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本格化する沿岸部の復旧工事 2013年3月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

本格化する沿岸部の復旧工事

東日本大震災の津波被害を受けた海岸復旧工事の安全祈願祭と工事着工式が原町区の萱浜で行われました。安全祈願祭には市や県の担当者をはじめ、工事関係者など約30人が出席。この後行われた着工式では、着工宣言に合わせて着工ボタンが押され、重さ約1トンの消波ブロックが設置され、堤防の復旧工事がスタートしました。

本格化する沿岸部の復旧工事

撮影場所:福島県南相馬市
撮影日:2013年1月31日

小高区塚原地区で災害がれきの撤去始まる

環境省は避難指示解除準備区域にある小高区塚原地区の災害がれきの撤去作業を始めました。この日は集められた材木やコンクリートなどを重機で振り分けたほか、材木からくぎを抜き取るなどして分別しました。分別された災害がれきは今後、地区内の仮置き場に運ばれます。

小高区塚原地区で災害がれきの撤去始まる

撮影場所:福島県南相馬市
撮影日:2013年2月1日

カナダからの素敵な贈り物

大船渡市内の盛保育園にカナダの支援者の方から、おもちゃのプレゼントが届きました。
カナダに住む、日本人の女性(カナダ人と結婚しカナダ在住)から、少しでも子どもたちに笑顔をという想いでお送りいただきました。
普段、見ることのない海外のおもちゃに、目をキラキラさせる子どもたちの顔が印象的でした。保育園の先生方も遠く海外からの支援に驚いていました。
海外の方も「東日本大震災の被災地に何かしたい」「できることを継続したい」とおっしゃってくださいました。子どもたちの中には、「大きくなったらお礼に行きたい!」「こんなにおもちゃを届けてくれてありがとう」「大切につかいます!」と支援してくださった遠い外国に住む方々に、興味と感謝の気持ちを持ってくれたようです。
震災から間もなく2年。復興へのスタートラインに立ったばかりの大船渡ですが、子どもたちは笑顔で毎日を送っています。

カナダからの素敵な贈り物

撮影場所:岩手県大船渡市
撮影日:2013年2月

伝統を受け継いで

浪江町請戸地区で開催されていた伝統行事「安波祭」。毎年2月の第3日曜日に地元のくさ野神社で行われ、神楽や田植え踊りを奉納し、たる神輿を担いだ若者たちが極寒の海へと向かう勇壮なお祭りです。震災以降、請戸での開催はできませんが、今年は2月17日に福島市と二本松市の仮設住宅3カ所で神楽と田植え踊りを奉納しました。各仮設住宅には多くの町民が集まり、ふるさとに思いを馳せました。
「裸参り」も浪江町の伝統行事のひとつです。浪江町権現堂地区の浪江町消防団第一分団第一部により継承されています。毎年旧暦1月8日に開催され、白装束の若者たちが町内を駆け抜けるとき、沿道に集まった町民たちが冷水を浴びせ1年の無火災を祈ります。今年は、「裸参り」の日に合わせ団員らが集まり、町内にある浪江神社を参拝しました。
ふるさとを離れている今も、姿を変えながら伝統は受け継がれています。

伝統を受け継いで

撮影場所:福島県二本松市、浪江町
撮影日:2013年2月17日

小学校で豆まき集会が開催されました

大野・熊町小学校豆まき集会が2月1日、会津若松市河東町の同小学校体育館で開かれ、各小学校全校生徒のほか、大熊町幼稚園の年長組の園児たちも参加しました。この会は、伝統的な行事である豆まきに対する理解を深めながら親睦を深めることを目的に、今年初めて行われました。
会では渡邉義人大野小学校長が「自分の心の中にある弱い心を鬼として追い出してください」とあいさつし、保健委員の生徒が節分の説明をしました。また、各学年代表が「泣き虫鬼」や「怒りんぼう鬼」、「だらだら鬼」など、各々の追い出したい鬼を発表しました。小学生は、鬼のお面を付けたほかの生徒や幼稚園児に向けて、「鬼は外、福は内」と大きな掛け声をかけながら元気いっぱいに豆をまきました。

小学校で豆まき集会が開催されました

撮影場所:福島県会津若松市河東町
撮影日:2013年2月1日

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2013年3月8日)