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災害時に知っておきたい、誰でも使える無料Wi-Fi「00000JAPAN」

災害時に知っておきたい、誰でも使える無料Wi-Fi「00000JAPAN」

地震や台風、洪水などによる大規模災害が発生した際、被災地における情報収集や連絡手段などに利用できるよう、ソフトバンクなどの通信各社が自社の公衆無線LANサービス「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」の無料開放をすることがあります。

また、2023年5月にガイドラインが改定され、通信事業者のネットワーク障害などによるサービス停止の際にも、通信事業者の要請に基づき「00000JAPAN」が利用できるようになりました。

このような事態が起こらないに越したことはありませんが、万が一必要になった場合に備えて、利用方法を知っておきましょう。

「00000JAPAN」って何?

「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」は、地震や台風、洪水などによる大規模災害が発生した際に、情報収集や安否確認の連絡などを行いやすくするため、無料で開放される公衆無線LANサービスのネットワーク名称のことです。

2011年3月に発生した東日本大震災を受け、ソフトバンクをはじめとする通信各社や多くの企業・団体、地方自治体が参画する無線LANビジネス推進連絡会において、大規模災害発生時の被災者の通信接続手段のひとつとして利用いただくことを目的に、共通仕様やガイドラインが整備され、2016年4月に発生した熊本地震から運用がスタートしました。

災害用統一SSID「00000JAPAN」を選ぶと、スマートフォンやタブレット、パソコンなど無線LANに対応した端末であれば、契約している通信会社を問わず、誰でも無料でWi-Fiスポットを利用できます。

どうやったら使えるの?

設定方法は至ってカンタン。スマートフォンやパソコンのWi-Fi設定をONにします。次のネットワーク選択の画面で、「00000JAPAN」のSSIDを選ぶだけで利用可能になります。

ホーム画面で「設定」をタップ/「Wi-Fi」をタップ

Wi-Fiをオンに/「00000JAPAN」をタップ

Wi-Fiの下に表示されると「00000JAPAN」につながる

ホーム画面で「設定」をタップ/「Wi-Fi」をタップ

Wi-Fiをオンに/「00000JAPAN」をタップ

Wi-Fiの下に表示されると「00000JAPAN」につながる

Wi-Fiスポットの設置場所は、各社のホームページなどで公表されていますので、近くのWi-Fiスポットを探してみてください。

ソフトバンクWi-Fiスポット

ただし、誰でも使える一方で、「00000JAPAN」を利用する際は暗号化通信になっておらず、セキュリティ面では注意が必要です。情報が盗まれる危険性があるので、IDやパスワードの入力が必要なインターネットバンキングやショッピングサイトの利用は、できるだけ控えるようにしましょう。
そして、緊急利用の必要性がなくなった後は、「設定」→「Wi-Fi」→「当該SSIDの横にあるiボタンをタップ」→「このネットワーク設定を削除」と、自動接続を解除することをオススメします。

「00000JAPAN」ご利用上の注意点(無線LANビジネス推進連絡会)

地震や台風など自然災害の多い国、日本。ここで暮らす私たちにとっては、避けて通れない問題です。万が一被災した際のコミュニケーション手段として、覚えておきたい情報ですね。

(掲載日:2018年6月19日、更新:2023年11月14日)
文:ソフトバンクニュース編集部

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