SNSボタン
記事分割(js記載用)

障がいのある方の社会参加を応援 ソフトバンクモバイルの三つの取り組み

ソフトバンクモバイル株式会社(以下「ソフトバンクモバイル」)は、ソフトバンクグループが掲げる「情報革命で人々を幸せに」の経営理念の下、携帯電話をはじめとした携帯情報端末を活用することで、誰もが快適なコミュニケーションを享受できる社会の実現を目指しています。障がいのある方に対しても、ITを用いたコミュニケーション手段提供などのさまざまな取り組みを通して社会参加を応援しており、今回はソフトバンクモバイルが行っているこれらの取り組みのうち三つの事例をご紹介します。

手話学習アプリケーション「ゲームで学べる手話辞典」(「IAUDアウォード2014」銀賞受賞)

「聴覚障がいのある方と聴者の隔たりのない、優しい社会を実現したい」という思いから提供を開始した、スマートフォン向けアプリケーション「ゲームで学べる手話辞典」※1は、手話が初めての方でも、ゲームで遊びながら手話を学べるアプリケーションです。モンスターとの対戦で、主人公が見せる手話の意味を答えて正解すると攻撃ができ、勝ち進んでいくことで手話を学習することができます。ゲームに登場するキャラクターの動きは、実際の手話の動きを取り込んだ360度回転可能な3Dアニメーションにより、あらゆる角度から細かい手の動きを確認できます。

このアプリケーションが、一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主催する「IAUDアウォード2014」の「コミュニケーションデザイン部門」で、銀賞を受賞しました。この賞は、“一人でも多くの人が快適で暮らしやすいユニバーサルデザイン社会”の実現に向け、特に顕著な活動の実践や提案を行っている団体や個人に与えられるものです。「ゲームで学べる手話辞典」は、ゲームで遊びながら手話を楽しく学べる点などが評価され、受賞に至りました。

ソフトバンクモバイルでは「ゲームで学べる手話辞典」を、手話利用者だけでなく、日常生活で手話に接する機会のある方にもお使いいただくことで、手話に対する関心が高まる手助けになればと考えています。

  • ※1
    iPhone 4s(iOS 6.0)以降に対応、2014年12月時点。

魔法のプロジェクト2014~魔法のワンド~

ソフトバンクモバイルは、東京大学先端科学技術研究センターおよびソフトバンクグループで教育事業を展開する株式会社エデュアスと共同で、「魔法のプロジェクト」に取り組んでいます。この取り組みは、特別支援学校・特別支援学級にスマートフォンやタブレット端末を一定期間無償で貸し出してご利用いただくことで、教育現場や日常生活の場での具体的な活用事例を研究するもので、2009年より実施しています※2

2014年度の「魔法のワンドプロジェクト」では、特別支援学校・特別支援学級の障がい児に加え、通常学級に通う障がい児にも携帯情報端末を貸し出して実践研究を実施しました。2015年1月24日には、「魔法のワンドプロジェクト」の成果報告会を東京大学先端科学技術研究センターの主催で開催し、76の協力校のうち20校の活用事例を紹介するとともに、各校の取り組み内容を展示する予定です。

この取り組みを通じて、障がいのある子どもたちに「これまで思うようにできなかったことが、できるようになる」という経験をしてもらうことで、さらに「できること」を増やしていけるよう、今後も取り組みを広げていきます。

アシストスマホ~障がいのある方の社会生活を支援~

ソフトバンクモバイルでは、障がいのある方の連絡や行動を支援するサービスとして、2014年3月より「アシストスマホ」を提供しています。「アシストスマホ」は、「シンプルスマホ SoftBank 204SH」(シャープ製)に専用ソフトウエアをダウンロードし、「アシストスマホ」モードに切り替えることで利用できるサービスです。

このサービスは、厚生労働省が実施した2013年度「障害者自立支援機器等開発促進事業」として採択されました。

目的地の方向と距離を分かりやすく表示し、移動をアシストする「アシストナビ」や、定型文をタッチするだけで簡単にメールが作成できる「アシストメール」など、利用者が自律的な行動ができるようサポートする機能が多く搭載されていることが、このサービスの特長です。また利用者向けの機能だけではなく、保護者などの支援者向け機能として、通学や通勤の目的地に指定した時間に到着できていない場合、登録したメールアドレスにお知らせする「みまもるフェンス」という機能も備えています。

現在は「アシストスマホ」の機能を、高齢者や孤立した地域住民の日々の安否確認や、災害など緊急時の対応にも活用する例が出てきています。高齢者が人口の約30%を占める神奈川県逗子市の事例では、社会福祉協議会が取り組む高齢者の支援サービスに、「アシストスマホ」のスケジュール機能が活用されています。

「アシストスマホ」はソフトバンクオンラインショップ、または特定代理店(障がいのある方の就労支援機関を運営している非営利団体や障がいのある方を採用している法人)から購入できます。また、「アシストスマホ」の機能を十分にご理解の上ご購入いただくため、より詳細な説明が行えるソフトバンクショップでの受け付けも、2015年より開始する予定です。

ソフトバンクモバイルでは、今後も携帯情報端末を活用した取り組みを通じて、障がいのある方の社会参加を応援してまいります。

  • TM and © 2014 Apple Inc. All rights reserved. iPhone、iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。

(掲載日:2014年12月18日)