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東北風土マラソン&フェスティバルが開催 2014年6月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

大熊町内で田植え(試験栽培)を行いました

福島県双葉郡大熊町

2014年5月19日、福島第一原子力発電所の事故の影響で全町民の避難が続いている福島県双葉郡大熊町内で田植えが行われました。まとまった面積でコメ栽培をするのは、東日本大震災後初めてとなります。

これはコメの試験栽培で、将来の町民帰還や営農再開に備え、除染した町内の土地でコメの耕作が可能かどうかを調べるため、大熊町が地元の農家の皆さんと協力して実施したものです。

田植えを行ったのは、国による除染が終了した大熊町南部の居住制限区域にある約25アールの水田です。県内で栽培された「ひとめぼれ」の苗を、田植え機械を使って植えました。参加者の中には4年ぶりの田植え作業という方もおり、青空の下笑顔で汗を流していました。

また、この日は放射線量が高い帰還困難区域にある実証田にも、農業委員らが手で一本ずつ丁寧に苗を植え付けました。

稲の生育は現地連絡事務所の職員が見守ります。
この田植えで収穫したコメは放射性物質の濃度を調べる検査以外には使用されません(全て廃棄処分)が、参加した皆さんは4年ぶりの田植え作業に生き生きと取り組んでいました。

かつての豊かな大地を取り戻すには多くの時間が必要かと思いますが、望みを捨てずに試みを続けます。

大熊町内で田植え(試験栽培)を行いました

機械に苗を取り付けて田植え開始(左)、除染を終えた水田に苗が植えられていきます(右)

大熊町公式サイト(大熊町役場)

情報提供:大熊町役場
撮影日:2014年5月

東北風土マラソン&フェスティバルが開催されました

宮城県登米市

2014年4月26日、27日、宮城県登米(とめ)市で県内唯一のフルマラソン「第一回東北風土マラソン&フェスティバル2014」が開催されました。

開催地である宮城県登米市は、東日本大震災により家屋倒壊など多大な被害に遭いました。しかし、津波によるさらに甚大な被害のあった隣接の南三陸町など沿岸地域への復旧・復興の活動拠点として、震災後、重要な機能を果たしてきました。登米市内の仮設住宅には今も400世帯以上の南三陸町の人々が暮らしています。

東北風土マラソン&フェスティバルが開催されました

震災直後、津波で被災した沿岸地域の復旧においてハブとなった登米市に、東北のさまざまな要素を集めて多角的に復興支援をしたいと考え、この大会が実現しました。そのため、「東北のおいしい食とお酒、そして奇麗な風景を楽しみながら被災地復興に貢献したい!」そんな欲張りな思いが、この大会に参加すれば実現できるのです。

走るだけではなく、東北各地の物産展や酒蔵見学など各種ツアーを同時開催。また、マラソンコースの途中には東北のおいしい食べ物や酒蔵の水(仕込水)が楽しめるエイドステーションが多数用意されており、メイン会場の広場では、同時開催の登米風土博覧会と東北日本酒フェスティバルのために、東北の物産品や海産物、さらに日本酒を扱うテントが多数出展していました。そのためランナーはもちろんのこと、大会運営ボランティア、観光客も東北の魅力を満喫することができました。また、地元の人たちも沿道まで応援に駆け付けるなど、みんなが楽しめるお祭りイベントになりました。

今後も世界中の人が参加したくなる、そんな大会運営を目指し、観光面から東北の復興を支えていきたいです。

東北風土マラソン&フェスティバルが開催されました

東北風土マラソン2014(東北風土マラソン&フェスティバル実行委員会事務局)

情報提供:東北風土マラソン2014事務局
撮影日:2014年4月

子どもたちに元気と勇気を届けるために。オーストラリア横断5,000kmチャレンジ

福島県相馬郡新地町

こんにちは! サイクリストの西川 昌徳です!
私は世界の国々の冒険を通して、福島県新地町の子どもたちを支援する自転車冒険家。
今回のチャレンジの舞台はオーストラリアです。

2014年5月12日、出発を前に福島県新地町立駒ケ嶺小学校を訪れました。
その日行われた壮行会では「西川さんオーストラリア横断5,000kmがんばってきてください! そしてSkype交流授業とても楽しみにしています!」と子どもたちから応援メッセージをいただきました。

子どもたちに元気と勇気を届けるために。オーストラリア横断5,000kmチャレンジ

西部の都市パースから東部の都市シドニーまで5,000kmの道のりを約2カ月間かけ、自転車で横断するチャレンジの中で、定期的に滞在先と駒ケ嶺小学校の教室をSkypeでつなぎ交流授業を行います。この交流授業では、毎回滞在先のさまざまな人に出演していただいています。

2014年5月20日に行ったオーストラリア第1回目のSkype授業では、パース在住の日本人のお二人をお招きし、現地の生活紹介や、生徒たちの質問に答えていただきました。

「カンガルーはどんな場所で見ることができますか?」「オーストラリアの食べ物はどんなものがありますか?」駒ケ嶺小学校の子どもたちからはたくさんの質問が出てきます。
彼らはその答えにびっくりしたり、うれしそうな表情を見せてくれたりと、とても有意義な交流となりました。
授業の後には「たくさんのことを学ぶことができました」「現地の方との交流が楽しかったです」「西川さんオーストラリアがんばって走ってください!」などうれしいメッセージもいただきました。

オーストラリアでも自転車横断チャレンジ、そしてSkypeでの授業を通して、駒ケ嶺小学校の子どもたちに元気と勇気、そして学びの楽しさを届けられるようがんばって走ります!

子どもたちに元気と勇気を届けるために。オーストラリア横断5,000kmチャレンジ

僕の地球を走る旅(西川 昌徳)

撮影日:2014年5月

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2014年6月10日)