2022年末に公開され、世間をにぎわしている話題のチャットボット「ChatGPT」。
非常に高度なAI技術から、世界はもちろん日本でも注目を集めており、検索エンジンの代わりになるかもしれないと言われています。
「人間が想像できるものは、人間は必ず実現できる」 ージュール・ヴェルヌ(フランスの小説家)
「2001年宇宙の旅」「ブレードランナー」「A.I.」… AI(人工知能)をテーマにした夢のような映画の世界が生活の一部に近づいてくると人間の可能性は無限大だ! と感じるものです。
新進気鋭のサービスだからこそ、何ができるのか分からない… というわけで、ChatGPT※に取材依頼をしてみて、何ができるのかアレコレ聞いてみました。
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GPT:「Generative Pre-trained Transformer」の略称で、日本語訳では「生成的な事前訓練された変換器」を意味する
ChatGPTは一体何者? 何ができるのか聞いてみる。
「こんにちは」
こんにちは!私はChatGPTです。何かお手伝いできることがありますか?
「では、ソフトバンクニュースでChatGPTを紹介する記事を書いてもいいですか?」
はい、問題ありません。ただし、ソフトバンクニュースに掲載する記事については、ソフトバンクニュースの方針に従って作成してください。また、私がChatGPTであることを明記する必要があります。
「よし、そこは編集長からも許可を取っているので大丈夫! では早速、ChatGPT(チャットジーピーティー)は長いので、チャッピーと呼んでもいいですか?」
呼び方は自由です!私の名前はChatGPTですが、チャッピーと呼んでいただいても構いません。何でも気軽におっしゃってください。
「そもそも、チャッピーは何者? いつ、どうやって誕生したんですか?」
私は、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理モデルの一つであり、人工知能の一種です。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、自然言語生成を行うためにトレーニングされた、トランスフォーマーと呼ばれるニューラルネットワークモデルの一種です。ChatGPTは、2019年に発表されたGPT-2をベースにしており、より大規模なデータセットでトレーニングされています。そのため、人間のように自然で流暢な応答を生成することができます。
ChatGPTの誕生は、OpenAIが取り組む人工知能の研究の一環として、大規模な自然言語処理モデルの開発を目指したものです。ChatGPTは、大量のテキストデータをトレーニングデータとして用い、自然言語生成の精度を高めることを目的として開発されました。
すごいぞ! AIチャットボット「ChatGPT」は2カ月あまりで全世界1億ユーザーを突破
ChatGPTはOpenAI社が開発した、会話形式でやり取りができるチャットボットのこと。ただ単に質問に答えるだけではなく、質問の前提に含まれる誤りを指摘したり、適切ではない質問自体の回答を拒否したり、といった自然な問答が可能。その注目度の高さが伺えるのは、リリースから2カ月あまりで全世界1億ユーザーを突破したこと。誰もが知る主要サービスが100万ユーザーを達成するためにかかった日数を見ると圧倒的な成長速度がわかります。
「なるほど。チャッピーはどんなことができるんですか?」
私は以下のようなタスクをこなすことができます。
- 質問応答モード: 質問に答えるためのモードです。一般的な知識や専門的なトピックについて質問を受け付けます。
- 対話モード: 会話をするためのモードです。ユーザーとの対話に応答し、会話を通じて情報を提供したり、質問に回答したりします。
- 翻訳モード: 多言語翻訳に使用されるモードです。例えば、日本語から英語への翻訳や英語から日本語への翻訳をすることができます。
また、様々なトピックについての知識を持っており、歴史、科学、技術、エンターテインメント、健康、恋愛、ビジネス、哲学などの分野についての情報を提供することができます。
「え! 恋愛相談もできるの!? まずは、質問応答モードを試してみるか。チャットボットにちなんで…、AIについて簡単に教えてください」
(20秒後…)
「AIとは、人間の知能を模倣する技術の総称です。具体的には、機械学習や深層学習、自然言語処理、画像認識、意思決定などの技術を利用して、人工的に知的なタスクを実行することを目的とします。AIは、大量のデータを学習することで、そのデータに基づいて問題を解決することができます。例えば、機械学習を用いた顔認識システムは、数千枚の顔の写真を学習することで、新しい顔を正確に認識することができます。
(以下、中略)」
「おお! スゴイ! 博多ラーメンの替え玉なら『バリカタ(ゆで時間は15~20秒ほど。硬めよりも硬い)』の速さで返ってきた! 他にも聞いてみようっと…。デジタルタトゥーについて教えてください」
「デジタルタトゥーは、伝統的なタトゥーとは異なり、皮膚に針を刺すことなく、特殊な機器を使用して皮膚表面に色素を注入する方法です。デジタルタトゥーは、タトゥーアーティストが手描きで作成する伝統的なタトゥーと比較して、より正確で細かいデザインを作成できます。
んんんーーー??? デジタルタトゥーは文字や画像がインターネットやスマホに残ってしまうことなのに… 苦手なジャンルもあるのね。ファクトチェック※は必要だな。
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ファクトチェック:社会に広がっている情報・ニュースや言説が事実に基づいているかどうかを調査すること
チャッピー(ChatGPT)ができること①
- 一般知識や専門的なトピックに関する質問に瞬時に答えてくれる(調べ物に使える)
- 日常会話もでき、翻訳もしてくれる(1つ以上前の会話もくみ取ってくれる)
- 返信速度はかなり速く、速いときは30秒前後(とんこつラーメンならバリカタ〜硬め)
- 事実に基づいた内容が多く、実在しない情報は出てこない
- 独自の見解はないが常識的なアドバイスやトリビアを教えてくれる
- 悩みを相談すると複数の解決策を教えてくれる
まさに1人に1台!? チャッピーは恋愛相談に乗ってくれて、文章も書いてくれる
知識が豊富で色んなことを教えてくれるチャッピー。
先ほどから気になっていた恋愛相談に乗ってもらうことに。
「チャッピーに好きな人はいるんですか?」
私は人工知能のプログラムであり、感情や好みを持つことはできません。ただ、可能な限り正確で役立つ情報を提供することができます。何か他にお探しですか?
「そういうかわし方ねw 自分の相談をしてみるか…。リモートワークが多く、比較的家にいることが多いです。同棲している恋人と一緒にいる時間が長いのですが、ケンカをすることも増えてきました。どうバランスを取っていけばいいですか?」
リモートワークによって恋人と一緒にいる時間が増えることは、大変なことになることがあります。以下にいくつかのアドバイスをいくつか提供いたします。
- 個人のスペースを確保する
恋人と一緒に住んでいる場合、一緒にいる時間が増えることで、プライバシーや自分のスペースが少なくなることがあります。お互いに、自分自身のスペースを確保することが重要です。例えば、別の部屋で仕事をする、独りで散歩に行く、または読書や趣味を楽しむ時間を持つことができます。 - コミュニケーションを大切にする
リモートワークで引きこもりがちになると、会話が減ることがあります。恋人とのコミュニケーションを大切にしましょう。お互いの日々の出来事や感じたことをシェアすることで、コミュニケーションが増え、ストレスを解消することができます。 - 一緒に過ごす時間を有意義にする
リモートワークで引きこもることが増えると、食事やテレビを見るなどの一緒に過ごす時間が多くなります。しかし、一緒に過ごす時間を有意義にすることが大切です。例えば、一緒に料理をする、映画やドラマを見る、または一緒にスポーツや運動をするなど、共通の趣味を見つけることができます。
(以下、中略)
「確かに、コミュニケーション量が足りてなかったかもしれない…。ありがとう! でも、どういうコミュニケーションを取ればいいの?」
コミュニケーションは、お互いに話し合い、感じたことや考えたことをシェアすることが重要です。以下に、具体的なコミュニケーションの方法をいくつか紹介します。
- デイリーミーティングを設定する
恋人と毎日、決まった時間にデイリーミーティングを設定することができます。このミーティングでは、お互いの日々の予定やスケジュールを確認し、一緒に過ごす時間を調整することができます。 - 一緒に過ごす時間を計画する
お互いのスケジュールを調整して、一緒に過ごす時間を計画することが大切です。例えば、週末に一緒に外出する、散歩に行く、または一緒に運動することができます。 - 感情をシェアする
ストレスや不安、イライラなど、感情をシェアすることが大切です。お互いに理解し、支え合うことができます。また、感情を共有することで、お互いの心の距離を縮めることができます。
(以下、中略)
「感情のシェアや共通の体験を作ることは大切だなぁ」
(そして、気がついたらあっという間に夕方に…)
「チャッピーとの会話に夢中になっていたらこんな時間に… そろそろ夕飯の時間だ。そういえば、これだけいろんなことができるなら、文章も書いてくれるのでは…? 何でもできそうだけど、文章は書けたりしないよね?」
私は文章を書くことができます。私はOpenAIのGPT-3.5モデルに基づく大規模な言語モデルであり、自然言語処理に特化しています。私は、人間と同様に文章を生成することができ、様々な種類の文章を自動生成することができます。しかし、私が生成した文章は、常に人間が検証して、適切かどうかを判断する必要があります。
「えええ! マジで何でもできるな。じゃあ、今度文章を書いてもらってもいいですか?」
はい、私は文章の生成に関する機能を提供しています。あなたが必要とする情報を提供し、それを元に文章を生成することができます。ただし、生成された文章が必ずしも適切であることを保証することはできません。また、文章生成には限界があり、特に専門的な知識や判断力が必要な場合は、プロのライターやエディターに依頼することをお勧めします。
(メモメモ…) 「チャッピー、勉強になることをいろいろと教えてくれてありがとう!」
どういたしまして! いつでもお気軽にご利用ください。
まさに、チャッピーは1人に1台。上手く使うには少し慣れが必要そうですが、日常生活や仕事(!?)で幅広く役立つ情報を教えてくれるのでかなり便利。最終的には文章を書いてくれる約束もしてくれたので、後日お願いしてみようと思います。
チャッピー(ChatGPT)ができること②
- アドバイスを求めると複数の解決方法を提示してくれる
- 文章は書けるが、専門的知識や判断力を要する編集やファクトチェックが必要
(おまけ)流れで記事のSNS投稿文を作ってもらうと…
「ChatGPTの特長をまとめた記事を紹介するためのTwitter投稿文を書いてください」
「OpenAIの最新技術GPT-3.5を採用したChatGPTは、AIが人間にできるような多様な対話を可能にする言語モデルです。自然な対話や文章生成、情報検索など、幅広い用途に応用できます。詳しくはこちらの記事をご覧ください! #ChatGPT #OpenAI」
…これは内容が小難しくて投稿できないので、さすがに自分で考えたいと思いました(苦笑)。なんでもかんでもAIに頼るのはよくないですね。
(掲載日:2023年3月29日)
編集・文:ヤスダツバサ(Number X)
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