ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。
「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。
子どもたちの笑顔が明日への活力
2012年9月2日(日)大船渡市盛町の盛川河川敷で、東日本大震災復興支援イベントIN大船渡 第3回「空を見上げて」という気球搭乗体験イベントが開催されました。
この河川敷も震災直後は、流された家屋や車、船のざんがいなどが流れ着き、水産加工工場から流れ出た魚介類が腐り、ひどい悪臭が漂う場所でした。大人はもちろん、子どもたちが近づけるような場所ではありませんでした。
(震災発生当時)
震災から1年と5ヵ月が経過した今、たくさんの方々のご協力・ご支援でがれきもにおいもなくなり、子どもたちも立ち入れる場所になりました。この日は、大きく膨らみ青空に向かって浮かんでゆく気球を見上げることができたのです。うつむきがちな人たちも空を見て、上を見て、そして前を見て進んで行けるような気がします。子どもたちの笑顔が明日への活力です!
撮影場所:大船市盛町
撮影日:2012年9月2日
安心な出産に向けて
福島県南相馬市は震災直後、原発事故の影響で子どもや妊婦が一時期姿を消しました。現在は、全員ではありませんが子どもも妊婦も戻り、少しずつですが、震災前の南相馬市を取り戻しつつあります。
夫婦で出産に備える「マタニティファミリーセミナー」は、南相馬市が主催し原町保健センターで開かれ、出産を控えた13組が参加しました。セミナーでは、4グループに分かれて赤ちゃんのお風呂の入れ方を学んだほか、お父さんは10キロの重りを付けて妊婦の動きの大変さを体験しました。また、出産前の妊婦が抱える不安や悩みを話し合う茶話会も開かれ、お互いに情報交換などをして交流を図りました。
撮影場所:南相馬市
撮影日:2012年8月19日
(掲載日:2012年9月11日)