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支援を通じたつながりを実感 2016年7月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

平成28年度通常総会を開催

NPO法人 にじいろクレヨン

2016年6月4日、のくのくハウスで特定非営利活動法人 にじいろクレヨンの平成28年度通常総会を開催しました。

前年度の事業報告では、各プロジェクトのリーダーが1年間の成果を詳しく報告しました。

のくのくハウスの活動報告では、遊びを通して子どもたちの成長を促進する支援拠点の運営について説明しました。のくのくハウスは、0歳から18歳までの子どもと保護者、地域住民が集い、安心・安全に過ごせる居場所として、子どもたちの自主性を伸ばす活動を展開してきました。年間182日開館し、子ども延べ3,222人、大人延べ1,354人が利用しました。

平成28年度通常総会を開催

にじいろクレヨンでは、運営に携わるスタッフだけではなく、活動に関わる全ての方々と地域の子育てについて一緒に考え、より良い環境を作っていきたいと考えています。そのため、この総会にもぜひ参加していただきたいとお声をかけたところ、当日は会員やスタッフ、ボランティアの方々の他、のくのくハウスにいつも遊びに来ている中学生も参加してくれました。ノートに30個書いてきたという質問は、「のくのくハウスが1カ月間に使うお金はいくらですか?」「イベントは誰が考えますか?」「おもちゃは誰が買いますか?」など。一つ一つ読み上げる様子は、にじいろクレヨンが心がけている「子どもたちが伸び伸びと自分を表現できる居場所づくり」を実感できる場面でした。

NPO法人 にじいろクレヨン

支援を通じたつながりを実感「いしのまき子そだてフェスタ2016」

特定非営利活動法人 ベビースマイル石巻

2016年6月5日に、妊婦さんから未就園児親子を対象としたイベント「いしのまき子そだてフェスタ2016」を行いました。4年目となる今年の来場者数は1,400人! たくさんの親子が来場するビックイベントへと成長しました。

私たちの子育て支援を支えてくださっている個人ボランティアの方や、団体、行政、医療、企業のご協力により開催しています。皆さまの石巻の復興を思う気持ちや、子どもの成長を一緒に見守ってくれる優しいまなざしを、当事者であるパパやママの目に見える形で届けたいという思いから、このイベントは始まりました。

支援を通じたつながりを実感「いしのまき子そだてフェスタ2016」

毎年遠方から来てくださる企業の方から、年々ママたちの表情が明るくなってきているという声があり、うれしく思いました。来場する親子は、ご夫婦やご家族一緒の方も多く、日中は一人で子どもを抱えて頑張っているママさんが、家族と一緒だと柔らかいお顔をしていたりして、普段の活動では分からない家族の雰囲気を感じることができます。団体スタッフからは、たくさんの親子とのつながりに改めて気付く良い機会になったという感想もあり、支援者としてもパワーをもらった1日でした。

話は変わり、最近ご近所から「子どもの声がうるさい」「足音がうるさい」などの苦情が寄せられ、悩んでいるというママの声を聞きます。どうやら同様の近隣トラブルを抱えている方が多いようなのです。近隣からの苦情を気にするあまり、子どもが泣いたら口をふさぐ、音を立てると怒る、といったことが虐待につながってしまう危険もあります。
震災後、仮設住宅の壁が薄いために、ママたちは近隣に遠慮して、泣いたらすぐ母乳やミルクをあげて静かにさせる、という話も聞いていました。

家は安心できる場所であってほしいけれど、さまざまな事情でそうはいかない親子が逃げ場として広場で過ごしている様子もあります。ほっとして過ごしてほしい、そう思う一方で、復興による引っ越しでたくさんの方が新たな生活環境に移る今、子どもに優しいコミュニティづくりのために、ママたちの声を届けていく必要性も感じています。

特定非営利活動法人 ベビースマイル石巻

中学生と一緒に運動会観戦!

NPO法人 トイボックス

2016年5月のある土曜日、みなみそうまラーニングセンターに通う中学生たちと一緒に、市内で一斉に行われた小学校の運動会観戦に行ってきました。

平日は宿題を終わらせるのが優先で、なかなか時間をつくれない子供たち。一日一緒にいられる土曜日には、可能なかぎり日頃できない体験ができる企画をしています。

最初は「運動会なんて面倒くさい…」と行くのを渋っていた女の子も、センターに通っている子の出番になると大興奮。「行けー! がんばれー!」と大きな声で声援を送っていました。

中学生と一緒に運動会観戦!

出場した子どもたちの普段見られない表情や、頑張る姿に感動し、必死に応援する中学生とスタッフは、まるで一つの家族のようで、胸いっぱいになった一日でした。

私たちの活動は、多くの方のご支援に支えられております。本当にありがとうございます。これからも、子どもたちと同じ時を過ごし、共に笑い、成長を見守っていきたいです。

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2016年7月8日)