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【ダイナミックプライシング】~1分で分かるキーワード #153

【ダイナミックプライシング】~1分で分かるキーワード #153

変動料金制とも呼ばれる価格設定方法の一つ。消費者の需要に応じて商品やサービスなどの価格を変動させること

市場の需要と供給に合わせて価格を変動させる仕組み

ダイナミックプライシング(Dynamic Pricing)は、商品やサービスの価格を市場の需要や供給に応じて変動させる仕組みのことで、変動料金制とも呼ばれます。

ダイナミックプライシングの身近な例としては、シーズンに合わせて価格設定が異なるホテルや航空券などが挙げられます。近年では、AIにより膨大なデータ収集や分析が可能になり、プロ野球やサッカーのJリーグ、バスケットのBリーグといったスポーツやテーマパークなどで、ダイナミックプライシングが広く利用されるようになりました。季節や天候をはじめ過去の販売実績、購入者の属性などさまざまなデータにもとづく価格設定が行われています。

ソフトバンクのグループ企業である福岡ソフトバンクホークスは、PayPayドームで開催される全試合のチケット販売にダイナミックプライシングを導入。過去の販売実績データをはじめ、リーグ内の順位や対戦成績、試合日時、席種、席位置などさまざまなデータをもとにAIが需要を予測し、販売価格を決定しています。

(掲載日:2023年10月27日)
文:ソフトバンクニュース編集部