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大橋未歩が迫るSDGs先進企業の“本気度”

【サステナビリティ×ソフトバンク】大橋未歩が迫るSDGs先進企業の“本気度” 【サステナビリティ×ソフトバンク】大橋未歩が迫るSDGs先進企業の“本気度”

みんなのチカラやアイデアをかけあわせて、社会を良くしていくためにーー。さまざまな社会課題に対して、ソフトバンクはどのように挑みつづけているのか。X PROJECTでは、ソフトバンクが創ろうとする今と未来を、多角的な視点からひもといていきます。

ここでは、社会や地球全体を考え「すべての人にスマートで持続可能な生活を。」というソフトバンクの思いを、今回は「ネットゼロ」をテーマに見ていきます。ナビゲーターを務めるのは、趣味の登山や報道の仕事を通じて世界中を旅している大橋未歩さん。地球環境の変化を肌で感じるとともに、海外の環境に配慮する意識の “本気度” を実感したといいます。一方、世界の主要企業の持続可能性を評価・格付けし、ESGの観点から総合的に優れた企業だけを選定する、世界的に権威ある指数「DJSI World(Dow Jones Sustainability World Index)」にて国内最高評価を獲得したソフトバンク。グループ全社で挑む「ネットゼロ」などの施策を通じて、グローバル企業がカーボンフリー社会に向けて本気で取り組むことの重要性を大橋さんに語ってもらいました。

PROFILE

  • 大橋 未歩
    OHASHI MIHO

    フリーアナウンサー

    1978年兵庫県生まれ。上智大学卒業後、2002年にテレビ東京に入社し、多くのレギュラー番組で活躍。2013年に脳梗塞を発症後、約8カ月の療養を経て復帰。2018年に15年間勤めたテレビ東京を退社し、フリーアナウンサーに転身。2023年アメリカ・ニューヨークに住まいを移し、日米を行き来しながら、テレビ、ラジオ、イベントなど幅広く活躍中。

世界最高峰の評価を獲得するソフトバンクのサステナビリティ

ソフトバンクは、世界の代表的なESG指数である「DJSI(Dow Jones Sustainability World Index)」の構成銘柄に選定されました。この発表について、どのような印象を持たれましたか?

DJSI Worldとは?

「DJSI(Dow Jones Sustainability Index)は米国のS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社とスイスのロベコサム社が提供している、世界の代表的なESG指数。世界の時価総額上位3,500社を評価対象とし、毎年各産業の上位10%が「DJSI WORLD(Dow Jones Sustainability World Index)」として選定される。

ソフトバンクは、2022年度に選定された日本企業の中で最高スコアを獲得し、通信業界において、日本で唯一選定されました。
ESG指数の「DJSI World」の構成銘柄に初選定

大橋

ソフトバンクが、ESG(環境・社会・ガバナンス)を考えながら、社会課題に取り組んでいることに対して、世界からお墨付きをもらったということですよね。

国内No.1のスコアを獲得しているのも素晴らしいですが、通信業界では国内で唯一選定されていることに驚きました。私はずっとソフトバンクユーザーなのですが、そんな取り組みをされているなんて、知りませんでした。ESGの中でも特に環境への取り組みへの評価が高いそうで、自分が使っている通信キャリアが環境に配慮されたものであるというのはうれしいですね。

また、ESGに対して経営層が本気でコミットされていて、会社全体にもそれが浸透していることも評価のポイントだったと伺いました。サステナビリティ関連の部署だけが頑張っているのではなく、社員が一丸となって取り組むというのは大切なことですね。

DJSI Worldにおけるソフトバンクの位置付け

情報番組などで企業のサステナビリティ(環境・経済などに配慮した活動)への取り組みについて触れることも少なくないと思います。近年の日本企業の取り組みに対し、どのように感じていますか?

大橋

そうですね。企業としてサステナビリティに取り組んでいなければ、もはや競争力が持てない時代になってきたと思います。さまざまな企業を番組で紹介してきましたが、特に記憶に残っているのは、フードロス削減を推進する社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」です。その取り組みに感銘を受け、プライベートでも「KURADASHI」を利用するようになりました。

また職業柄、多くの衣装を着させていただくこともあり、ファッション業界が環境に与えるインパクトは小さくないということを自覚した上で、服を楽しみたいとも思うようになりました。実は、今、普段着で最も愛用しているのは「古着」なんです(笑)。休日はよく古着屋を巡って、他人が手放したものを買っています。わずかかもしれませんが、ゴミを少し減らしたというすがすがしさと、あまり人とかぶらないという喜びでファッションを楽しんでいますね。新しいものを購入する時は、製造過程の労働環境や、どういった素材を使っているのかということに対して、敏感でいたいと思っています。通信に対しても、サステナブルな視点を持ちたいと改めて思いました。

海外で感じる、環境問題に対する意識

ESGの中でも「環境」に関しては、海外、特に欧米では意識が高い国が多いと思います。大橋さんは趣味の登山やお仕事を通して、海外を訪れることも多かったと思いますが、環境問題に対する意識や取り組みに関して、印象に残っていることはありますか?

大橋

アメリカ国立公園のバックカントリーで登山をした時には、環境保護意識がとても強いと感じました。まず、山に入るときに入山料があります。このお金は、公園の管理に当てられています。また人数制限がとても厳格なんですよね。以前歩いたトレイルでは人気の高い登山口となると、1日に45人しか入山できませんでした。世界中から登山希望者が集まるにもかかわらずです。定数に達したら、ハイカーは抽選で決まります。アメリカの国立公園管理局に登山計画を提出しては、抽選に外れて一から計画練り直しというのを経験しました。。山に入るだけで四苦八苦しましたが、目先のお金もうけではなく、自然と人間の持続可能な関係を守るために、厳格な態度をとっていることに感動しましたし、こちらも自然保護に努めようと気が引き締まりました。

またリサイクルも盛んで、「ハイカーボックス」というのが補給スポットに置かれています。下山客が、余った食料や登山用品を置いていき、自由に持って行っていいことになっています。

その中で自分も取り入れたい取り組みや、日本との差を感じたりしたことはありましたか?

大橋

アメリカやニュージーランドでは、スーパーの入り口にも、ドネーションボックスが置いてありました。各家庭で余った食料や物品を持ちよって、寄付をするというスタイルが根付いているんですね。環境や社会に配慮した取り組みが当たり前になっているなって。自然も社会も全て地続きで、地球を守ろうとする高い意識を感じました。

ソフトバンクによる「ネットゼロ宣言」

サステナビリティ活動で世界的な評価を獲得しているソフトバンクは、環境に対する取り組みを率先して推進しています。その中心となるのがネットゼロの取り組みです。これは、温室効果ガス排出量をサプライチェーン全体で実質ゼロにするというもので、具体的には2030年までに自社の事業活動や電力消費などに伴い排出される温室効果ガス(Scope1、2)をゼロにするカーボンニュートラル、2050年までにサプライチェーン全体で排出される温室効果ガス(Scope1、2、3)をゼロにするネットゼロの達成を宣言しています。

ここからは、ソフトバンク株式会社 ESG推進室の日下部も加わり、大橋さんと語り合いました。

日下部

ソフトバンクでは、気候変動問題の解決に貢献することは企業の責務として、持続可能な社会の実現に向けて、さまざまな取り組みを始めました。具体的には下記のような施策を実践しています。

ソフトバンクのネットゼロ

  • 再生可能エネルギーの活用
    事業活動に伴う電力の再生可能エネルギーへの切り替えを進めている。
  • AIやIoTを活用した電力効率化
    最先端テクノロジーやグループ企業とのシナジーを最大限に活用し、自社の施設・設備の電力効率化や環境負荷軽減対策に取り組む。
  • 次世代電池の開発
    電池を高容量化、高エネルギー密度化することで、デバイスや機器のパフォーマンスを向上・効率化し、環境負荷の軽減を目指す。
  • 環境負荷の少ない通信インフラの実現
    上空から通信ネットワークを提供するシステム「HAPS(High Altitude Platform Station)」を構築。太陽光発電や蓄電技術により、環境負荷の少ないインフラの実現を目指す。

ソフトバンクのネットゼロ

大橋

どれも素晴らしい取り組みですね! こうした施策において特に大切にされていることはありますか?

日下部

「テクノロジーを通じて社会課題を解決する」という姿勢でしょうか。「DJSI」でもこの姿勢を会社全体が持って取り組んでいる点を高く評価していただきました。一方で、ソフトバンクの強みであるテクノロジーや根幹となる通信事業は、非常に電力を使うものです。さらに今後AIやIoTも社会にますます欠かせないものになる中、通信トラフィック量も加速度的に増えていくことが予想されています。

大橋

なるほど。ということは、社会課題を解決するためにはテクノロジーが重要である一方、そこで発生する電力についても環境に配慮する必要があるんですね。

日下部

はい、デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供するには、根幹となる通信事業自体もサステナブルにすることが求められます。そのため、将来的に通信事業に必要な電力を、全て再生可能エネルギー発電で調達することを目指しています。そのことにより、地球環境と共存しながら、たくさんの社会課題を解決し続ける企業になれると考えています。

大橋

将来的に再生可能エネルギー100%を目指すのはすごい! ただ、どのようにして再生可能エネルギーを調達するのでしょうか?

日下部

子会社で電力小売事業者のSBパワーが、再生可能エネルギーを調達・供給する役割を担っており、発電事業者と20年間に及ぶ再生可能エネルギーの長期調達契約を締結しました。この契約で調達する再生可能エネルギーの発電所はこれから新規に開発されるものばかりですので、脱炭素社会の実現を後押しできると考えています。同時に、長期間かつ固定価格での電力確保により電気代高騰の影響を受けにくい事業構造に転換するという側面もあります。これからも、この目標を達成することはもちろんのこと、さまざまな業界・企業の皆さまと一緒に脱炭素社会の実現に貢献できればうれしいです。

デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを「持続可能」な形で提供することを通じて「世界で最も必要とされる会社」になることが、ソフトバンクが将来目指す姿です。

大橋

リーディングカンパニーが、カーボンフリーに対して明確な数値目標を掲げることは素晴らしいですし、国全体の機運も引っ張っていってもらうことを期待します。

日下部

励みになるお言葉をありがとうございます。ちなみに、気候変動問題に関して、大橋さんが感じられていることや、今後やってみたいと考えられていることはありますか?

大橋

日本でも猛暑日が当たり前になっていたり、登山に行っても山火事で山が閉鎖されていたり、日常で気候変動を感じることが増えてきました。ただ、その対策についても持続可能性が大事だと思うんです。無理な努力を強いられてしまうと、やっぱり続かないものですから。それぞれ楽しみながら、CO2削減につながるっていうようなことができたと考えています。

日下部

楽しみながら、環境のためにもなる仕組みにすることで、永続性を高めるという姿勢に共感します。ソフトバンクの子会社であるSBパワーの家庭向け節電サービス「エコ電気アプリ」も、ゲーム感覚で楽しく手軽に節電できるものになっています。ユーザーの環境意識や行動が “楽しく” 変わるように、節電に成功するとPayPayポイントが貯まったり、節電によるCO2削減量を杉の木で確認できたりするんです。

エコ電気アプリの画面

大橋

私たち一人一人の意識や行動が大切。本当にそうですよね。私もサステナブルなアクションを、生活の中で少しずつでも取り入れていきたいと思います!

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