どんなに健康な人でも、年齢を重ねていくと疲れやすくなったり、身体機能が低下します。同じくスマホも長年使い続けると色々な症状が…
今回は、そんな「老化スマホ」によく見られる症状と対策について調べてみました。スマホのケアにも詳しいプロフェッショナル「スマホアドバイザー」からのアドバイスもありますよ。
スマホアドバイザーとは
今回は駒崎さん
ソフトバンクショップに在籍し、「初心者向けスマホ教室」「スマホやアプリ・サービスの操作方法の説明」「スマホ選びの手伝い」をする、スマホのプロフェッショナル。
※ スマホアドバイザーが在籍していないソフトバンクショップもあります。
スマホからのSOSって? 「老化スマホ」の原因と症状
原因
スマホの内部にはたくさんの電子精密機器が詰め込まれていて、人体と同様に精密な作りをしています。充放電を多く繰り返したり、長時間の動画視聴やアプリ利用など、高温の原因となる環境で使い続けたり、落下などの衝撃を与えたりすると、少しずつ老化していってしまいます。
症状
下記のような症状が出たら、「老化スマホ」になりかけている可能性があります。
- 電池の持ちが悪くなった
(フルに充電した後、数時間もしないうちにバッテリー残量がわずかになるなど) - 勝手に再起動される
- バッテリーが膨らんでいる
スマホケースが膨らんできたな…と感じたら危険信号かもしれません。さらに悪化するとこんな危険が。
- 突然電源が入らなくなる
- バッテリーの膨張で他の部品を圧迫し、本体に隙間ができる。また、防水性能が損なわれる
「バッテリーの消耗が早くなったときは、ご購入後にインストールされたアプリが消耗を速めている可能性もあるため、アンインストールで解決する場合もあります。また、バッテリーの膨らみは安全上の問題はありませんが、放置せずに早めに対策することが重要です」
「老化スマホ」の予防方法と対処方法
予防方法
劣化スピードを速めないために、こんなことに気を付けましょう。
- 極端な高温や多湿な場所は避けて使用・保管する
- 長時間充電しながらのアプリ利用や動画視聴などをひかえる
- 電池残量がゼロの状態で長期間放置しない
特に、高温状態での使用や、長時間充電しながらのアプリ利用・動画視聴はスマホへの負荷が高いので要注意です。
対処方法
自己流で解決しようとせず、できるだけ早めにお近くのショップ(ソフトバンクショップやワイモバイルショップなど)へお持ちください。バッテリー交換や必要な対応を取らせていただきます。
最近よく聞くのが、電池内蔵式スマホの電池を自分で交換しようと、ドライバーなどで裏カバーを無理やり開けようとして故障するなどの事故の話。危険なので、絶対に自分でやろうとしないでくださいね。
「バッテリー内蔵型のスマホは、自分で電池交換することを前提としていません。以前はバッテリーの取り外しができる端末が多かったのですが、防水性能や薄型化の観点から、内蔵型が増えてきたようです。
ご利用の機種やOSによっても対応方法は異なりますので、大切なスマホを長く安全に使うためにも、不具合を感じたらショップへお持ちください」
正しい使用方法を守って、安全で快適なスマホ生活を送りましょう♬
長年愛用したスマホを卒業して、新しいスマホを探すのはいかがでしょうか?
(掲載日:2018年10月11日)
文:ソフトバンクニュース編集部