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収益源の多様化によって、さらなる成長へ。 ーソフトバンク株式会社 2020年3月期 第2四半期 決算説明会レポート

ソフトバンク株式会社が2019年11月5日に、2020年3月期 第2四半期決算説明会を開催。代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮内謙は、2019年度上期の連結業績について「上期は全事業が非常に好調で収益が上がる素地ができ、バランス良く成長させることができた」と総括しました。

個人向けモバイル以外の収益源が多様化

業績ハイライトについて宮内は、2019年6月27日に連結子会社化したヤフー株式会社※の影響の遡及修正後対比で、2020年3月期 第2四半期の売上高が前年同期比6%増加の2兆3,731億円、営業利益が前年同期比7%増の5,520億円、純利益が前年同期比4%増の3,274億円と説明。この結果については、全事業で売上高が増収となり、本格的な収益源の多様化が好調な結果の要因であったと説明しました。

  • 10月1日より会社分割により持株会社体制に移行し、 商号をZホールディングス株式会社に変更しています

改定後の料金プランの料金満足度 高

次に触れたのは、コンシューマーおよび法人事業の各業績。

個人向け携帯事業については、いち早く端末分離プランや価格競争力のある大容量データプランを導入したことについて触れ、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEモバイルの各ブランドにおいて、それぞれのターゲットに合致したサービスを提供することによってマーケットポジショニングが確立した結果、顧客の高い満足度に結び付いたと述べました。

ヤフーとのシナジーも強化。さまざまなソリューションで法人事業の収益拡大を目指す

法人事業ではクラウドやAIなど、約10年かけて準備してきたさまざまなソリューションが今後は一気に収益化していくとし、独自の技術で開発したセンチメートル級測位サービスや、本格的な5Gの商用化を見据えた新たなソリューションについて示唆しました。

また、メディア事業の営業強化を目的に、ソフトバンク内にヤフーとの混合チームを新設するなど、法人向けのビジネスにおけるシナジー強化について説明。

本格的なキャッシュレス社会をけん引するPayPayの躍進などについても言及し、今後はヤフーと一緒にさまざまなビジネスを創出できるだろうと述べました。

新領域事業での増収増益、さらに成長と還元の両立を目指す

新事業領域についても触れた宮内は、DiDi、OYO、WeWorkなどのソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先との連携も好調で、「引き続き連携しながら、“Beyond Carrier”戦略で成長と還元の両立を目指す」と、今後の意気込みを語りました。

通信事業者として事前の備えで災害に対処

また、災害対策への備えについても言及し、特に台風19号の際は2日前から災害対策本部を設置するなど、早急な備えが早期復旧につながったと説明。今後もインフラを支える通信事業者として災害対策について強化していくとしました。

資料

(掲載日:2019年11月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部