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桂島海水浴場で4年ぶりの海開き 2014年8月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

宮城県 桂島海水浴場で4年ぶりの海開き

宮城県塩竈市

東日本大震災の被害を受けた岩手、宮城、福島3県の海水浴場は今夏、新たに復活する3カ所を加えて計14カ所がオープンします。

震災後、再開を見合わせていた桂島海水浴場では、2014年7月2日、4年ぶりの海開きに備えて、安全祈願祭が行われました。ただ、再開に至るまでには、長い道のりがありました。震災前の2010年、5,400人が訪れていた約700mの砂浜は、東日本大震災の津波によりがれきが散乱しました。

「地元の海で泳ぎたい」、「地元の海を取り戻したい」という住民の方々、そして、全国、世界各地から支援に来てくださったボランティアの方々の強い思いにより清掃が続けられ、4年もの時間と人を費やして、再開までこぎ着けることができました。

現在も陥没した場所があり、防潮堤の建設も予定されているため、開放される砂浜は100mのみとなりますが、地元住民の方は、再開を喜んでいます。

「震災後4年ぶりの再開となりました。ゆったりとした時間の流れる離島での海水浴をぜひお楽しみください!」と塩竈市観光交流課の伊藤さんは語ってくださいました。

地元の方はもちろん、遠方の方も夏休みを利用して、宮城県の美しい海を満喫してみてはいかがでしょうか。なお、今年の開設期間は、7月19日~8月17日となります。

宮城県 桂島海水浴場で4年ぶりの海開き

宮城県 桂島海水浴場で4年ぶりの海開き

参考情報:宮城県復興支援ブログ「ココロプレス」

撮影日:2014年7月

被災地とオーストラリアをつなぐSkype授業 最終回

福島県相馬郡新地町

こんにちは! 自転車冒険家の西川 昌徳です。
私は自転車で世界を旅しながら、福島県新地町の子どもたちに学びの気持ちとチャレンジ精神を伝える教育支援活動を行っています。今回の私のチャレンジは、オーストラリア大陸横断。このチャレンジの中で滞在地と新地町立駒ケ嶺小学校とをSkypeでつなぎ、駒ケ嶺小学校の子どもたちと外国に住む人々とが交流を行う授業を行ってきました。

被災地とオーストラリアをつなぐSkype授業 最終回

オーストラリア最終回のSkype交流授業は、2014年7月10日にオーストラリア大陸横断チャレンジのゴール地点であるシドニーより実施しました。スタート地点のパースから走った距離は5,200km。悪天候や過酷なスケジュールの中走り続け、シドニーにゴールしたのは授業のわずか2日前でした。

今回のSkype交流授業では、オーストラリア在住の日本人向けに生活情報を発信しているメディア「日豪プレス」のオフィスを訪れて、駒ケ嶺小学校の子どもたちがスタッフの方々と交流しました。「記者になって良かったと思えるときはどんなときですか?」「どうして記者として伝える仕事に就こうと思ったのですか?」など、実際に海外で仕事されている方々との交流から、多くの気付きがあったようでした。

その後すぐに私はオーストラリアから飛行機で日本に帰国。最後は東京から福島県新地町の駒ケ嶺小学校を目指して走りました。「目標を達成する私の姿から何かを感じてもらえたら」とここ3年は毎回駒ケ嶺小学校をチャレンジのゴール地点としています。

東京から4日間かけて自転車で北上し、福島県新地町へ入りました。駒ケ嶺小学校の校門をくぐると多目的ホールで待ち構える子どもたちの歓声が聞こえてきました。子どもたちの拍手と「おかえりなさーい!!!」という声に囲まれたゴールの瞬間。これまでの全ての苦労が報われる最高の瞬間でした。

次回の遠征は11月。これからも福島県新地町の子どもたちのために私ができる支援を続けていきます。

被災地とオーストラリアをつなぐSkype授業 最終回

撮影日:2014年7月

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2014年8月11日)