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ビューティーボランティアでみんなに笑顔を 2014年7月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

ビューティーボランティアでみんなに笑顔を

福島県いわき市

2014年6月28日、福島県いわき市内の仮設住宅の集会所が笑顔でいっぱいになりました。

仮設住宅にお住まいの方が、きれいになることで少しでも明るい気持ちなってもらえれば、という願いを込めて被災地の仮設住宅を訪れ、希望者にヘアケア、メイク、ハンドマッサージやマニキュアなどのビューティ・アクティビティをボランティアで提供しているのが「Tokyo de Volunteer」です。大手化粧品会社などの助成を受けて活動を続けており、これまで46回被災地を訪れ、累計943人のボランティアと共に数えきれない女性、男性、子どもたちにビューティケアサービスを提供してきました。

参加した一般ボランティアは「福島県は農業をしていた方が多く、そのなりわいが震災によって奪われ、心に傷を抱えている方も少なくありません。少しでも元気になっていただきたいと思い、被災地へ通い続けています。」と参加の動機を語ってくださいました。

また、実際にケアを受けた仮設住宅にお住まいの方は、
「マッサージをしてもらえると、心も体もほっとする」
「お化粧してもらうと、心も若返る」
「こうして一緒に話ができるだけで元気になる」
など、皆さんうれしそうな表情で感想を話されているのが印象的でした。

「Tokyo de Volunteer」代表の小林 千恵さんはこれまでの活動について「他人にビューティケアをしてもらうことで、ゴージャスな気分になる体験ができ、きれいになって気持ちが華やかになります。いつもと違う様子のお友達やご近所さん同士で見つめ合い、驚きと笑顔で会話が広がります。珍しがる男性も軽口が口を突いて出て、笑い声が集会所を埋め尽くします。仮設住宅での生活はこれからも続きます。『Tokyo de Volunteer』の活動も続きます。」と今後の抱負について力強く語ってくださいました。

ビューティーボランティアでみんなに笑顔を

参考情報:Tokyo de Volunteer

オーストラリアと福島県新地町立駒ケ嶺小学校をつなぐSkype交流授業

福島県相馬郡新地町

こんにちは! 自転車冒険家の西川 昌徳です。
私は世界一周を目指して世界を走りながら、福島県新地町の子どもたちに教育支援活動を行っています。今回のチャレンジはオーストラリア大陸横断。約5,000kmの道のりを自転車で横断するチャレンジを行いながら、滞在先と新地町立駒ケ嶺小学校とをSkypeでつなぎ、駒ケ嶺小学校の子どもたちと外国に住む人々とが交流を行う授業を行います。

オーストラリアと福島県新地町立駒ケ嶺小学校をつなぐSkype交流授業

オーストラリアで2回目となるSkype交流授業は2014年6月19日にオーストラリア中部の都市アデレードより実施しました。スタート地点のパースからは3,000kmを走破してたどり着きました。アデレードでは、日本から交換教師としてアデレードに派遣されている学校の先生と出会い、アデレード市内の小学校と駒ケ嶺小学校とをつなぐSkype交流授業を実現することができました。

今回のSkype交流授業では、主に駒ケ嶺小学校の子どもたちがアデレードの子どもたちに、地図や写真、英語のフリップを見せるなどして工夫しながら、福島のことや自分たちの学校紹介、日本の授業のことなどについて説明しました。日本の子どもたちの英語の上達ぶりに、私もびっくり! このSkype交流授業が子どもたちの好奇心や学びの気持ちにつながっていることを垣間見ることができてうれしい気持ちになりました。

オーストラリアの子どもたちからは日本語で自己紹介というサプライズ。なんとこの小学校では外国語の授業では日本語を学んでいるそうです。お楽しみの質問タイムでは「日本のアニメで知っているものはありますか?」「日本の小学校ではやっているスポーツは何ですか?」など子どもたちならではの質問が出て、答えに自分の知っているものがあると「やった!」と歓声が上がっていました。

チャレンジする気持ちや学びの気持ちを応援する、冒険活動を通してのSkype交流授業。次はオーストラリア自転車横断5,000kmチャレンジのゴール地点シドニーから実施予定です。

オーストラリアと福島県新地町立駒ケ嶺小学校をつなぐSkype交流授業

撮影日:2014年6月

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2014年7月10日)