一般ドライバーによる自家用車を使った乗客の送迎や、乗客同士の乗り合いのこと
一般ドライバーの乗用車による「相乗り」や「自家用車のシェアリング」
ライドシェア(Ride share)とは、一般ドライバーが自家用車を使って乗客を有償で輸送する移動手段を表す言葉です。ライドシェアというと「相乗り」をイメージすることが多いかもしれませんが、「遊休資産である車をシェアする」というシェアリングエコノミーの1つです。海外では広く利用されており、大きく4つに分類されます。
カープール | 一般ドライバーが、自家用車に出発地や目的地が同じ乗客を輸送すること |
バンプール | 一般ドライバーが大型車両を利用し、多くの乗客(10人前後)を輸送すること |
カジュアルカープール | 一般ドライバーが、自家用車に道路沿いの乗り場で客を乗せて輸送すること |
TNC(Transportation Network Company)サービス | 事業者が自ら乗客を輸送するのではなく、運営するプラットフォーム内で一般ドライバーと乗客を仲介するサービス |
近年は、スマートフォンのアプリで予約や支払いなどができるTNCサービスが普及。代表的なサービスとして、アメリカのUber(ウーバー)やLyft(リフト)、中国の滴滴出行(ディディ)、シンガポールのGrab(グラブ)などが挙げられます。
日本では、2024年4月にタクシー会社の管理下にある車両を、普通自動車第二種運転免許を持たない一般ドライバーが運転して乗客の輸送を可能とする「日本版ライドシェア」が開始となることから、ライドシェアに関する議論が進んでいくことが予想されます。
(掲載日:2024年3月7日)
文:ソフトバンクニュース編集部