大量で複雑なデータを処理・分析して共通点や法則を見つけ出し、新たな価値や知見を導き出す研究のこと
データ分析から、さまざまな事業判断や課題解決にアプローチ
データサイエンスとは、統計学や情報科学、機械学習などを用いて、大量で複雑なデータを処理・分析して共通点や法則を見つけ出し、新たな価値や知見を導き出す研究のことです。その研究者やエキスパートは「データサイエンティスト」と呼ばれます。
データサイエンスは主に次のような手順で行われます。データを収集し、クレンジング(データのクリーニング)、変換、整理などの処理を経て、次に、統計分析、機械学習、データマイニングなどのテクニックを用いてデータを解析・分析し、パターンやトレンドを発見します。予測モデルの構築や異常検出、意思決定支援などの目的に合わせてデータを解釈し、洞察を得ます。
データサイエンスの手法は、ビジネス、医療、金融、マーケティング、エンジニアリングなど、広い分野で用いられています。さまざまな分野でのビッグデータ活用に伴い、事業判断や課題解決の一つとしてデータサイエンスに基づくアプローチが採用されています。AI開発においても、必要なデータをどこから取得し、どのように分析・可視化するのかといった分析モデルや機械学習アルゴリズムの構築など、データサイエンスが果たす役割は大きいとされています。
データサイエンスの関連情報
(掲載日:2023年11月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部