8月21日、多種多様なLIVEエンターテインメントを世界に発信する複合施設ビル「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」(東京都豊島区)を運営する講談社が記者発表会を開催。「Mixalive TOKYO」は、ウィズコロナ時代において技術パートナーとして迎えたソフトバンクとの新たな協業により、リアルとリモートのLIVEエンターテインメイントを発信する最先端の“ハイブリットシアター”として本格始動します。
ウィズコロナ時代の新しいエンターテイメントの形を提案する「Mixalive TOKYO」
人気声優/俳優の浪川さんの朗読劇とスクリーンの特殊演出がコラボレーションした象徴的なオープニングアクトで幕開けとなった発表会。
株式会社講談社 古川さんは冒頭、2020年3月のグランドオープン延期から今日に至るまでの歩みを振り返り、Mixalive TOKYOがソフトバンクの技術協力を経て、リアル&リモートのLIVEエンターテインメントを発信する「ハイブリッドシアター」に生まれ変わった喜びを示しました。
2.5次元ミュージカルなどの舞台作品が上演されるTheater Mixa(6F)の演出を手がける株式会社ネルケプランニング 松田さんは、ウィズコロナ時代における従来の興行形態での収益化の難しさや今後のテクノロジーを活用した発信の必要性について説き、新しいエンターテインメントの形を模索していくMixalive TOKYOの取り組みに賛同しました。
屋内施設としては異例の全フロア5G化を実現。最先端のXR配信設備も完備
つづいて、ソフトバンク株式会社の寺尾常務が登壇。3月に商用サービスを開始した第5世代移動通信システム(5G)について、ネットワーク、端末、料金プランなどへの取り組みを振り返り、特に注力してきたサービスとして「5G LAB」に言及。ウィズコロナ時代の新しいエンターテインメントに沿ったコンテンツを展開してきたと語りました。
講談社との協業については、最先端のエンタメ施設であるMixalive TOKYOを5Gコンテンツの新たな発信拠点にしたいという思いからパートナーシップを組んだと説明。Mixalive TOKYOが発信する旬なコンテンツをいつでもすぐに配信できるように全フロアを5G化し、撮影から配信まで対応できる最先端のXR配信設備を館内に常設したと語り、通信事業者として5Gの可能性を発信できる新たな機会に喜びを示しました。
視聴者が「参加者」として一緒に演出を創る「XR Live」についてはデモを実演。VRアイドルなどのパフォーマーやアーティストと、観客や配信サービスの視聴者がインタラクティブにやり取りをして、ライブを創り上げる体験はリアルとリモートの距離感を縮める次世代のライブだと説明しました。
同時に、5G LABのVR映像配信サービス「VR SQUARE」にMixalive TOKYOのコンテンツを配信する「Mixa Channel(仮称)」の開設を発表。Mixalive TOKYOで上映されるさまざまな公演がVRで見放題になると説明しました。
最後に、ソフトバンクの最先端技術を紹介する技術展「ギジュツノチカラ」を紹介。メディア向けに公開された展示会場の模様は、後日後編でご紹介します。
(掲載日:2020年8月25日)
文:ソフトバンクニュース編集部