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「忘れない」というメッセージを届ける灯り 2014年5月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

災害公営住宅への入居が始まりました

南相馬市が2013年3月から建設をしていた、鹿島区の西川原災害公営住宅が2014年3月に完成。4月からの入居に向けて、完成を祝う竣工式と入居者への鍵の引き渡し式が行われました。

西川原災害公営住宅は、津波で自宅が壊れ、自力での再建が難しい住民のために南相馬市が整備を手掛ける初の災害公営住宅です。

竣工式には桜井勝延市長や亀岡偉民復興政務官らも訪れ、桜井市長は「市民の幸せづくりの一歩となることを願っています」と祝辞を述べました。

また、入居者代表へ鍵のレプリカが授与され、入居者が見守るなか完成した住宅前でテープカットがおこなわれました。

新しく入居する皆さんもこの日を心待ちにしていた様子で、「子供たちの喜ぶ顔が見られて良かったです。ほっとしました」などと嬉しそうに話していました。

完成した災害公営団地の特長は、木造平屋と2階建て計28戸に加え、住民の憩いの場となる集会所が用意されている点です。敷地もゆったりとしていて日当たりがよく、お年寄りも安心して暮らせるバリアフリー設計が施されています。

南相馬市では、西川原災害公営住宅のほか9か所の災害公営住宅の建設を今後、計画。2016年度までに合計350戸を建設する予定で、復興へのさらなる加速を感じさせます。

復興への道のりは平坦ではありませんが、南相馬市では今後もより多くの住民の皆さんが安心して地域で暮らしていけるよう、住民の皆さんと共に取り組んでまいります。

災害公営住宅への入居が始まりました

災害公営住宅への入居が始まりました

災害公営住宅への入居が始まりました

情報提供:福島県南相馬市
撮影場所:福島県南相馬市
撮影日:2014年4月

「忘れない」というメッセージを届ける灯り

3月30日に開催された、第33回南三陸町福興市で「神戸ともしびプロジェクト」より、街灯7基の目録が佐藤仁町長に手渡されました。

このプロジェクトは神戸市内の大学生有志による「RYUKA被災地復興サポートチーム」が、阪神大震災からの復興を果たした新長田・大正筋商店街の人たちと協力し、宮城県南三陸町に建設される仮設商店街「さんさん商店街」に街灯を贈ろうと、学園祭や地域のイベントなどで募金を呼び掛けたことが始まりです。その時のメンバーだった時井勇樹さん(現「神戸ともしびプロジェクト」実行副委員長が活動を引き継ぎ、卒業後は会社経営をしながら、被災地物産販売の支援などをしています。販売収益の一部とインターネットを使った呼び掛けで集めたお金で、南三陸町に街灯を贈り続けています。

今回の贈呈で南三陸町に贈られた街灯は合計19基になりました。

「私たちは、阪神淡路大震災の経験から、灯りのあるところに人が集まることを知っています。」「被災地にはまだまだ明かりのないところが多く、夜になると真っ暗になるところも少なくありません。特に冬の東北は日が短いのですが、人は灯りを見るとホッとし、前向きになることができます」と神戸ともしびプロジェクト実行委員長で大正筋商店街の伊東正和さんは話します。また、実行副委員長である時井勇樹さん(24)は、街灯を贈り続けることについて、「灯りを届けることで被災地にぬくもりと安心感を届けたい」と話します。

「被災地を私たちは忘れない」
そんな思いが込められた温かなヒカリが「復興への道しるべ」になっていくと信じています。

「忘れない」というメッセージを届ける灯り

「忘れない」というメッセージを届ける灯り

参考情報:宮城県復興応援ブログ ココロプレス

撮影場所:宮城県南三陸町
撮影日:2014年3月

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2014年5月9日)