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17歳の高専生がソフトバンクニュースのライターに。公開までの4カ月間の軌跡を振り返る

17歳の高専生がソフトバンクニュースのライターに。公開までの4カ月間の軌跡を振り返る

ソフトバンクは、社会を切り開くデジタル人材や起業家の育成を目指す私立高等専門学校「神山まるごと高専」のスカラーシップパートナーとして2022年から参画し、教育プログラムの提供など学生たちの学びを支援しています。先日公開された、ソフトバンク奨学生の松井ひな子さんが書いた記事がどのように完成まで至ったのか、4カ月間の取り組みを振り返ります。

松井 ひな子(まつい・ひなこ)さん

神山まるごと高専 ソフトバンク奨学生

松井 ひな子(まつい・ひなこ)さん

2007年生まれ、北海道出身。2023年に神山まるごと高専に入学。
中学校時代から、放課後にコミュニティスペースに通い、教育に関するイベントを企画・主催。現在はアルバイトでためたお金で岩手、山形、東京をめぐる一人旅をするなど、興味のあることに積極的に取り組んでいる。

与えられたミッションは… ソフトバンクニュースの記事を書く!?

与えられたミッションは… ソフトバンクニュースの記事を書く!?

「神山まるごと高専」は、2023年4月2日に徳島県神山町に開校した1学年40人の5年間全寮制の学校です。ソフトバンクは2022年から、経済状況を問わず目指せる学校を目指して神山まるごと高専が実施する仕組みの一つ、スカラーシップパートナーとして参画しています。
スカラーシップパートナー活動の1年目の目標は “企業理解”。前半は “ソフトバンクという企業を知る” ことを目的に、ソフトバンクのさまざまな事業やグループ会社のサービスなどを、社員との交流を通じて学びました。そして後半は奨学生一人一人の興味の方向性に合わせたプログラムを提供。

「広報でSNS運用がしてみたい」
松井さんは神山まるごと高専に入学してからSNSを始め、どのような投稿がインプレッションやエンゲージメントが高くなるのか分析するのが楽しくなったことがきっかけで、広報に興味を持つようになったそうです。

与えられたミッションは… ソフトバンクニュースの記事を書く!?

そこで、奨学生をサポートしているソフトバンク社員から、ソフトバンクニュースや公式SNSを運営している広報部門の担当者に相談。その結果、こんな展開が待ち受けていました。
「企業にとってSNSの活用はあくまでも情報発信の手段の一つです。SNS運用だけでなく、オウンドメディアを使った企業の情報発信全般を学んでほしいので、一緒にソフトバンクニュースの記事を作ってみませんか?」

だいぶ前のめりなオファーです。このとき、松井さんはこう感じていたそうです。

松井さん

「最初はSNSのことを学びたいという気持ちでした。なので、記事を書くと聞いたときは、学ぶだけではなく、学んだことを生かせることが超うれしかったです。元々記事を書いたり、自分のnoteで発信するということはしてきたので、ソフトバンクニュースという大きい媒体で、自分が書いたものを発信できるんだとワクワクしました」

記事ライティングの極意を特別に伝授。いざ記事制作へ

ソフトバンク本社のある東京と神山まるごと高専のある徳島、200km以上離れた松井さんと編集部メンバーによるニュース記事制作のプロジェクトがいよいよスタートです。タイムリミットは3月末。そしてオンラインミーティングはせいぜい月に2回程度。限られた時間、限られたミーティング回数の中で記事を完成させなければなりません。そこで、松井さんが実際に記事作りに取りかかる前に、ソフトバンクニュース編集長による特別授業をしながら進めることに。

記事ライティングの極意を特別に伝授。いざ記事制作へ

それぞれの特別授業は、記事作りのステップと連動しています。例えば、第2回の「記事の骨子・構成の作り方」の授業を受けたあとは、次回までに記事の構成を考えてくるといった課題も提示。あくまでも松井さんに主体的に考えてもらうことが前提です。

松井さん

「自分が想像していたことよりも高いレベルが求められているということを痛感しました。ここまで書けていればいいか、と自分が思っていたことでも、ソフトバンクニュースではそれ以上にいろいろなことを考え、形にしていることを知りました。
例えば、企画書の段階では聞く内容やどんなことを伝えたいかぐらいで十分だと思っていました。でもそれだけでは不十分で、このエピソードを引き出すにはどんな質問や話の展開にしたらいいか、この内容を伝えるにはどのような写真が必要かなど、取材の前の段階で考えていたんです。これまで自分がいろいろな記事や企画書を書いていたときとは全く違って、 “仕事” とはこういうものなんだというのを知りました」

慣れない取材で超緊張… と思いきや

慣れない取材で超緊張… と思いきや

構成が完成し、いよいよ取材です。今回は、松井さん自身も会話に参加しながら進める5人での座談会スタイル。そもそも慣れていない取材に加え、さらに質問をしながら座談会を進行しなければならないため、松井さんは不安を感じている様子。事前のリハーサルでもやや苦戦しながら、当日までの準備を進めてきました。

そして迎えた取材本番。最初は緊張した様子で、言葉もちょっと噛み噛み…。
心の声「(ひな子ちゃん、がんばって!)」

でも今回の座談会の参加者は以前から知っている方々ということもあって、近況報告などのアイスブレイクで徐々に雰囲気に慣れてきたようです。そして練習の成果もあってか、座談会を進行しながら参加者の発言を深掘りする質問を投げかけるなど、順調に座談会が終わりました。

「かなり良い話を聞き出せていたね」
編集長も感心していた様子です。

後日、記事内で使用する写真を撮影するために、松井さんがソフトバンク本社に来社。ずっとオンラインでのミーティングだったので、実際に対面するのはこの日が初めて。しかし初めてとは思えないほど、とびっきりの笑顔の写真を撮影することができました。

松井さん

「取材を通して、ソフトバンクはやっぱりかっこいいな… と思ったのが素直な感想です。スピード感や、できないならどうすればできるか? を考える姿勢など、全てがかっこよすぎてソフトバンクが大好きになった取材でした。これは良い記事を書かないと… と気が引き締まりました」

いよいよ記事公開。そしてSNS投稿へ…

取材も無事に終わり、いよいよ原稿の作成です。この時期、松井さんは春休みやテスト期間、また奨学生の1年間の活動を報告するプレゼンテーション準備などで大忙し。少しペースを落として学業を優先してもらいながら進行してもらいました。

いよいよ記事公開。そしてSNS投稿へ…

原稿提出予定日。松井さんは、しっかり期限を守って原稿を提出してくれました。このあとは、編集部のサポートを受けて、原稿の校正・校閲、関係者確認、ページ制作といったプロセスが続きます。

そして公開された記事がこちらです!!

いよいよ記事公開。そしてSNS投稿へ…

松井さんが書いた
記事を読む

松井さん

「企業が発信している媒体だからこそ、いいプレッシャーがありつつ、伝えたい思いや知ってほしいことを書けたなと思うし、すごく楽しかったです! 改めて、ソフトバンクという企業のことや、ソフトバンクが私たち奨学生にしてくださっていることのすごさを知ることができました。ありがとうございました!」

松井さん、4カ月間の記事制作プロジェクト、最後までお疲れさまでした。これからも興味や好奇心を大事に、挑戦し続けてくださいね!

(掲載日:2024年4月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部