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【MVNO】~1分で分かるキーワード #169

【SRv6】~1分で分かるキーワード #168

通信インフラを所有せず、自社ブランドで移動通信サービスを提供する電気通信事業者のこと

通信設備を持たずコストを抑え、安価な料金で通信サービスを提供

MVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と訳されます。自社で基地局などの無線通信回線設備を構築・運用するMNO(Mobile Network Operator:移動体通信事業者)に対し、MVNOは自ら無線通信回線設備を持たず、MNOから通信回線を借り受け、自社ブランドで移動体通信サービスを提供します。

従来、移動体通信サービスは、総務省から電波利用免許の交付を受けたMNOのみに提供が認められていました。しかし、移動体通信市場において多様かつ低廉なサービスの提供を広げるため、また、電波の公平かつ能率的な利用を確保するために、他業種からも参入しやすい仕組みとしてMVNOの制度が導入されました。

通信設備を持たないことで初期投資や運営コストが抑えられるため、さまざまな企業やブランドが独自性のあるサービスを安価な料金で提供できます。そのためMVNOは、ユーザーに多様な選択肢を提供する存在となっています。

(掲載日:2023年12月8日)
文:ソフトバンクニュース編集部