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もう一度夢を描くことのできる場所と学習支援を(一般社団法人子どものエンパワメントいわて)

東日本大震災をきっかけに、子どもの学習支援に取り組んでいる「E-Patch」。
岩手の各地域は、震災後さまざまな課題を抱え、新たに教育格差が広がる中、寄り添う大人がいる場所で子どもたちが安心した時間を過ごせることが、被災地だけでなく、普段の暮らしの中での支援につながっています。「チャリティホワイト」の寄付金を活用した取り組みを紹介します。

「E-Patch 一般社団法人 子どものエンパワメントいわて」について

2011年の大震災の被災地から始まった「子どものエンパワメントいわて」。大震災によって将来の夢をみることが難しくなった子どもたちが、もう一度、夢を描くことができる“子どもの居場所づくりと無料の学習支援”を目指しスタート。沿岸地区の学習会「学びの時間とき」を5町村で、さらに盛岡周辺の5町村で、学習会を展開し、学習支援を行ってきました。

寄付先団体からの活動報告

2012年度から釜石市内の釜石東中学校、唐丹中学校、鵜住居応援センター内公民館にて、継続した学習支援活動を実施しています。

令和元年度は、1月末までに274回の学習会を開催し、2,170人が参加しています。また、専用拠点である「小佐野ハウス」を8月に開設することができ、不登校他の生きづらさへのきめ細かな対応、学童クラブとの連携事業の実施にむけ関係機関と連携し取り組んでいます。

釜石市では、被災当時4~6歳だった子どもたちが中学生となり、震災の学習環境不足の影響を課題とする関係者などから、私たちの活動への期待も高まっています。自学自習の場づくりにより、「主体性と集中によりそう」「わからないことを見つけ・問いかけ・わかるようになることによりそう」ことにより、学習支援のあり方を模索し、子どもたちの学ぶ力・夢を描き直す力を見守っています。

また、本年度は、心のケアと一体的に進める復興防災教育にも着手し、12月に鵜住居地域の住民や関係者とミニワークショップを開催しました。3月に第2回を開催、次年度につなげていきます。ここでは、子どもたちの生き抜く力・地域と共に生きる力を見つめていきます。

東北の子どもたちを一緒に応援しませんか?

東日本大震災の被災地では、インフラ整備が進む一方、心身のケアや新たなコミュニティー・生きがいづくりなどの 「心の復興」が求められています。ソフトバンクでは、東北の子どもたちへの支援として、日々利用するスマホの利用料金の他にお客さまから毎月10円のご寄付をいただき、それと同額をソフトバンクが拠出することで1カ月当たり20円を寄付する「チャリティホワイト」を提供しています。
いつも使っているスマホで、皆さんも一緒に子どもたちを応援しませんか?

チャリティホワイトで応援しよう!

(掲載日:2020年3月9日)
文・撮影:一般社団法人 子どものエンパワメントいわて/ソフトバンクニュース編集部