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東北の未来を担う若者を応援! 「TOMODACHIプログラム」第1期生、ソフトバンクでインターンシップに挑戦中

東日本大震災で傷付いた東北地方の“未来”を担う人材を育てたい――ソフトバンクが、米国大使館と米国の非営利公益法人 米日カウンシルと共に実施している東北支援プログラム「TOMODACHIソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」(以下「TOMODACHIプログラム」)は、こんな思いからスタートしました。このプログラムは、岩手・宮城・福島の高校生を無償でアメリカに短期留学に招待し、そこで学んだリーダーシップや地域創生の知識を地元のために役立てるというもの。
これまでに参加した高校生の数は800名を超えています。

そして震災から8年目を迎える今年、2012年に第一期生として「TOMODACHIプログラム」に参加した3人の大学生が、インターンシップとしてソフトバンクで働いています。そんな3人に、プログラムでの学び、そしてソフトバンクで働いてみて得た経験や感じたことを聞いてみました。

白岩春奈さん
福島県いわき市出身の大学3年生。教育学・社会学を学んでいる

佐々木勇士さん
岩手県宮古市出身の大学3年生。経済学を専攻し、将来は起業を検討

松本れいなさん
宮城県仙台市出身の大学3年生。マーケティングを勉強中

アメリカで経験した、これまでとは違う世界

皆さんは全員「TOMODACHIプログラム」第一期生で、同じチームで学んだ仲間なんですよね。アメリカではどんな経験をされたんですか?

白岩 中3の時に「TOMODACHIプログラム」のことを知り、地域貢献力とリーダーシップを身に付けられるプログラムということで、興味を持ちました。現地では、カリフォルニア大学のバークレー校で「地域を豊かにする経済学」について学ばせてもらって、そこで得た知識を地元に当てはめて、「今、いわきだったら何ができるだろう」と真剣に考えていましたね。

佐々木 僕が学んだのは、コミュニティーの重要性でした。人と人とのつながりって大事だな、と。あと生まれ育った地元を離れてみて、改めて「宮古ってこんな町なんだ」と知ることができました。自分の地元を客観的に見ることができた、初めての体験でしたね。

松本 私は中学時代に何となく閉塞感を感じていて、「何かやってみたい!」という気持ちで思い切ってアメリカに飛んでみました(笑)。
参加者はとても積極的な子ばかりで、イキイキしていましたね。何を学んだか、というよりも人間関係の幅が広がったことが一番の収穫でした! それまで自分がいたところとは、全然違う世界がアメリカにはあったんです。

佐々木 なんか分かる! 中学・高校の頃なんて、先生以外に大人と接する機会もないし。家族や先生以外で初めてまともにしゃべった大人が、ソフトバンク社員の皆さんでした。「TOMODACHIプログラム」担当の皆さんが、本気で東北のことを考えてくれているのが伝わってきたのを覚えています。

与えられたミッションは、“縦のつながり”をつくること

CSR部門で、今インターンシップに参加しているわけですが、具体的にはどんな仕事をしているんですか?

白岩 3人とも「TOMODACHIプログラム」関連の仕事に関わっています。

佐々木 「TOMODACHIプログラム」の卒業生は現在800名を超えるほどで、2021年までには、1,200名になる予定です。一方で、参加年度の違うメンバー同士の“縦のつながり”は思うようにつくれていない。

そこで僕たちが、インターン生として業務に携わることになったんです。
縦のつながりを深めることで、東北に、お互いの夢や目標をサポートし合えるコミュニティーを作ることを目的としています。将来「地元で何かしたい!」と思った時にすぐ頼れる仲間が1,200人いる。“縦のつながり”の先にある、そんな関係性を目指しています。

同じ東北に生まれて震災を経験し、共にアメリカで学んだ仲間として、もっと積極的に交流を深めていきたいですね。

白岩 年に何回か開催される「同窓会」があるけど、集まるのはだんだんと同じメンバーになってきちゃうよね。各期ごとに10~20名のコアメンバーがいて、その中でも定期的に顔を出してくれる人は決まってきています。

佐々木 今回、「同窓会」の刷新を図るため、アクティビティーを取り入れる提案をしています。例えばみんなで鍋料理を作って食べたり、スポーツ大会を開催したり。ただ集まって交流をするだけでなく、一緒に何かをすることで、コミュニケーションが生まれるかなと。

2017年夏のプログラムに参加した高校生たちのフォローアップイベントの際に交流会を実施

2017年夏のプログラムに参加した高校生たちのフォローアップイベントの際に交流会を実施

松本 先日仙台で行われた現役生のフォローアップイベントには私と佐々木くんの2人で参加してきました。インターンシップ期間はたった4カ月しかないけど、何か結果を出したいよね。

「TOMODACHIプログラム」以外の業務にも取り組んでいるのですか?

佐々木 僕は今話した「TOMODACHIプログラム」メンバーのリレーション強化を専門にやっています。

白石 私は「Pepper社会貢献プログラム」を担当していて、事務作業のサポートやイベント会場でのスタッフワークをしています。

全国18自治体の小中学生が集結し、日頃のプログラミング授業で培った技術を競い合った「Pepper社会貢献プログラム プログラミング成果発表会」

全国18自治体の小中学生が集結し、日頃のプログラミング授業で培った技術を競い合った「Pepper社会貢献プログラム プログラミング成果発表会」

松本 私の担当は、使わなくなった携帯電話を回収してリサイクルするケータイリサイクル業務です。今、世界ではレアメタルを巡って紛争が起きるなど、深刻な社会問題になっていて、ソフトバンクもCSR活動としてこの問題に取り組んでいるんです。全国のソフトバンクショップでお客さまから携帯電話を回収する運用の管理などをしています。

“与える”よりも“寄り添う”支援

「TOMODACHIプログラム」1期生として、復興支援の取り組みを活用する立場から、今度はCSR部門の一員として取り組みを行う立場になったというわけですね。それぞれを経験してみて、気付いたことはありますか?

佐々木 “支援”というと何か上から与えられるイメージですが、もともと「TOMODACHIプログラム」は支援という感じがしなかったですね。実際にプログラムに参加してみて、“与える”よりも“寄り添う”といったワードがぴったり来るかも。

松本 そうそう! とにかく、私たちに寄り添ってくれたという印象です。被災地の子どもたちを見守り、寄り添うことで生まれる何かを、会社を通じて社会に還元していく。そういう思いをすごく感じました。だから「TOMODACHIプログラム」は一方的な支援とは違って、お互いに影響をもたらし合う関係なんですよね。

白岩 CSRでインターンシップを経験して思うのは、「TOMODACHIプログラム」の一参加者として社員の皆さんにはない視点で改善点を見付けることができるということ。これまで「こうしたらいいのに」と思っていた部分を、自分の担当業務でもどんどん提案するようにしています。

「TOMODACHI」の経験が生きる瞬間

働く上で、「TOMODACHIプログラム」での経験が役に立っているな、と感じることはありますか?

佐々木 やはり、どんな人にでも声をかけられるようになったことですね。人と話さなくては仕事にならないので、高校生のうちから「TOMODACHIプログラム」を通じてさまざまな年代の方と話してきた経験は、とても役立っていると思います。

松本 私はアメリカに行くまでは、何事も「無理」とあきらめることが多かったんですが、「何事もやってみないと分からない」に意識が変わりました。担当しているケータイリサイクルも、最初は地味な仕事かなと思っていたんですが(笑)、自分のちょっとした工夫や改善が結果につながるし、やりがいがあるんです。やはり、やってみてなんぼですね。

白岩 私はアメリカでたくさん刺激をもらい、帰国後情熱が冷めやらぬまま、地元いわきで高校生が市内の名所を案内する“ガイドツアー”を企画したことがあるんです。震災で激減した観光客を取り戻し、地元を盛り上げたいなと。でも実は、その企画に反対する同級生もいたんです。「自分たちの地元は見世物じゃない」って。

佐々木 なるほど、いろいろな考え方があるんだね。震災後の地元に対する思いは、人それぞれだから。

白岩 私としては100%「地元のために」と思ってやったことだったけど、それを不快に思う人もいる。本当に人の捉え方って千差万別なんだなって。だから、仕事をする上でもなるべく小さな意見も見過ごさず、大事に拾っていきたい。良かれと思うことでも、“押し付け”の活動にならないよう気を配っています。

「TOMODACHI」の今、そして未来

1期生の“先輩”から見て、今まさに「TOMODACHIプログラム」で活動中の現役の高校生たちはいかがですか?

佐々木 高校生なのに、とても意識が高いです(笑)。「何かをやりたい!」という野心を持っている人たちが集まっているな、という感じがします。

松本 そうですね、震災直後とはまた違った目的を持って、アメリカを目指している気がします。「東北のため」「地元のため」という思いがあるのは変わらないけど、それ以上に自己実現の手段として「TOMODACHIプログラム」を上手く活用しているというか。

白岩 きっとそれが本来の「TOMODACHIプログラム」の目的なんだと思う。今すぐ東北のために使えるスキルを教えるのではなく、まずは高校生に広い世界を体験させて、考えさせて、ゆくゆくは未来に活躍できる人材の育成につなげていく。それが着実に根付いてきているんじゃないかな。

佐々木 今も「TOMODACHIプログラム」の延長線上で、こうして特別インターンシップとして、経験を積ませてもらっている。

この経験や、縦のつながりをさらに深めるためのアイデアを、来年のインターンシップに参加する後輩たちにきちんと伝え、受け継いでいきたいですね。

日ごろの学びや成果を発表

3人は、業務を通じて得た学びをレポートにまとめ、毎月報告会を行っているそう。2月に開かれた報告会では、ソフトバンクCSR統括部の社員たちから次々と飛び出す鋭い質問にも物怖じせず立派に答えていました!

ソフトバンクでは、来年度も、「TOMODACHIプログラム」卒業生を対象にしたインターンシップを実施予定。先輩たちが得た学びや経験を後輩たちに脈々と受け継いでいくことで、さらに新しいアイデアや取り組みの広がりが生まれ、より良い未来へとつながっていくと良いですね。

ソフトバンクグループは、これからも東北の子どもたちが夢に向かって挑戦し、復興を担う人材へと成長する姿を見守り、サポートしていきます。

TOMODACHIサマー2018 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム 参加者を募集中

ソフトバンクでは現在、今年の夏に実施される「TOMODACHIサマー2018 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」に参加する東北の高校生を募集中。今年で7年目を迎えるこのプログラムは、2021年まで継続して実施する予定です。

過去に参加した生徒の多くは現在、このプログラムで学んだことをそれぞれの地域社会のために役立てようと活動を行っています。

「東北のために何かしてみたい!」という高校生の皆さん、ぜひ応募してみてくださいね。

白岩 高校生の貴重な夏休み、ぜひ渡米にチャレンジしてください! アメリカの空は広いよ~

佐々木 英語ができなくても大丈夫! 熱いハートを持った先生方がアメリカで待ってますよ。

松本 ホストファミリーや、現地の先生との出会いはあなた自身を大きく成長させてくれますよ♪

TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラムの
詳細はこちら

(掲載日:2018年3月8日)
文:ソフトバンクニュース編集部