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先日、私達のメンバーが「マイクラと生成AI、まさかの共通点!?~「自由すぎる」がゆえの悩み、はじめの一歩 ~」というブログを投稿しました。
日本ではまだ生成AIの活用が進んでいないと言われますが、実はあなたの日常業務を劇的に変える可能性を秘めています。
前回の記事では、「自由すぎて何からはじめたらいいか分からない…」っていう戸惑いに、マイクラと生成AIが意外と似てるよねっという話をしました。その上で、初心者でも気軽に始められるちょっとしたコツや工夫も紹介しました。
どっちも大事なのは、“遊びながらちょっとずつ慣れていく”ってスタンスです。最初はうまくいかなくても、ふとした瞬間に「これだ!」ってひらめくこともあるんです。だから、あまり難しく考えすぎずに、まずは気軽に試してみるのが大事だということをお伝えできたと思います。
このブログでは、さらに一歩進めて、私たちソフトバンクのソリューションエンジニアが、 Gemini アプリ(チャット形式の生成AI)を実際に業務でどう活用し、どんな課題を解決できたのか、具体的な事例を交えて紹介します。
今回は特に、
の3つのシーンに焦点を当てます。「まずは試してみる」一歩を踏み出すきっかけとして、ぜひ最後までお読みください!
「ノーコードツールに挑戦したいけど、どこから手をつけていいか…」「思った通りのアプリが作れない!」そんな経験はありませんか?
私は承認制の会議室予約システムをAppSheetで構築しようと試みましたが、ウェブやYouTubeの情報を漁っても、なかなか理想に合うものが見つからず苦戦していました。
そこで頼ったのが、Gemini アプリです。
最近のGeminiアプリはどんどん進化していて、なんとウェブアプリのプロトタイプを作って、そのまま動作確認までアプリ内でできてしまうんです。コードを書く→試す→直す、のサイクルがすべてGemini上で完結するのは本当に便利!
というわけで、今回はこの便利な機能を活用して、実際にアプリを作ってみようと思います。
「AppSheetで承認ワークフローを作りたいです。承認後、特定の会議室に予約を入れたいのですが、アプリの作り方を教えてください。」この一言から、 Gemini アプリとの共同作業がスタート!
一度に全てを質問するのではなく、ステップバイステップで疑問を投げかけることで、最終的には理想通りの承認制会議室予約アプリが完成しました。驚くことに、Webサイトで自力で学習するよりもはるかに効率的に、AppSheetの基礎まで習得できたのです。
特に感動したのは、エラー発生時にスクリーンショットを貼り付けるだけで、 Gemini アプリが問題を特定し、具体的な解決策を提示してくれたことです。まるで専属のメンターがいるようでした。AppSheetに限らず、ノーコードツールでのアプリ開発に挑戦する際は、ぜひ一度 Gemini アプリに相談してみてください。あなたの開発を強力にサポートしてくれるはずです。
またAppSheetにはAI機能が使える上位ライセンスがあります。AppSheetのAI機能を使ったアプリ開発に興味がある方は「AppSheet とGemini で顧客DBを自動構築!DX を加速するAI名刺管理アプリとは? 」を参照してください。
この上位版の導入に関してはぜひソフトバンクにご相談ください!
ソフトバンクは、上位版ライセンスの販売から導入・運用まで一貫した専門的なサポートを提供し、お客様のビジネス課題に合わせた最適なソリューションとコスト効率の良い導入を実現します。
「大量のログデータ、どう分析したらいいんだろう…」「Looker Studioって難しそう…」
データ分析に苦手意識がある方もいるかもしれませんね。私はGoogle Workspace (GWS)のログデータをBigQueryに出力したものの、Looker Studioでの分析経験が全くありませんでした。そこで再び、Gemini アプリに助けを求めました。
まずは「BigQueryからGmail以外のログでユーザーの利用状況が分析できるクエリを抽出してください」と指示。複雑なSQLクエリを Gemini アプリが瞬時に生成してくれ、必要なログデータを抽出できました。
※この表もGemini のサイドパネルを使用してタイトルとURLとトータルPV数を抜き出すように指示して作成しました
-- <データセット名> からGmail以外のログでユーザーの利用状況が分析できるようなログを抽出してください
SELECT
activity.email,
activity.event_type,
activity.event_name,
activity.record_type,
activity.time_usec
FROM
`<project>`.`All_Logs`.`activity` AS activity
このクエリでログを吐き出しました。
この結果をスプレッドシートに出力してLooker Studio で分析したいのですが、どのように行えば良いでしょうか?
次に、「このデータをスプレッドシートに出力してLooker Studioで分析したいのですが、どのように行えば良いでしょうか?」と質問。さらに、「このデータには組織名についての情報が無いので別の情報から紐付ける必要がありました。そのようなことでも Gemini アプリにどうしたら良いの?と聞いて分析作業を進めることができました。
最終的に、Gemini アプリのサポートのおかげで、以下のように無事に組織ごとに使用量がわかるようなグラフを作ることができました。
※検証環境のデータを利用しています
今後は、もう少しカスタマイズして実態に合わせるようなグラフを作っていく予定です。
こちらもソフトバンクはLooker Studioの上位版に関するご相談も承っております。お客様のデータ分析ニーズに合わせて最適なソリューションをご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「プレゼン資料作成にいつも時間がかかる…」「もっと魅力的な資料を作りたい!」
そんな悩みをお持ちではないですか?
先日、「資料はHTML形式で作成する時代がくる!?」というブログで、Gemini アプリのCanvas機能を使った新しい資料作成方法をご紹介しました。そして今回、そのCanvas機能だけで作成した資料と、Gemini アプリが生成した「スピーカーノート」を使って、7月16日のSoftBank Worldのミニセッションに登壇しました!
これが実際に使用した資料の一部です。
現在の業務でCanvasを活用することで、資料作成にかかる時間を大幅に短縮し、効率化を実現した実績を紹介しました。
驚くことに、この資料とスピーカーノートを作成するために私がしたのは、Gemini アプリに指示を出し、生成されたものを「レビュー」することだけです。それだけで、クオリティの高い資料が完成しました。
そのミニセッション内でも話したのですが、AIに資料作成を任せることに、熱意が足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、本当に時間を費やすべきは資料作成そのものではなく、資料作成の元となった業務の実行だと考えます。
Geminiを活用することで、チームの誰もが短時間で同品質の資料を作成できるようになるでしょう。
また、8月5日〜6日に行われる Google Cloud Next Tokyo 25のSoftBankブース内でもミニセッションを行う予定です。そこでも、Gemini アプリのCanvas機能のみで作成した資料を使用します。
「Gemini アプリって、資料作成にも使えるの?」
「どんな資料がCanvasで作れるんだろう?」
「実際にミニセッションで使われた資料を見てみたい!」
そう思われた方は、ぜひ Google Cloud Next Tokyo 25のSoftBankブースへお越しください! Gemini アプリを使った新しい資料作成の世界を、直接ご覧いただけます。
日時:2025年8月5日(火) ~ 8月6日(水) 10:00~17:30(展示ブースは 11:30 開始)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟
参加費:無料(事前登録制)
登録コード:NT25_pt031
日本の生成AI利用は海外に比べ低い傾向にあり、活用方法に戸惑う方も多いでしょう。本ブログの事例は、そんな方々への具体的なヒントになればと思っています。
AppSheetでのアプリ開発、Looker Studioでのデータ分析、資料作成といった多様な業務で、 Gemini アプリが強力なサポートとなることを示しました。何から始めるべきか分からない場合でも、まずは Gemini アプリを開いて、”教えて”と聞いてみるところからはじめてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
◆Google Workspace やAppSheet、またはGoogle Cloud(Looker Studio)に関することは、ぜひソフトバンク窓口又は担当営業までご相談下さい
Google スプレッドシート、Gmail、Google カレンダー、Google Chat、Google ドライブ、Google Meet などのさまざまなサービスがあらゆる働き方に対応する業務効率化を実現します。
Google サービスを支える、信頼性に富んだクラウドサービスです。お客さまのニーズにあわせて利用可能なコンピューティングサービスに始まり、データから価値を導き出す情報分析や、最先端の機械学習技術が搭載されています。
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