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AIとロボット技術を活用した物流自動化ソリューションで物流危機の解消へ。世界の技術を体験できる施設がオープン

AutoStore

近年のEC市場の拡大による物流への負荷の増大や、エネルギー価格の高騰によるコスト増による物流における課題に対応するため、ソフトバンクロボティクス株式会社(以下、ソフトバンクロボティクス)が物流自動化事業を開始しました。あわせて、物流自動化のソリューションを実際に体験できる施設が9月13日にオープンしました。

「世界の技術で 物流を最適に」をコンセプトとしたソリューションがずらり

ソフトバンクロボティクス 常務執行役員 兼 CPO ロジスティクス事業本部長の坂田大は「日本は元々、少子高齢化・労働力不足の課題を抱えていましたが、コロナウイルスの影響によりECサイトの利用が増大。小口の配送が増え、物流クライシスという状況になりました。ドライバーに関することとして語られることが多いが、倉庫内においても同様の課題を抱えている」と、物流業界が置かれている現状に触れました。

SBR坂田

「ソフトバンクロボティクスは、これまでもロボットやAIを活用した社会課題の解決に取り組んできた。グローバルでは、70カ国以上、累計で35,000台以上のロボットが稼働し、業務用屋内サービスロボットの分野で売上実績は世界一です。ロボット導入や稼働に関して蓄積してきた知見を倉庫・物流の最適化に生かしていきたい」と事業参入への目的と狙いを語りました。

千葉県市川市にオープンした「SoftBank Robotics Logistics Innovation Lab」では、商品の入庫、保管、ピッキングから梱包、出荷までの物流工程の自動化を実現する以下のソリューションを展示しています。

①保管~ピッキングの効率化
高密度自動倉庫システム「AutoStore (オートストア)」

②ピッキング~検品の効率化
デジタル情報で業務をサポートするスマートグラス「Picavi(ピカビ)」(AutoStore連動)

③荷積み・荷下ろし作業の効率化
パレタイジング、デパレタイジングロボット「XYZ Robotics」

④入荷作業、入出荷検品、棚卸の効率化
入荷検品・棚卸・出荷検品工程の自動化をアシストする「RFID」 (AutoStore連動)

⑤ピッキング~仕分け~出荷検品の効率化
正確かつ高速なピッキング・仕分けを実現する次世代型ロボットソーター「t-Sort」(AutoStore連動)
正確な仕分けを省スペースで行いエルゴノミクス(人間工学)を活用して人と機械に最適なオペレーションを実現するシャッターアソートシステム「SAS」(AutoStore連動)

⑥倉庫内清掃業務の効率化
清掃ロボット「Scrubber50(スクラバーフィフティ)」、「Whiz i(ウィズ アイ)」

⑦倉庫内の運搬業務の効率化
人や障害物を柔軟によけながら搬送を行う運搬ロボット「Keenbot(キーンボット)」

仕分け
配送ボックス

坂田は、物流業界において自動化や最適化は誰しもが実現したい共通課題と捉えている、とし「『SoftBank Robotics Logistics Innovation Lab』は、単なるショールームではなく体験型、提案型の施設として作りました。お客さまの要望に応じた動きを実際に行うこともできるようになっています。新しいテクノロジーやパートナーの追加も行い、今後も発展させていきたい」とコメントしました。

SBR

「SoftBank Robotics Logistics Innovation Lab」の詳細・見学予約はこちら

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(掲載日:2022年9月15日)
文:ソフトバンクニュース編集部