では必須の技術となっています。

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(掲載日:2022年6月20日)
文:ソフトバンクニュース編集部