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東大生がAIを使った未来のライフスタイルを提案。次世代のAI人材を発掘するデータハッカソン開催

現役東大生がAIで未来のライフスタイルを提案。世界で通用する次世代のAI人材を発掘するためのデータハッカソン

2022年に一躍注目を浴びた「ChatGPT」。生成AIがめざましく進化する一方で、膨大なデータを分析し、問題解決につなげる能力を持った次世代の人材育成が重要です。国立大学法人東京大学(以下「東京大学」)やソフトバンクなどが最先端のAI研究機関を目指して設立した「Beyond AI 研究推進機構」の取り組みの一環として、東京大学の学生を対象としたデータハッカソンが2024年3月、ソフトバンクの竹芝本社で開催されました。

実社会のデータを活用するからこそ、ビジネスにつながるアイデアが生み出される

今回実施した「AIを活用した未来のライフスタイルを考えよう!データハッカソン」は、東京大学が実施する「東京大学グローバル・インターンシップ・プログラム」の枠組みを活用し、ソフトバンクが企画・運営を務め、東京大学と共同で実施するもので、2023年に続き2回目の開催となります。

実施する内容は2つに分かれます。1つ目はソフトバンクが企業向けに提供する、AIの開発ノウハウや事例を教材化した「Axross Recipe for Biz」のカリキュラムや講義などによる「勉強会」。2つ目は実践的なAI教育コンテンツとオープンデータを組み合わせ、都市・医療・教育に関するDXとAIの技術を掛け合わせたアイデアを考え、プロトタイプを作成し、英語で最終発表を行う「データハッカソン」です。

国内で十分に利活用できていない、ウェブ上にある膨大なオープンデータを使うことで、AIやデータ活用を実践的に学べるだけでなく、実際のビジネスで使えるアイデアを生み出すことができるのが特長です。

熱意あふれるプレゼンの数々。AIのエキスパートがインドから審査に参加し、ハイレベルな質疑応答も

熱意あふれるプレゼンの数々。AIのエキスパートがインドから審査に参加し、ハイレベルな質疑応答も
熱意あふれるプレゼンの数々。AIのエキスパートがインドから審査に参加し、ハイレベルな質疑応答も

緊張した面持ちで始まった予選会。全18チーム、3つのグループがプログラムの集大成といえるレベルの高い発表を次々と行いました。決勝へ進んだ9チームはプログラム参加者全員と審査員の前で最後のプレゼンテーションを行います。

審査にはBeyond AI 研究推進機構長の萩谷昌己教授と、インドからAIによる予測分析サービスを提供するFindability Sciences Inc. Vice PresidentのMandar Kulkarni氏も参加。「課題解決」「ビジネス&サービス」「プレゼンテーション」「AIとデータ活用」「プロトタイプ開発」の総合点で評価されます。ビジネスにつなげるための高度な質疑応答が行われ、次世代を担う人材への成長に期待の声が寄せられました。

熱意あふれるプレゼンの数々。AIのエキスパートがインドから審査に参加し、ハイレベルな質疑応答も

新たなビジネスモデルが誕生? 上位入賞のアイデアとは

新たなビジネスモデルが誕生? 上位入賞のアイデアとは

東京大学で開催された表彰式では、上位受賞として「CO2吸収量が高い海藻を活用したアイデア」「歯周病リスク判定アプリの開発」「家事代行サービスと連携したADHD(注意欠如・多動症)の治療と生活改善を促すアドバイスを行うアプリ」の3チームが受賞、その他データ賞、テクノロジー賞、ビジネス賞の特別賞の表彰が行われました。

総評として、審査員の一人Findability Sciences Inc.のMandar Kulkarni氏は、「皆さんが提出したプロジェクト全てに対して大きな称賛を送りたい。単にハッカソンという競技の終わりではなく、製品化への思考プロセスの始まりと言える」と述べました。上位3チームにはインドのFindability Sciences Inc.の海外へのインターシップに招待され、現地の大学生とのデータハッカソンイベントの参加も提供される予定です。

新たなビジネスモデルが誕生? 上位入賞のアイデアとは

上位入賞者の発表については、Axross Recipeサービスサイト内で紹介していますのでご覧ください。

発表内容を詳しくみる

データハッカソンで利用した「Axross Recipe for Biz」。AIを活用した最新の技術や事例を学び、現場での実践力を身に着けるための環境としてソフトバンクが提供しています。
Axross Recipe サービスサイト

Axross Recipe

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(掲載日:2024年4月18日)
文:ソフトバンクニュース編集部