Weekly Alibaba Cloud アップデート情報 - 2025/1/31

みなさん、こんにちは。クラウドエンジニアの佐藤です。

Weekly Alibaba Cloud では、今週もAlibaba Cloudのプロダクトアップデート情報をお届けします。

2025年1月16日から2025年1月22日にAlibaba Cloudのオフィシャルサイトで公開された主なアップデート情報を紹介します。

データベース

• ApsaraDB RDS for PostgreSQL：RDS PG は DuckDB との統合分析機能をサポート

RDS PGは、オープンソースの埋め込みクエリエンジンを利用し、PGインスタンス内の複雑なSQLを加速し、ワンストップHTAPソリューションを提供するためのDuckDBとの統合分析機能がサポートされました。

新機能/仕様

①RDS PG 11以上のバージョンでDuckDBプラグインをワンクリックで作成可能

②データをPGとDuckDBの間で全量および増量更新をサポート

• RDS MySQL：既存MySQLインスタンスでクラウドディスク暗号化が可能に

既存のApsaraDB for MySQLインスタンスに対して、クラウド ディスク暗号化機能を有効化することができるようになりました。データベース暗号化技術の詳細は公式ドキュメントをご確認ください。

• ApsaraMQ for RabbitMQ：2025年2月アップグレードのお知らせ

2025年2月10日から2月26日にかけて、ApsaraMQ for RabbitMQのアップグレード作業が実施されます。具体的なアップグレードの影響および対象リージョンの詳細は公式アナウンスをご確認ください。

• ApsaraMQ for RabbitMQ：2025年2月アップグレードのお知らせ

2025年2月11日から2月27日にかけて、ApsaraMQ for RabbitMQのアップグレード作業が実施されます。具体的なアップグレードの影響および対象リージョンの詳細は公式アナウンスをご確認ください。

ネットワークとCDN

• Application Load Balancer（ALB）：X-Forwarded-Forヘッダの無効化をサポート

ALBでX-Forwarded-Forヘッダの付与がデフォルトで有効化になっていますが、無効化することもできるようになりました。

リクエストに対して X-Forwarded-For ヘッダの有効化を選択した場合、ALB はリクエストをバックエンド サーバーに転送する前に、リクエストにX-Forwarded- Forヘッダーが追加されます。一方、X -Forwarded-Forヘッダの付与を無効化した場合、ALB はリクエストをバックエンド サーバーに転送する前に、リクエストにX-Forwarded-Forヘッダ付与しません。

• Application Load Balancer（ALB）：X-Forwarded-Hostヘッダをサポート

ALBでX-Forwarded-Hostヘッダの付与をサポートするようになりました。X-Forwarded-Hostでは、ALB にアクセスするクライアントのドメイン名を取得することができます。

• Classic Load Balancer（CLB）：計画されたO&Mイベントの時間を調整することが可能に

CLBの計画されたO&M イベントは、Alibaba Cloud が実行する更新、メンテナンス、ネットワーク移行を指し、CLB インスタンスに影響があります。

CLB インスタンスに対して、実行されるO&Eイベントの影響について、Alibaba Cloudは、事前に通知を行うため、利用ユーザも事前に影響を把握することができます。以前は、O&Mイベントが行われる時間に基づいてビジネスが調整されていましたが、利用ユーザ側でO&Mイベントが実行される時間を調整することができるようになりました。

• Classic Load Balancer（CLB）：既存の料金項目名変更と新料金項目追加

既存の料金項目名「インスタンス料金」は「パブリックIP保有料金」に変更されました。単価は変更されず、この料金はパブリックインスタンスにのみ適用されました。

新しい料金項目として「インスタンス料金」が追加され、2024年12月1日0:00:00以降に作成されたパブリックまたはプライベートのCLBインスタンスに適用されます。