2023年4月3日(月)、ソフトバンク株式会社の2023年度入社式が東京ビッグサイトで開催されました。代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一をはじめ、役員から祝辞が贈られ、決意表明で新入社員が入社に向けた思いや志を表明しました。
目次
- 新たに455人が仲間入り
- 志を原動力に、世界で最も必要とされる会社になることに貢献します!
- 宮川社長「時代の先を読み、次の新しい日常を創造していこう」
- 榛葉副社長「ニューライフプロデューサーとして世の中を変革していこう」
- 今井副社長「社会課題に対してソリューションを作り上げていくことが企業としての価値」
- 佃専務「日本をデジタル先進国に!過去の常識にとらわれず突き抜けよう」
新たに455人が仲間入り
2023年度の入社式は東京ビッグサイトで行われ、新入社員455人が出席しました。宮川社長がプレゼンテーション形式でソフトバンクの目指す方向と新入社員への期待を込めた祝辞を述べ、入社証書授与と新入社員の決意表明が行われました。新入社員代表はソフトバンクへの入社に当たり、自身の夢や決意などを語りました。
志を原動力に、世界で最も必要とされる会社になることに貢献します!
宮川社長から新入社員代表へ入社証書が授与され、新入社員の代表3人は引き締まった表情で入社証書を受け取りました。3人はそれぞれ「私の志」を表明し、「テクノロジーで人々の生活を豊かで便利にする環境づくり」「ファイナンスの力で経営を支えたい」「デジタル医療で皆が活躍できる社会を創りたい」など、一人一人の夢と志を原動力にソフトバンクが世界で最も必要とされる会社になることに貢献すると宣言。
社長の宮川が「皆さんからソフトバンクに入った後の夢を聞かせていただいた。夢を実現させるためには計画を立て、立てた以上は必ず実行すること。実行した先に成功が待っている。皆さんを頼もしく感じています」とコメントしました。
「時代の先を読み、次の新しい日常を創造していこう」
「今日はわれわれの新しい仲間が増えたことをうれしく思います。昨年の内定式でも、時を創る側になってほしいと話しました。時を創るというのは、人々の常識、当たり前の日常を変えるということです。人々の常識や価値観、日常が劇的に変化することをパラダイムシフトと言います。過去の歴史を振り返ると、常識が変わるスピードは技術の革新によって加速しています。これからの未来は毎年新たな常識が生まれてくると思います。
日本の通信業界では、2008年にiPhoneの販売を開始して、たった13年で90%がスマホを持つようになりました。スマホの普及によって常に情報にアクセスできるようになり、人々の生活が一変し、第4次産業革命に突入するきっかけになりました。今はまさにAI(人工知能)が自律的に判断し、あらゆる活動を最適化する第4次産業革命の時代です。
ソフトバンクのDNAは、挑戦と進化です。著しい変化を続ける時代に、ソフトバンクはインターネットを通して、人々の生活に大きなインパクト、いわゆるパラダイムシフトをもたらしてきました。ソフトバンクは、今後10年間で、もう一段階発展するために、現在さまざまなプロジェクトを推進しています。特に注力しているのが、人類がデジタルと共に生きる未来に向けて必要となるインフラを作ることです。これまで取り組んできたのは、電話やスマホを接続するコミュニケーションインフラでしたが、それを根本から作り変えるために、社内外含めてさまざまなテクノロジーを組み合わせて、次世代の社会インフラの構築を急いでいます。
2011年に『LINE』が登場し、2014年には『Instagram』が登場しました。皆さんは、デジタルが常に身近にあり、それを当たり前のように使いこなしてきた世代だと思います。ソフトバンクは、単なる通信会社でなくデジタルを社会実装する会社になりたいと考えています。私たちの世代にはない感性を持っている皆さんが、時代の先を読み、次の新しい日常を創造していくことで、この会社を成長させ続けてほしいと思います。今の常識は先人の思いによって作られてきました。皆さんの思いが未来の常識を作ることを希望しています」
「ニューライフプロデューサーとして世の中を変革していこう」
コンシューマ事業を統括する副社長の榛葉は、今日から同志となった皆さんに3つの話をしたいと前置きし、コンシューマ事業がコロナや料金値下げの厳しい状況を乗り越え復活を遂げることができたこと、人々の生活に貢献し新しい世界を創っていく「ニューライフプロデューサー」として取り組んでいくこと、言葉にすると単純かもしれないが成功の秘訣とはビジョンを描いて実践・実行することだと語りました。
そして、「コンシューマ事業は、皆さんがお客さまの視点に立って自分自身で考えることができます。情報革命で人々を幸せにという理念の下、ニューライフプロデューサーとして、皆さんと一緒に世の中を変革できることをうれしく思います。ぜひ一緒にがんばっていきましょう」と呼びかけました。
「社会課題に対してソリューションを作り上げていくことが企業としての価値」
法人事業を統括する副社長の今井は、ソフトバンクの存在意義について話しました。ソフトバンクの法人事業は、世界最先端のテクノロジーをまず自らが体験し、これは便利だと確信が持てたものを企業に提供していくことが主である。しかし、ソフトバンクがやらなければならない最も重要なことは世の中のさまざまな社会課題に対してソリューションを作り上げることだとして、「自分自身に高いアンテナを立てて世界中の情報を吸収し、テクノロジーを活用して社会課題を解決していく。そういうソリューションを皆さんと作り上げていきたいと思っています」と期待を述べました。
「日本をデジタル先進国に! 過去の常識にとらわれず突き抜けよう」
技術を統括する専務の佃は、「日本人は同調意識が高く決められたものを組織で進めていくときには強い力を発揮するが、新しいものや変革に弱いと言われます。会社の中では、そのようなものは捨て去り突き抜けてほしい。目立ってほしい」と呼びかけました。
そして、日本が世界的にみてデジタル後進国であることに触れ「皆さんは若い力と柔軟な発想力でデジタル後進国と言われている日本を変革をしてほしい。そのために大事なことは、『着眼点』と『情熱』と『勇気』。この3つを徹底的に研ぎ澄ませ、日本を一気にデジタル先進国にして世界に打って出て行きましょう。日本を元気にしていく礎を皆さんが築いてください」と激励しました。
(掲載日:2023年4月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部