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“ひとりでできる” を増やす。日常の行動手順をサポートするアプリを「キッズ☆バリアフリーフェスティバル2023」に出展

1人でできることをサポート。買い物や電車の乗り方を見える化するアプリを体験「キッズ☆バリアフリーフェスティバル2023」

障がい児やその家族を対象に、福祉用具展示や相談会など、子どもたちの可能性を伸ばすための支援や豊かな成長のための学びや交流を目的としたイベント「キッズ☆バリアフリーフェスティバル」が4年ぶりに、高知県社会福祉協議会主催で開催されました。ソフトバンクが提供している “やること” や “やり方” がひと目で分かるアプリ「アシストガイド」のブースを香川大学とソフトバンクが共同で出展。展示の模様と出展の狙いについて、担当者に話を聞きました。

困りごとを抱える子どもの日常生活や社会参加を支援するアプリ「アシストガイド」
困りごとを抱える子どもの日常生活や社会参加を支援するアプリ「アシストガイド」

保護者や支援者、子ども自身が、日常生活の『やること』や、その『やりかた』を視覚的に登録・確認することができるアプリです。視覚化することで、子どもは自分1人で行動しやすくなることが期待できます。iPhoneやiPad、またはAndroidスマホやタブレット端末で、無料で利用できます。

アシストガイドの
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「電車の乗りかた」や「PayPayでの買いもの」など、アプリの具体的な活用事例を展示

「電車の乗りかた」や「PayPayでの買いもの」など、アプリの具体的な活用事例を展示

「電車の乗りかた」や「PayPayでの買いもの」など、アプリの具体的な活用事例を展示

イベントには、行政の総合相談窓口や障がいのある人の支援団体をはじめ、約50の法人が参加し、商品展示やブース展示が行われました。他にもセミナーやパラスポーツ体験、フォトスペースなどが設けられ、障がいのある子どもや家族、支援者などが多く来場しました。

香川大学とソフトバンクのブースでは、「アシストガイド」アプリの説明や体験会が行われ、アプリで作成した「ちょうちょう結び」「PayPayでの買いもの」「電車に乗る」などの家庭や学校など日常生活で使える手順を展示。ブースに訪れた来場者が実際に使いたいと思った手順にシールを貼ってもらうアンケートを実施しました。

特に人気だったのは「電車の乗りかた」の手順。担当者が、2021年に香川県高松市、香川大学、ソフトバンクで実施した実証実験で、障がいのある青年がアシストガイドの手順に沿い、1人で電車に乗れるようになった事例を紹介すると、アプリで作る手順の可能性に多くの来場者が驚く様子が見られました。

当事者の声を生かしてアプリの価値を向上したい

「アシストガイド」を担当する廣野は次のように、今回の出展について話しました。

廣野 数樹(ひろの・かずき)

ソフトバンク株式会社 プロダクト本部
廣野 数樹(ひろの・かずき)

今回出展した目的は、「当事者の悩みを直接ヒアリングすること」「ソフトバンク担当者がアシストガイドで作成したやり方の手順を、来場者に見てもらいアプリの活用可能性を測る」ことでした。

ブースに来場した障がい児の保護者や特別支援学校の先生方からは、当事者に手順を作ってやり方を見える化することが有用であると分かっているものの、「一つ一つの工程を写真に撮り、印刷してラミネートしているが、手間が多い」「手順を撮影しているときの周りの目が気になって躊躇(ちゅうちょ)してしまう」などといったリアルな悩みを聞くことができました。

「アシストガイドアプリなら、スマホで撮影するだけなので簡単ですね」といううれしい声をもらい、その場でアプリダウンロードをしてくれる方もいらっしゃいました。また、ソフトバンク担当者が作成した手順はアプリの使い方が分かる具体例として関心を集め、サービスのポテンシャルを肌で感じられました。

来場者の声を踏まえて、今後もアプリの価値を向上させ、より多くの方に使っていただけるように改善を続けていきたいです。

「アシストガイド」アプリはこちらからダウンロード

「アシストガイド」アプリはこちらからダウンロード

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(掲載日:2023年7月19日)
文:ソフトバンクニュース編集部