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【SaaS】~1分で分かるキーワード #94

【SaaS】~1分で分かるキーワード #94

「Software as a Service」の頭文字。クラウドサービスの事業者側で稼働するソフトウエアを、インターネットを介して利用する仕組み

インターネット環境があればソフトウエアが利用できるように

SaaSとは、「サービスとしてのソフトウエア」を意味するクラウドサービスの一種で、「サース」や「サーズ」と呼ばれます。ユーザーが利用端末にソフトウエアをインストールするのではなく、インターネットなどのネットワークを経由することで、クラウドサービスの事業者側で稼働するソフトウエアを利用する仕組みです。

ソフトウエアの利用は端末そのものではなく契約したアカウントと紐づくため、インターネット環境があれば、自宅や外出先どこからでも好きなデバイスで利用可能。また、データがクラウド上に保存されるため、複数のユーザーが同時にファイルの閲覧や編集作業を行えることもメリットとされています。

業界に特化したバーティカルSaaSに注目が集まる

汎用的な業務機能に焦点を当てたSaaSは「水平」を意味する「ホリゾンタル(Horizontal)SaaS」とされ、代表的なものにフリーメールサービス「Gmail」やWeb会議システム「Zoom」などがあります。一方で、特定の業界・業種に特化した課題解決を目的に開発される「バーティカル(Vertical)SaaS」にも最近注目が集まっています。バーティカルは「垂直」を意味し、汎用的に使える「ホリゾンタルSaaS」とは違い、業界特有の課題解決に特化していることが特徴です。

特に、建設業や農業、不動産、医療などの専門性の高い業界で需要が高まっており、健康に関する悩みをチャット形式で相談できるヘルスケアアプリ「HELPO」やクラウドゲーム「GeForce NOW Powered by SoftBank」などもバーティカルSaaSを用いてユーザーに提供されています。

(掲載日:2023年5月22日)
文:ソフトバンクニュース編集部