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「城の日」といえば姫路城! スマホで美しく撮れるスポットを紹介します!

4月6日は「城の日」。
公益財団法人日本城郭協会が昭和49年(1974)に定めた城の記念日なんです。

その代表格といえば、やっぱり「姫路城」。姫路城は、大正元年(1912)年に初めて一般公開がはじまり、姫路市が平成2年(1990)に「しろの日」を制定、以来4月6日は桜の時期の記念日ということもあって、多くの人たちに親しまれてきました。

世界文化遺産・国宝「姫路城」をスマホで撮ろう!

姫路城は、天守や櫓、門など現存している規模では日本一。400年の歴史の中で戦災などに遭うこともなく、築城時の造形を多く今日に残しているのだとか。大小天守や渡櫓など8棟が国宝に指定され、そのほか多数の建築物が国の重要文化財に指定されています。

「受け継がれた先人たちの知恵が随所で見られるほか、その姿は、白漆喰の美しさも相まって、写真家たちの格好の被写体にもなってきたんですよ」と教えてくれるのは、城を撮って20年・城カメラマン 岡 泰行さん。見る角度によってさまざまな表情を見せる天守群や櫓、左右対称のようで窓の位置が微妙に異なる大天守など変化を醸し出す、匠な美が魅力だとおっしゃいます♪

今回は、スマホで姫路城を美しく撮影できるスポットを、岡さんにご紹介いただきますよ~。このほかにも美しい風景がたくさんありますので、せひ、探してみてくださいね☆

城カメラマン 岡 泰行さん

1969年、兵庫県生まれ。城の写真家。一つ一つ表情が異なる日本の城を、「先人たちの知恵やおしゃれ心」をテーマに日々撮影を行い、写真を通して城の魅力を探る。「備中松山城ポスター」(岡山県高梁市)や「ノジュール」(JTBパブリッシング)連載、「旅の手帖」(交通新聞社)など、各種メディアで作品発表を続けている。
ウェブサイト「お城めぐりFAN」主催。

三国堀から天守を見上げてみるべし

菱の門をくぐると、三国堀と呼ばれる堀が右手にあります。そのそばから天守群を見上げてみてください。石垣の上にそびえる5重6階の大天守を頂点に、乾小天守と西小天守、眼下の横一線に伸びた狭間の穿たれた土塀を1枚のアングルに収めると、実に城塞らしい風景になります。姫路城を代表するアングルの一つです。午後に訪れると、太陽の光がよく当たって白漆喰が写真のように輝きます。また夕方になると、夕日に染まった天守群を見ることができますよ。

動物園から、水面にその姿を写す大天守を捉えよう

三の丸の東側にあるのが「姫路市立動物園」。65年の歴史のある動物園で、園内には姫路城の内掘があります。目指すは「はく製展示室」。その裏手に、内堀が天守の方向へ伸びる様子がよく分かる、見通しの良い場所があります。大天守を美しく見られるスポットです。その造形美もさることながら、風の無い日に訪れると、水面に逆さに写る天守が見られます。動物園の開園は午前9時。順光で捉えるには開園と同時にトライすると良いですよ。

暗い水面も、白い天守もキレイに写るように、スマホなら中央重点測光機能があればいいですね。周りの暗さに影響して写真が明るくなるかもなので、天守が真っ白に飛ばないように露出調整機能や、HDR的な機能があれば使ってみるのも手ですね。

西の丸から天守群を写そう

時代劇でおなじみの定番アングルです。桜の季節にはその美しさが際立ちます。ついつい天守群をアップで切り取ってしまいがちですが、少し引いて桜と一緒にその壮大さを捉えてみても面白いかもしれませんね。西の丸には、千姫の「化粧櫓」や侍女たちが住んでいた「西の丸長局(百間廊下)」があります。角度を変え、表情の変わる天守群。長い廊下を歩きながら、いろいろな窓から天守を捉えてみてくださいね! スマホなら広角気味に撮影できる機種や機能があるといいですね!

岡さんに紹介いただいたスマホでの撮影のコツを参考に、お城の撮影にトライしてみましょう。最新のスマートフォンは、こちらからチェックしてみてくださいね。

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(掲載日:2017年4月5日、更新日:2023年1月20日)
文:城カメラマン 岡 泰行さん/ソフトバンクニュース編集部