3月5日に「SoftBank 5G 新商品・新サービス発表会」が開催され、「SoftBank 5G」商用サービスの提供開始日やサービス内容が発表されました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、発表会はインターネットによるライブ配信のみでの実施となりましたが、しっかり取材してきました！
「SoftBank 5G」3月27日スタート！ 5Gならではの魅力が体験できるコンテンツ配信サービス「5G LAB」も同日より
発表会には、ソフトバンク株式会社 代表取締役 副社長執行役員 兼 COO 榛葉淳が登壇。高速・大容量、低遅延の通信が可能な第5世代移動通信システムの商用サービス「SoftBank 5G」を、2020年3月27日から開始することを宣言。
さらに、5G時代ならではの臨場感あふれる視聴体験ができるコンテンツ配信サービス「5G LAB」を同日から提供開始することを発表しました。
あらゆる体験が手の中に。ゲストたちが「5G LAB」の魅力を紹介
「5G LAB」には4つのカテゴリーがあり、5Gの特長を生かした映像を体験できる「AR SQUARE」「VR SQUARE」「FR SQUARE」と、快適なクラウドゲーミングを体験できる「GAME SQUARE」で構成されています。フリーアナウンサーの福澤朗さんがこのコーナーの司会として登壇し、さまざまなゲストとともに「5G LAB」の楽しみ方を紹介しました。
最初のゲストとして登場したのはAKB48の山内瑞葵さん、岡田奈々さん、村山彩希さん、小栗有以さん、岡部麟さん、柏木由紀さん、横山由依さんの7名。
FR SQUARE
FRは「Free view point Reality（多視点）」というコンセプトに基づいた造語。「FR SQUARE」アプリではミュージックビデオで、推しメンバーだけの映像を見られると聞いて驚いている山内さん
AR SQUARE
ARで登場した柏木さん（左）とハートマークを作る横山さん（右）。「AR SQUARE」アプリでは、アイドルやキャラクターと一緒に写真や動画を撮影することができます
VR SQUARE
AKB48劇場公演のVR映像を視聴して「近い！ 私が目の前にいる～」と叫ぶ小栗さん
福岡PayPayドームからの中継では、松田宣浩選手と甲斐拓也選手が登場。福岡PayPayドームに設置された60台のカメラによるマルチアングル映像が紹介されました。
松田選手のフルスイングを60台のカメラが撮影。映像を見た甲斐選手「子どもたちがこれを見ると勉強になりそう」
続いて登場したのは日本バスケットボール協会（JBA）の三屋裕子会長と宇都宮ブレックスの田臥勇太選手。三遠ネオフェニックスの河村勇輝選手のAR映像が流されると、田臥選手が河村選手の動き方の特徴などを解説しました。
併せて、ソフトバンクが2016年から務めているJBAのメインスポンサーを今後も継続することが発表されました。
「AR SQUARE」で河村選手のARを体験する田臥勇太選手
体験しないとなかなか伝わりにくいAR・VR・FRを、ゲストたちが自らの視点でその魅力を伝えた後は、再び榛葉副社長が登壇。「GAME SQUARE」の正式サービスを2020年6月以降から開始することを発表しました。
「GAME SQUARE」では、NVIDIAのクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank」が提供されます
5G対応スマホは4機種。うち2機種は3月6日から予約受付開始
3月27日以降に順次発売となる、5G対応スマホも発表されました。ラインアップは「LG V60 ThinQ 5G」「AQUOS R5G」「ZTE Axon 10 Pro 5G」「OPPO Reno3 5G」の4機種。
2画面スマホの「LG V60 ThinQ 5G」を使ったバスケットボールの新たな観戦スタイルを例に、5G対応スマホはスポーツやエンタメなどのコンテンツと相性がよいことを紹介しました。なお、5G対応スマホはすべての機種に「5G LAB」のアプリがプリインストールされています。また、エントリーモデルとして紹介された「OPPO Reno3 5G」の取り扱いは、国内通信事業者では“ソフトバンク”のみであることが発表されました。
「SoftBank 5G」の魅力を多くの方に。料金は当面「4G＝5G」に
「SoftBank 5G」は、3月12日から提供を開始する「メリハリプラン」などの対象料金プランに加えて「5G基本料」（月額使用料1,000円）が必要になります。「SoftBank 5G」の魅力を多くの方に楽しんでもらえるよう、「5G基本料」の月額使用料が2年間無料になる「5G無料キャンペーン」（申し込み不要）を2020年8月31日まで行うことが発表されました。5G対応スマホを購入すれば、4Gの契約プランの月額利用料金のままで、高速・大容量の5Gを体験できます。
「5Gで最も大切なことは通信インフラです。3年ほど前から、5Gの要素技術であるMassive MIMOの運用を行ってきたソフトバンクは、蓄積したノウハウを生かし、全国の基地局約23万カ所を活用して効率的に5Gへ切り替えていきたい」と意気込みを語りました。
「5G LAB」や5G対応スマホの展示コーナーも！
発表会の会場には「5G LAB」の各サービスや5G対応スマホなどが展示されました。「SoftBank 5G」が開始されると、実際にどんな体験ができるのか。そのイメージを少しでもお伝えできるよう、展示ブースの内容をご紹介します。
5G対応端末を展示。4Gと5Gでダウンロード速度を比較検証
左から「LG V60 ThinQ 5G」「AQUOS R5G」「ZTE Axon 10 Pro 5G」「OPPO Reno3 5G」
5G（第5世代移動通信システム）の主な特長は、高速・大容量の通信。展示ブースでは5G対応端末を使って、現行の4Gとダウンロード速度を比較するデモを行いました。は、早い！ 動画など大容量のダウンロードでこれだけ早かったらうれしいですね。
推しメンバーだけの映像が見られる「FR SQUARE」
※画面はデモ仕様につき実際の画面とは異なります
AKB48の57枚目シングル「失恋、ありがとう」の多視点ミュージックビデオで「FR SQUARE」を体験。推しメンバーの動画をピンポイントで選べるのはもちろん、4つの動画を同時再生できるところも未来感がすごいです！
画面の中でアイドルと共演「AR SQUARE」
発表会でも紹介されたARを使ったハートポーズ。こうして正面から見るとマジックショーみたいですね。
推しが近すぎる！ 臨場感がハンパない「VR SQUARE」
AKB48の小栗有以さんが「近い！」と叫んでいた「VR SQUARE」の展示ブースです。VRゴーグルをつけると、動画の冒頭で流れるような映像が広がります。でも、これだけは実際に体験しないとすごさが伝わらないかもしれません！
スマホで本格的なゲーム体験「GAME SQUARE」
スマホにコントローラーを装着して「GeForce NOW Powered by SoftBank」をプレイしている様子です。映像がキレイ、そして動きがなめらか。ゲーム好きは必見です。
3月27日の商用サービス開始まで残りわずかとなった「SoftBank 5G」。皆さん、お楽しみに！
（掲載日：2020年3月4日、更新日：2020年3月17日）
文：ソフトバンクニュース編集部
