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Pepperで子どもたちの防災意識を高める プログラミングツールを使った防災授業-地方創生の取り組み(福岡県飯塚市)

Pepperで子どもたちの防災意識を高める プログラミングツールを使った防災授業-地方創生の取り組み(福岡県飯塚市)

福岡県飯塚市はソフトバンク、ソフトバンクロボティクスと合同で防災や減災に関する教育プログラムで連携を行っており、豪雨など自然災害からの被害を最小限におさえるための必要な知識習得を目的に、飯塚市内の小中学校に人型ロボット「Pepper」を教師補助役とした防災授業を実施しています。

これは福岡管区気象台による監修の下で、教員がPepper向けの教育用プログラミングツール「Robo Blocks(ロボブロックス)」で授業プログラムを簡単に制作できる「Robo Blocks スクールテンプレート」を活用されているものです。

防災授業とは?

防災授業とは?

Pepperが授業の進行役を担当。Pepperとのやり取りを通じ、防災知識や状況に応じた的確な行動を事例を用いて紹介しており、児童・生徒自らが状況に応じた行動が取れることをゴールとしています。

Pepperが進行する授業プログラムの流れ(約40分)

①アイスブレーク

  • 災害って何だろう

②議論・発表

  • 災害が発生したらどんなことが起こるか
  • 災害が起きた時どんな行動をしたらいいか

③まとめ

  • 普段からできることは何か(まとめ)
「Robo Blocks スクールテンプレート」について

世界的に有名なビジュアルプログラミング言語 「Scratch(スクラッチ)」をベースに開発した、Pepper向けの教育用プログラミングツール「Robo Blocks」を使い、教員が授業プログラムを簡単に制作できるソフトウエアパッケージ。

Robo Blocks スクールテンプレート
  • ソフトバンクグループの「Pepper 社会貢献プログラム」に参加する自治体・非営利団体・教育機関へ提供しています。

飯塚市の課題と導入効果

飯塚市の課題と導入効果

今までの課題

飯塚市では過去何度も水害などの自然災害に見舞われており、市民の防災意識の向上が必要だった

「Robo Blocks スクールテンプレート」を使った
防災授業を導入

導入した効果

  • Pepperを授業で活用することで、児童や生徒が高い興味を持って学ぶことができた
  • 自ら状況に応じた的確な行動が取れる防災知識を啓発できた

飯塚市とソフトバンクの取り組み

飯塚市とソフトバンクの取り組み

飯塚市では2016年から教育事業のICT活用が進んでおり、現在もPepperを活用したプログラミング授業の実施などさまざまな取り組みを行っています。

2016年

生徒たちがPepperの動作プログラムを作る授業を行ったのが始まり

2017年4月

飯塚市の市内小中学校の約半数に当たる14校に計95台のPepperが導入

2019年1月

飯塚市とソフトバンク、教育事業連携に関する協定を締結

2019年3月

飯塚市とソフトバンク、ソフトバンクロボティクスが小中学校向けの防災教育で連携

2019年10月

飯塚市が「飯塚市プログラミング教育モデルカリキュラム」を公開

2020年1月

Pepperとmicro:bitの連携を活用した Society 5.0モデル体験の公開授業を実施

  • Society 5.0:内閣府が提唱するIoT、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータを活用した未来社会のコンセプト

(掲載日:2020年2月28日)
文・撮影:ソフトバンクニュース編集部

ぱわふる

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自治体などが推進する地方創生の取り組みをソフトバンクは最新技術やICT、ロボット、AI、通信などのサービスやソリューションを提供し、積極的に支援しています。