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復興支援ボランティアツアーから2カ月 2013年5月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

大船渡市立盛小学校入学式

先日、大船渡市立盛小学校で入学式が行われました。

盛小学校は震災直後、避難所として700人以上の避難者が生活した場所です。
高台にあることと市役所が近いということで多くの方々が避難されました。
子どもたちも学校で勉強しているときに地震が起き、校庭に集合して待機していました。
避難所は震災の年に解散しました。

あれから2年・・・
子どもたちが集合した校庭には仮設住宅が立ち並び、被災した方々が生活しています。
仮設住宅のわきの通路を新一年生が入学式へと向かう姿。
喜ばしい入学式ですが、一番運動する小学校の校庭が使えない・・・
クラブ活動をする場所もない・・・
親御さんの想いは複雑だと思います。

そんな中、子どもたちは新しいランドセル、入学式用の衣装に身を包み、みんな笑顔で初登校です。
小学校での勉強に生活に期待と不安を抱えながら先生のお話を真剣に聞いている様子が印象的です。
仮設住宅や町の復旧作業などまだまだ以前のようにはいきませんが、未来を担うこの子たちの入学を心からお祝いしたいですね!

大船渡市立盛小学校入学式

大船渡市立盛小学校入学式

撮影場所:岩手県大船渡市
撮影日:2013年4月

復興支援ボランティアツアーから2ヵ月

2013年3月3日~4日、ソフトバンクグループ社員を対象に南相馬市への復興支援ボランティアツアーを開催。
グループ社員約50名が参加しました。

地元の皆さんの"被災地を花でいっぱいにしたい!!"という想いを叶えようと、参加者一丸となって菜の花畑作りのお手伝いをしました。

あれから約2ヵ月・・・
先日、同じ地を訪ねてみたところ、私たちが堆肥まきや除草などのお手伝いをした菜の花畑は元気に花を咲かせていました。まるで黄金色の絨毯が一面に敷かれたような菜の花畑は圧巻で、訪れる人の気持ちや周囲まで明るくしてくれます。

実は菜の花畑を貸してくださった方は、津波でお母さま・奥さま・お嫁さんの3人を亡くされました。
そうした中、「畑が菜の花で埋め尽くされ、少しでも地元に笑顔が戻ってくれるなら」と快く、畑を貸してくださったそうです。

津波で何もかも流されてしまった土地に、明るい菜の花が咲き乱れるこの風景は、復興ボランティアに参加した私にとって格別の場所となりました。
来春も訪れたいです。

2013年3月3日(ボランティアツアー時)

復興支援ボランティアツアーから2ヵ月

復興支援ボランティアツアーから2ヵ月

復興支援ボランティアツアーから2ヵ月

撮影場所:福島県南相馬市
撮影日:2013年4月下旬

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2013年5月10日)